レンジで動いていたFX相場が一定の方向性を持って動き出すことをトレンドの発生と言いますが、このトレンドの発生初動に乗ることは非常に勇気のいるFXトレードです。
なぜなら、まだレンジの範囲内であり、単純にオーバーシュートしてしまっただけという可能性を含んでいるためです。そこで、今回はトレンドの初動に乗るのが怖い人のために私が普段利用しているFX手法をご紹介します。
FX手法概要
手法名 | 2本の移動平均線とRSIを使った損小利大FX手法 | ||
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開発者 | デイトレーダー さん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | デイトレード | ||
時間足 | 30分足、1時間足、4時間足 | ||
通貨ペア | 米ドル円、ユーロ円、豪ドル円 | ||
分析手法 | RSI、移動平均線 | ||
その他選択項目 | 低レバレッジ、順張り | ||
取引市場 | 欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 180分 |
FX業者 | 月間取引頻度 | 20回 | |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 成行、逆指値 |
勝率 | 40% | 損益レシオ | R-3 |
平均利益 | +60pips | 平均損失 | -20pips |
取引スタイル詳細
トレードの時間帯はいつでも構いませんが、トレンドが出やすいのはFX市場が良く動く時間帯ですので、アメリカ市場のオープンしている間が適していると思います。
通貨ペアはドル円とユーロ円、豪ドル円の3つを見ていますが、その他の通貨ペアでも問題ありません。時間軸は30分足、1時間足、4時間足です。
利用しているテクニカル指標は「RSI」と「移動平均線」の2つです。以下では買いのエントリータイミングについてみていきます。
- ・移動平均線の短期線(10)が中期線(20)を上に突破していることを確認
- ・RSIが上昇し一時的に70%を超える
- ・RSIが50%~55%まで押し戻された際にエントリー(移動平均線にサポートされると尚よし。)
- ※ユーロ円1時間足
上記の3過程がエントリーまでのタイミングとなります。売りで入る場合にはこの逆を考えてください。
分かる方にはすぐ分かったかと思いますが、これは「押し目買い・戻り売り」のFX手法です。
押し目買い・戻り売りはトレンドが発生した際にそのトレンドに乗ることが出来るだけでなく、初動のダマシに引っかかる心配のないトレードスタイルですので、タイトルの通り初動に乗るのが苦手な方に最適なFX手法です。
また、このFX手法は利益を大きく取るタイプのものですので、利確については明確な基準を定めずトレール注文を出しておくとベストです。
損切りと勝率
損切りについては、RSIが明確に50%を逆方向に割り込んでしまったり、移動平均の短期線が中期線を下回ってしまった場合などを基準としますが、FX相場の勢いが早い場合には、より早い段階で損切りを行ってしまうこともアリです。感覚的に、あっこれはダメだなと思う時ってありますよね。
このFX手法の勝率は概ね40%~50%と五分五分以下ですが、一度に取れるpipは30~150程度と大きいため、適切に損切りが出来ていれば、損失の方が大きくなるというケースはあまりありません。
FX相場の読みが良い人はわざわざ押し目や戻りを狙う必要もなく、初動から乗ればより高い利益を狙えますが、私のように初動に順張りで乗ることが苦手な人間にはとても良いFX手法となっています。