FX取引で「テクニカル分析」や「ファンダメンタルズ分析」等を組み合わせて分析を行ったとしても、相場の転換ポイントが来ると、それまでの分析方法やFX手法が通じない瞬間というものが来ます。
経験が浅い頃は、その転換に気が付くまでに時間がかかり過ぎて損失を膨らませる事がありました。
長いFX投資歴のなかで、チャートを見てきて、体感によって感じる部分というものはあり、退場せずに継続的に相場の世界に身を置く事は何よりも勝利に繋げるものと感じます。
レンジの転換期は後でチャートを見れば、結果的には明確に解りますが、FX相場に資金投入している間は目の前の事しか見えなくなりがちで、出来る事はリスク管理を徹底する事でしかありません。どんな達人でも全て勝つというのは不可能なものです。
ポジポジ病では勝てないのがFX
負けている方で多いのはどこででもポジションを取ろうとしている方。これは、どこかで高値掴みと底掴みをする事に繋がります。
この時の思考は必ず「何で自分が入ったら天井で掴んだり、底で掴むんだろう」「まるで自分の取引が誰かに操られいるようだ。」という事になり、完全に負けパターンです。
ポジションを取り続けると、必ずどこかで天井や底を掴む事になるのは当然であり、「自分だけが運が悪い」と勘違いしてしまう事は多くの方が経験していることでしょう。
ですから、ポジションを漠然と取るのは辞めてみて、今何故このポジションを取って、いくらまで稼げる期待をしたかという事を明確にする。つまり「根拠が明確な」ポジション取りをしてみましょう。
FX手法概要
手法名 | 「株価」と「為替」の連動性を狙ったFX手法 | ||
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開発者 | TADA さん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | デイトレード、スイングトレード | ||
時間足 | 5分足、15分足、30分足、1時間足 | ||
通貨ペア | 米ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、ユーロ米ドル、ポンド米ドル、豪ドル米ドル | ||
分析手法 | ローソク足、ファンダメンタルズ | ||
その他選択項目 | 指標トレード、順張り | ||
取引市場 | 東京市場、欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 300分 |
FX業者 | 月間取引頻度 | 30回 | |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 成行、指値、逆指値 |
勝率 | 70% | 損益レシオ | R-1 |
平均利益 | +40pips | 平均損失 | -30pips |
株式とFXは連動している
実際に私が行っているFX手法を1つ紹介します。それは、「アメリカのダウ平均株価」と「日本の日経平均株価」を利用した取引スタイルです。
まず、アメリカの株価と日本の株価は連動しています。そして、株価と為替も連動しているのです。この事実から、株式の動きを確認してから、FXのエントリーや決済の判断材料として利用する事が可能なのです。
ダウ平均株価が、下落すると翌日の東京市場、クロス円は下落する可能性が高くなります。もちろん、ダウ平均の一日の流れを読む事が最も大切ですが、単純に〇〇〇ドル以上下げたから、翌日の東京は「売り戦略」とシステマチックに決めてもいいわけです。
また、同様に日経平均株価の動向から、欧州市場・NY市場の為替戦略も練ることが出来ます。
大切なのは、現在の相場状況が「株価先行型か?」「為替先行型か?」を見極める事 です。もしも「株価先行型」だった場合、やがて為替は同じ方向に動きます。それを狙ってポジションを獲れば、勝率は上がります。
このように、株式市場と為替の動きは連動しているので、株式取引をしないにしても、ダウ平均株価と日経平均株価の動向は常にチェックすべきです。
株価の動きと、FXで得意な通貨ペアの連動性や法則を自分なりに見つけて、ポジションを取るFX手法を是非試して見てください。