脱税という言葉を聞いた事が無い人は恐らくいないのではないでしょうか。
一時期プロ野球選手の脱税問題などもテレビのニュースで騒がれました。プロのスポーツ選手や芸能人といった収入の大きな人は当然納める税金も大きくなります。
それを勿体ないからと支払わずにいると、脱税、申告漏れという事になり、元々納める予定だった金額より更に大きな金額を納める羽目になってしまうのです。
テレビのニュースなどで取沙汰されるのが、こうしたプロスポーツ選手や芸能人で、その額も大きいゆえに注目を集めがちですが、こうした申告漏れなどによる追徴課税の支払いというのは、私達一般の人間でも充分起こり得る事なのです。
ここでは個人でFX取引をしていて、確定申告をしなかった場合、一体どういう事になってしまうのかという事についてお話をしていきたいと思います。
怖すぎる延滞税と重加算税!
一般的にFX取引で得た利益を脱税した場合、その金額に関わらず執行猶予がつく事が多いです。
執行猶予がつくという事は、刑務所に入るという必要が無い為、軽い考えで脱税を行っているトレーダーも事実存在しているようです。
しかし、執行猶予がついて刑務所行きを免れたとしても、もっと恐ろしい事が待っています。それが修正申告です。修正申告の場合、元々納める必要のあった金額と既に納めた金額との間に隠蔽している事実があると35%から40%という重加算税が掛かってきます。
それに加えて、申告期限からの延滞税を払わなければいけないのです。この延滞税は年利14.6%という消費者金融なみの高利です。これは非常に怖い事ですよね。
執行猶予中はスピード違反でも刑務所行き?
また、執行猶予がついたからと言って安心はできません。
執行猶予期間中というのは、どんな軽微な犯罪を犯してしまっても執行猶予が取り消されてしまいます。日常生活の中で、原付きバイクによるスピード違反や、酔っ払って暴れて誰かに危害を加えてしまった、となれば即執行猶予は取り消し、即刑務所行きとなってしまいます。
FXによる脱税には税務署が常に目を光らせていると言われています。そのような状況の中で、脱税などを行ったとしても、いつかは必ず明るみに出る事になるでしょう。
いざそうなった場合に後悔しても遅いので、得た利益はきちんと税金として納めるようにしましょう。脱税ではなく、合法的に小さな節税を積み重ねる事も充分可能なので、脱税の手法を考えたりするよりは節税の方法などを学んだほうが良いです。