NY市場の重要指標に通貨が大きく動くので、大きな利ザヤを狙ってポジションを取っていました。
まず、雇用統計発表前に、統計発表の予想数値等を確認します。そこからネット等で出来るだけ情報を収集して、指標に影響が出そうなニュース情報等を集めていきます。
発表15分前、ここからは一分足のみで確認して、いざ発表を待ちます。そして、発表後に成行でエントリーして、細かく利食いを繰り返す取引を過去に行っていました。
しかし、この方法では成果は得られませんでした。ボラティリティの激しさに惑わされて、結果的に大損失になっていたのです。
このように、以前は本当に「二者択一的」なギャンブルポジションを取っていましたが、痛い目に合ったことで、最近は少しFX手法を変えています。
以前、負けた時は前述したように、指標発表後に成行注文でエントリーをしていまいたが、現在では成行注文ではなく「指値注文」を使った注文スタイルです。
指標FX手法概要
手法名 | 水平線を意識して指標発表前に指値注文! | ||
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開発者 | 吉川 さん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | デイトレード | ||
時間足 | 15分足、1時間足 | ||
通貨ペア | 米ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、ユーロ米ドル、ポンド米ドル、豪ドル米ドル | ||
分析手法 | 高値安値 | ||
その他選択項目 | 指標トレード、逆張り | ||
取引市場 | 東京市場、欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 5時間 |
FX業者 | 月間取引頻度 | 10回 | |
エントリー注文 | 指値 | 決済注文 | 指値、逆指値 |
勝率 | 50% | 損益レシオ | R-2 |
平均利益 | +40pips | 平均損失 | -20pips |
指値注文でエントリーをする
まず、1時間足を使って1週間分の意識された水平線を引いていきます。次に、15分足です。15分足でも同じように、水平線を引きます。
そして、これらのラインが多く集まる位置に「指値注文」をします。重要なルールが1つあって、指標発表前の現在レートよりも上下に「20pips以上」離れている事が、指値注文をする条件です。
あまりにも現レートと近すぎると、ノイズで損切りされますので、最低でも 20pipsというルールにしています。ポンドやユーロなどの値動きが比較的多い通貨であれば、もう少し広げた方がいいです。
指標が発表されて20分程経過したら注文は取消し。つまり指標発表の直後を狙ったFX手法という事になります。
決済ルール
利食いは+80pips以上を目標にしますが、正直そこまでは、なかなか待てません。
ですから、+30pips~+60pips程度の決済が多いです。通貨ペアによって臨機応変に変更します。
損切りは、-20pips辺りに設定しておきます。逆方向に飛んでも-20pipsにとどめる事が可能です。
最も値動きが激しい、米国の雇用統計発表の時は、上下揺れ幅だけで逆指しが引っ掛かる事もあるのですが、それはそれで仕方ないと割り切っています。
損失の許容値を決めて、上には大きく取れる可能性があるので、勝率自体は半々くらいですが、トータルしてみると損失と利益の比率は1対2位になって勝つ事が出来ます。
※米ドル1時間足
水平線は指標発表でもきっちり意識される
米国雇用統計以外にも動く統計はあるので、そういう指標をきちんとチェックして動きのデータを取り、見逃さないようにしています。オーストラリアの雇用統計は、時間帯が早いので見逃されがちですが、激しく動きますし値動きに特徴があります。
指標発表後は不規則な動きにあると思われがちですが、意外と重要な水平線は意識されるようで、誤差なくピッタリ反発することもあるくらいです。
指値にとどかなかった場合は、ノーエントリーになるだけですので損失になることもありません。
約定能力が高い業者 を選ぶことと、思いつきでエントリーしない事が、このFX手法では大事です。