ロウソクパターンは有効な分析FX手法である。
だが、「すべてのパターンが使えるのか?」と言うとそうでもない。これはどんな分析でも言えるだが、使う場所を選ばないとエントリーも失敗してしまう。
例えばレンジ場の中央では、ロウソクパターンを発見しても、失敗のFXトレードになってしまうことも多い。もちろん移動平均線やサポートラインなどが、味方についている場合は別だが・・・。
そこで今回ご紹介するFX手法では、「高値圏・安値圏のみ」に狙いを定めた、ロウソク足分析FX手法をご紹介する。
ピンバー・ストキャスティクスFX手法 概要
手法名 | ピンバーとストキャスティクスで反発を捉える!! | ||
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開発者 | pnnda さん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | スイングトレード | ||
時間足 | 4時間足 | ||
通貨ペア | ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、NZドル円、カナダドル円 | ||
分析手法 | ローソク足、ストキャスティクス | ||
その他選択項目 | 逆張り | ||
取引市場 | 東京市場、欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 3日 |
FX業者 | 月間取引頻度 | 3回 | |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 成行、逆指値 |
勝率 | 60% | 損益レシオ | R-1.5 |
平均利益 | +80pips | 平均損失 | -50pips |
クロス円4時間足でFX取引
それでは、順番にエントリーのルールを説明していく。
チャートは4時間足を使用。通貨ぺはクロス円でFX取引を行っている。ドルストレートやその他の通貨ペアでは、そこまで優位性が発揮できなかった。
ストキャスティクスの設定値だが、以下のようにしている。
・ストキャスティクス(インジケーター設定14.6.3 レベル75.25)
【買いの場合】
1.ストキャスティクスが、25レベルまで下がった後にゴールデンクロス。
2.ピンバーを確認して成行買い注文。
【売りの場合】
1.ストキャスティクスが、75レベルまで上がった後にデッドクロス。
2.ピンバーを確認して成行売り注文。
以上がエントリールールになる。4時間足での取引なので1時間ほど待ってもよい。有利な位置で入れることになる。ただし、高値更新を合図としてFX相場のスピードがアップする場合も考えられるので、そのバランスに気をつけてほしい。
クロスのFX手法というのは、リアルタイムでチャートを見ている時に判断が難しいというデメリットがある。なかなか、タイミングを把握するのは難しいので、クロスはそこまで重視せずにピンバーを重視してほしい。
※ユーロ円4時間足 エントリーイメージ
損切りと利益確定のルール
損切りのポイントだが、これはピンバーをつけた安値ブレイクに設定する。安値から-5pips~-10pipsと考えてもらえばよい。
利益確定は、+100pipsにする。100pipsが基本になるが、直近高値や安値、トレンドラインやチャネルラインなど、つまり重要なサポートやレジスタンスが存在している場合は、100pipsにこだわらずに決済をしてしまったほうがよい。
ただし、平均ストップを計算して必ず1.2倍~2.0倍になる利益確定をするようにしなければならない。
※ユーロ円4時間足 決済イメージ
他の時間足でも有効
ピンバーは単体でFX取引を行っても、精度が高いロウソク足のパターンであるが・・・
更にストキャスティクスのレベルを確認して、底値圏で高値圏で出現するわけなので、このFX手法の有効性が分かっていただけると思う。
問題は、やはり取引回数の少なさになる。今回は4時間足におけるスイングトレードで説明をしたが、もちろん他の時間足でも使えるルールである。
ただし、1分足や5分足となると、このFX手法の特性が生かせないので15分足から長い時間で使ってほしい。