メガバンクとは、各国を代表するような大規模な銀行のことです。
国際的に業務を行う銀行が多い
メガバンクは、国内で高いシェアを誇るのみならず、国際的な業務にも積極的に取り組んでいることが多くあります。国内で確保している顧客基盤をベースにして安定した収益を確保した上で、利益拡大のために海外事業にも取り組んでいます。
したがって、メガバンクの大半は、国際的に業務を行う銀行に課せられる、「自己資本比率8%以上」のルールに従う必要があります。
日本では、「3メガ」が有名
日本では、「3メガ」として3つの都市銀行がメガバンクとして認識されています。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行が3メガに当たります。3メガはいずれも多数の都道府県に支店を持っているほか、提携ATM数も豊富です。
そのため、幅広い地域や年齢層の人々に利用されています。また、海外にも支店を設けるなどしています。
アメリカなどで公的資金注入も
メガバンクは、規模が大きすぎ、破たんすると経済に大きな悪影響が及びます。具体的には、メガバンクと取引している企業などが、資金の借り換えができなくなって破たんするなどの影響が考えられます。
そのため、経営が悪化した場合にも、「大きすぎてつぶせない」という状態になることがあります。実際、アメリカではリーマン・ショック後にこの問題が発生し、金融機関に対して公的資金が注入されました。日本でもバブル崩壊後に大手金融機関が破たんした例があり、メガバンクとはいえ、経営は常に安定しているとは限らないことがわかります。