ダイバージェンスの現象はトレンドの転換期に良く見られます。いわゆる逆行現象と呼ばれるものです。しかし、トレンドの終わりが、必ずしも逆のトレンド発生とはならず、レンジ場になってしまう場合があります。
今回ご紹介するFX手法は、逆のトレンドが発生しやすいポイントを狙った、逆張りダイバージェンスFX手法 です。
まず、用意するチャートは1時間足と15分足です。通貨ペアは逆張りなのでGBP/USDが一番おすすめですが、基本的にどの通貨にも対応しています。
使うインジケーターはボリンジャーバンドσ3とボリンジャーバンドσ4のパラメーターは20です。
さらにRSIを用意してください。RSIのパラメーターは14です。
ダイバージェンスFX手法の概要
手法名 | ダイバージェンスを効果的に使うFX手法 | ||
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開発者 | 新 さん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | スイングトレード、長期保有 | ||
時間足 | 15分足、1時間足 | ||
通貨ペア | 米ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、ユーロ米ドル、ポンド米ドル、豪ドル米ドル | ||
分析手法 | RSI、ボリンジャーバンド | ||
その他選択項目 | 逆張り | ||
取引市場 | 東京市場、欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 3時間 |
FX業者 | DMM.com証券 | 月間取引頻度 | 10回 |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 成行、逆指値 |
勝率 | 70% | 損益レシオ | R-1.5 |
平均利益 | +25pips | 平均損失 | -15pips |
エントリーポイントについて
続いて、エントリーについて解説していきます。
- 1.1時間足、価格がボリンジャーバンドσ3とσ4での反発を確認
- 2.15分足で、RSI上は70%(売り)下は30%まで到達(買い)
- 3.RSIのダイバージェンスを確認してエントリー
という流れになります。
最初に、1時間足での反発・反落を確認し、そしてRSIのダイバージェンスでその転換期を狙うということです。
このFX手法のダマシ回避ルールとしては、【価格がσ4を突き抜けてしまった場合は手を出してはいけない】です。
このような極端すぎる局面は、トレンドが継続する可能性が高いからです。
3のダイバージェンスの基準は、売りポジションを例に説明すると、ローソク足が高値を更新する、もしくは高値を試している状態、つまり、現在のFX相場の高値圏に位置している時に、RSIが直近の山をブレイク出来なかった タイミング となります。
エントリイメージ
1.1時間足ボリンジャーバンドで反落を確認する
2.15分足のRSIダイバージェンスを確認してエントリー
損切りと利益確定ポイント
次に損切りと決済に関して説明します。
- ・損切りは、高値・安値更新のポイント、もしくは-20pips
- ・利食いは、30pips~40pips
高値や安値圏での反発を待ってからのエントリーになりますので、その思惑が崩れる場面は、やはり直近のレジスタンス・サポート割れ です。
ですから、ストップは直近の安値・高値ブレイクにおきます。ただし、あまりストップが大きくなってしまってはリスクの高いエントリーになりますので、レジサポまでの距離がある時は-20pipsにします。
利食いは、30pips~40pips です。1時間足では、逆張りのFX手法になりますので、ダラダラと持つ事はしません。
コツコツ勝って、大きく負けるといことにならないように、最低でも、損失と利益のバランスは1:1.5になるように注意して取引するようにしています。
・決済イメージ
このFX手法のまとめ
ボリンジャーバンドσ3に価格が到達すれば、反転する可能性は高くなります。その適切な反転のタイミングをRSIのダイバージェンスで確認するのが、今回のFX手法です。
1時間足ボリンジャーバンド3σ~4σの間にレートが到達すること自体が少ないので、取引回数は多くはありませんが、チャンスがあれば高い勝率を確保できています。
これに加え、レジスタンスやサポートでの反発を意識した取引を行えば、更にトレードの効率は上がります。