相場の傾向として、窓(ギャップ)を開けた後、価格が窓を埋めるように戻ってくる現象があります。これは、24時間オープンしていない株式市場でよくみられる現象です。
そのため、その瞬間を狙った手法は、「窓埋め手法」と呼ばれ、広く知られています。
窓(ギャップ)はFXだと、月曜日のマーケットオープン後に発生します。
今回ご紹介するFX手法は、「窓開け」を狙った手法 です。「窓開け」は1週間に1回しかありませんので、取引回数は少ないです。
しかし、信頼できるサインで「勝率は70%以上」を確保できていますので、毎週月曜日に意識していただけたらと思います。
ボリンジャーバンドを組み合わせた「逆張りFX手法」なので、単純に窓開け売買するよりも確率は高くなります。
窓埋めFX手法概要
手法名 | ボリンジャーバンドを使い騙しを回避!窓埋めFX手法 | ||
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開発者 | fxbaka さん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | スキャルピング、デイトレード | ||
時間足 | 15分足 | ||
通貨ペア | 米ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、ユーロ米ドル | ||
分析手法 | ボリンジャーバンド | ||
その他選択項目 | 窓、逆張り | ||
取引市場 | オセアニア市場、東京市場 | ポジション保有時間 | 1時間 |
FX業者 | SBIFXトレード | 月間取引頻度 | 3回 |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 指値、逆指値 |
勝率 | 70% | 損益レシオ | R-1.5 |
平均利益 | +15pips | 平均損失 | -10pips |
エントリー方法を解説
まず、15分足にボリンジャーバンドを表示させます。ボリンジャーバンドでは±2σを使います。
新規ポジションをとるタイミングです。(売りエントリーの場合)
- 1.月曜日の、窓(ギャップ)を確認
- 2.ボリンジャーバンドの2σを一旦ブレイクして、2σ以内にロウソク足が戻る動きを確認。
- 3.売りエントリー
ここで、重要なのは2のロウソク足の形です。売りの場合は陰線。買いの場合は陽線でエントリーを決定することになりますが、売りの場合は、長い下ヒゲ、買いの場合長い上ヒゲが出ていた場合はエントリーを見送ります。
※エントリーイメージ
利食いと損切りルール
利食いと損切りのルールはシンプルです。
まず、利食いは窓埋めが終わったらです。ポジションを持ったら、指値注文をしておく方がいいです。
損切りのルールは、基本的に、-10pipsで固定しています。これも、新規ポジション保有後、すぐに逆指値注文をします。
ボラティリティが大きい窓開け時は、利益も大きくなりますので、ストップ値を若干広げるなどの対策が必要になります。その時は、ロウソク足の形をみてストップの位置を調整しています。
※利食いと損切りのイメージ
窓埋めの弱点を補うFXトレードスタイル
窓埋めを狙ったFXトレードの弱点は「どのタイミングで窓が埋まるのか?」です。
このFX手法では、ボリンジャーバンドのバンドウォークを確認しながらも、逆の値動きが出る事で反発・反落の強さをみることができます。
FX相場には「窓開け」が頻繁に起こる周期 がありますので、その周期に注意して相場を見る事が大切です。サインが出ない時は、とことん出ません。
通貨は、スプレッドが狭ければどれでも対応可能です。月曜日の朝は、複数通貨を表示して「窓開けを確認」忙しくFXトレードしています。