FX取引では多くの通貨ペアを取引することができます。その中でも最も有名であり、世界中の投資家が売買しているのが米ドルです。
米ドルの特徴ですが、米国というのは言わずと知れた世界のリーダー的存在国であり、言語である英語も世界言語として知られています。その米国で流通されている通貨が米ドルと呼ばれるもので、世界で最も流通している通貨でもあります。
非常に通貨の経済規模が大きく、その為、突然の価格変動などが起こりにくい通貨として人気があります。分足、時間足で見た場合でも殆ど動きが無い事も多く、比較的初心者向きの通貨といえます。
ただし、米ドルとのペアで取引を行う場合、突発的なニュースなど、大きな流れの中で変動が起こる事が多いので、それを理解した上で取引をする事が重要です。
FRB(連邦準備制度理事会)は低金利政策を実行中
現時点で、米国は現在超低金利政策を行っている為、殆どゼロ金利に近いというのが現実です。
ですから、FXの魅力の一つであるスワップポイントによる利益は見込めません。
世界で最も流通している通貨なので、その信用性は非常に高いと言える米ドルですが、国内や国外で政治的混乱が生じたり、経済が乱れるような出来事があるとその影響を受け易い側面もあります。
また、一度ドル安に進んでしまうと、そのスピードが速くなる傾向にもあります。
情報収集が容易
米ドルの取引を行うトレーダーは多いというのが現実で、以前は有事の際には米ドルを買っておけば何とかなる、という風潮がありました。
しかし、今では紛争や戦争などの影響もありドル離れが進んでいるとも言われています。それでもやはり、米ドルは未だに人気の高い通貨ペアであり、その影響力も大きいです。
米ドルで取引をするメリットは、情報収集がし易いという点があります。
毎日ニュースなどでも情報が常に提供されているので、価格帯について、無意識のうちに「安い、高い」を判断できます。
例えば、FXをやらない人に「現在の米ドル円のレート知っている?」という質問をすれば、ほとんどの人が、それほど大きな誤差なく、答えられると思います。
例えば、FXをやらない人に「現在の米ドル円のレート知っている?」という質問をすれば、ほとんどの人が、それほど大きな誤差なく、答えられると思います。
しかし、ポンド円や豪ドル円など、一般の人まで情報が行きとどかない通貨ペアだと、大体の価格も答えられないと思われます。
それだけ、アメリカ関係の情報が多く発信されているということです。
総合的に考えると、米ドルはFXの初心者や、なるべく損失のリスクを少なくし、低い通貨で取引したいトレーダーなどに向いている通貨です。
勿論熟練のトレーダーにも人気のある米ドルは、FXにおいて代表格の通貨とも言えます。