FX取引において年間20万円以上の利益を上げた場合は「確定申告」が必要です。
ここではFXの利益に対する節税方法、認められる経費などについてお話をしていきたいと思います。
具体的なFXの節税方法と必要経費
FX取引で得た利益を「節税する方法」というのは事実存在します。もちろん、違法な方法ではなく合法な節税方法です。その一つが”必要経費”というものですが、これは恐らく誰でも思い当たる事ではないでしょうか。
FXの必要経費がどういうものかというと「利益を上げる為に必要となったお金」と言えば分かり易いでしょうか。
例えば、FX取引で利益を出す為にFXのセミナーなどに通い、そこで10万円のお金が必要となった。
このケースではこの10万円が必要経費となります。東京に住んでいて大阪でセミナーがあった場合などは交通費も結構な負担になりますが、この分ももちろん必要経費に計上できます。
最終的に、FX取引で得た利益から、必要経費を引いた分に税金が課せられる事になります。100万円の利益を上げ、その利益を上げるのに10万円の経費が掛かった、となれば、100万円から10万円を引いた残り90万円に税金が掛かってきますので、この部分が節税になるのです。
この必要経費は他にも色々なものが考えられます。例えば、FX関連の書籍や取引に使用する為のパソコン、キーボード、マウスの購入費なども経費となります。
またインターネット回線の費用なども含まれますが、この場合「どれだけFX取引にネット回線が必要となるか」という割合分が経費となるのです。たとえば、FXの自動売買取引を利用していて24時間稼働しているのであれば、土日以外は全額経費にすることが可能になるでしょう。
家賃などに関しても同じ考え方です。FX取引をする為だけ(専用のトレードルーム)に部屋を借りているのであれば、全額経費が認められる事になります。
また、借りている部屋の一室をFX取引に使用しているとなれば、これも使用している分の面積を計算して、その面積分が認められて節税になります。他にも様々な経費が考えられますので、これらを、出来るだけ細かく申告するという事が節税ではとても重要となります。
FXで儲かっている人は税理士に節税方法を相談!
毎月、百万円単位で利益が出ているのであれば、税理士に節税方法を相談するというのも非常に良い手です。税理士は税に関する専門家なので、その意見は貴重です。また、税理士を雇うという事自体が必要経費となるので、節税となります。
税金に関連する事を全て任せても、年間20万円程度で税理士を雇えますので「自分のFXの利益」と相談してメリットがあれば、法人化も含めて税理士の依頼を検討した方が良いでしょう。
FXでの節税が面倒くさいからと税金を払わずにいると、いつか必ず税務署にバレてとんでもない金額の追徴課税を納める羽目になります。
現在ではFXの脱税は「バレる」と言われていますので、脱税などはせず地道な節税を続けたほうが結局は得になります。