一目均衡表の補助線のひとつに「遅行スパン」がある。これは、現在動いているローソク足の終値の26本前のロウソク足に記入した線である。
一目均衡表のトレードは「三役好転」が有名だが、今回は、「遅行スパン」と「ボリンジャーバンド」を使ったFX手法をご紹介する。
まず、チャートはMT4を使い、基準線、転換線、雲は表示せずに「遅行スパン」と「ボリンジャーバンド」だけをチャート上に表示させる。
そして、取引する通貨は、「GBP/USD、EUR/USD」時間足は、「15分足」と「1時間足」のトレードで使用している。
遅行スパンFX手法の概要
手法名 | 遅行スパンを使った騙し回避のFX手法 | ||
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開発者 | zara2000 さん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | デイトレード、スイングトレード | ||
時間足 | 15分足、1時間足 | ||
通貨ペア | ユーロ米ドル、ポンド米ドル | ||
分析手法 | ボリンジャーバンド、一目均衡表 | ||
その他選択項目 | 低レバレッジ、順張り | ||
取引市場 | 東京市場、欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 5時間 |
FX業者 | 月間取引頻度 | 20回 | |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 成行、逆指値 |
勝率 | 60% | 損益レシオ | R-2 |
平均利益 | +20pips | 平均損失 | -10pips |
遅行スパンを使って騙しを回避
エントリールールだが、
- 1.遅行スパンが26日前の価格よりも上(下)であることを確かめる。
- 2.ボリンジャーバンドのミドルライン付近に、現在の価格がある事を確かめる。
- 3.買いだったら「陽線」 売りだったら「陰線」が発生したところでエントリー。
騙し回避ルールとして以下を設ける。
- 1.遅行スパンが、26日前の価格と重なっている時は、ノーエントリー。
- 2.ミドルバンド付近で、上昇中だったら「大陰線」 下落中だったら「大陽線」が発生したらノーエントリー。
- 3.エントリーの「陽線」「陰線」は、形がしっかりとしたローソク足を選択。
※ユーロドル エントリーイメージ(遅行スパンの位置をしっかり確認する)
決済もシンプルに
エントリーが、かなりシンプルなルールであるが、決済もシンプルに行う。
まず、ロスカットは、ボリンジャーバンドのミドルをブレイクしたら。これは 成行で決済している。ブレイクは引け値が基本だが、確定までは待つ必要はない。感覚的にヤバいと思ったらすぐに損切りするようにしている。
また、FXの想定外の値動きも対応するために、-30pipsに逆指値注文 もしている。私は、FXチャートから離れることはないので、この逆指値注文には保険的な意味合いがある。
続いて、利益の確定だが・・まずトレンドの継続を考える。しかし、その思惑が早期に叶わなかったら、早めに決済をしてしまう。
例えば、上昇中に直近高値で、陰線が出た。この時点で利益を確定する。エントリーをしてから、連続で陽線が続きブレイクする場合もあるので、その時は「15分足では50pips」「1時間足では100pips」の決済を目途に保有する。
大切なのは、ロスカットも利益の確定も 躊躇しないことだと思っている。
※ユーロドル 決済イメージ
まとめ
このFX手法は、遅行スパンでの「買い目線」「売り目線」を確かめるところから始まる。
さらにボリンジャーバンドのミドルライン付近での動きに注目している。ボリンジャーバンド20付近での反発は、よくある現象であり、今回のFX手法はその傾向を利用している。
割と大きめのトレンドを狙ったFX手法なので、一度に多くの利益が取れる可能性の高いFX手法だと言える。是非、検証していただきたい。
めちゃシンプルですが
かなりの高勝率が見込めますね。
雲をフィルタにして検証したら、さらに勝率が上がってます。
素晴らしい手法をありがとうございました!
よさそうな手法だけど
ボリバンである意味がよくわからない。移動平均線でよくない?