経済指標発表時は、通常の値動きとは違った驚くほどの運動量を見ることができる。
「このFX相場の運動量に乗る事ができれば・・。」と誰もが思うことだろう。
しかし経済指標発表時の動きは必ずしも事前予想通りに動くわけではない。下手をすると、大きな損失を抱えることになるので油断は禁物だ。
この経済指標を攻略するスキャルピングFX手法を紹介する。
FX手法概要
手法名 | 指標発表前にエントリー「15分で決済」のスキャルFX手法 | ||
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開発者 | zukki さん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | スキャルピング | ||
時間足 | 15分足 | ||
通貨ペア | 米ドル円、ユーロ円、豪ドル円、ユーロ米ドル、豪ドル米ドル | ||
分析手法 | ファンダメンタルズ | ||
その他選択項目 | 指標トレード、逆張り、順張り | ||
取引市場 | 東京市場、欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 15分 |
FX業者 | 月間取引頻度 | 3回-30回 | |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 成行、逆指値 |
勝率 | 70% | 損益レシオ | R-1 |
平均利益 | +10pips | 平均損失 | -10pips |
経済指標を狙ったスキャルピング
毎日、FX相場では必ず何らかの経済指標が発表されている。米雇用統計のように世界中のFX投資家が集まる指標もあれば、マイナーな国の指標ののように、まったく参加者が集まらないものもある。
それらの経済指標のなかで、狙うのはその時間帯で発表される「指標が単独のもの」だ。例えば、アメリカの指標でいえば「ADP全国雇用者数」や「シカゴ購買部協会景気指数」がこれにあたる。
「雇用統計・非農業部門雇用者数」は「失業率」と同時に発表されるのでトレードは行わない。
エントリーの方法は簡単だ。
1.指標発表前に市場の予想値を確認する。
2.そして、その予想値通りに進むと考えて 同じ方向にポジションを取っておく。とくに「前回の数値と予測値が離れている場合」はチャンスだ。
これは、発表前の3分~5分前に行う。そして、指標が発表されたら利確は15分足のローソク足1本分保有 する。
つまり、21:30に発表されたら21:45に利益確定。損切りは、-10pipsに固定する。
急上昇・急下落への対処を行う
経済指標発表時の動きは、やはり予測不能な点が多い。このFX手法では、経済指標を一つに絞り、さらに、15分足のロウソク一本分の値動きのみを狙っている。これは、どういったことかと言うと、急上昇・急下落への対処だ。
例えば、FX相場の底付近から、経済指標が発表された場合、トレンドが続かずに、一気に逆のトレンドが出る場面がある。それは「移動平均線での反発」が原因である場合が多いが、大きな動きに乗った分の利益は15Pips~30Pips以上に及ぶことがある。
ポジションを放置すれば、さらに利益を増やせる可能性もあるが、それは移動平均線など「節目での攻防次第」といったことが多い。
そのため、一旦動きに乗ったら、早めにポジションをクローズする ことを意識する必要がある。おすすめの通貨は、豪ドル円と豪ドル米ドル。豪ドルは指標発表による動きが特徴的で、発表後、同じ方向に動きやすい。
経済指標のなかでも、動きやすいものあれば、全く動かないものもあるので、それはデータを積み重ねる必要がある。検証次第では、もっと利益を伸ばせるルールができあがるかもしれないので、ぜひ試してほしい。