FXで勝つ為には、勝率とトレード回数のバランスは悩みどころです。
あまりにもトレード回数の多いFX手法は、勝率が悪い傾向にあります。スキャルピングで、90%以上なんてFX手法があっても、それは単に損切りしないFX手法なだけ・・。何て事がほとんどです。
かといって勝率の高いFX手法は、トレード回数が異常に少ない・・。
トレーダー個人のライフスタイルにもよりますが、この問題は永遠の課題のように感じます。
自分の場合は、ある程度の投資経験のなかで、取引回数よりも勝率が高いFX手法を重視しました。
今回のFX手法も、取引回数は少ないけど勝率が高いスタイルです。
EMAナンピンFX手法 概要
手法名 | 3本の移動平均線を使ったナンピンスイングFX手法! | ||
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開発者 | SCトレーダーさん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | スイングトレード | ||
時間足 | 日足 | ||
通貨ペア | 米ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、ユーロ米ドル、ポンド米ドル、NZドル円、豪ドル米ドル、ユーロドル、NZドル米ドル、ユーロ豪ドル、ユーロポンド | ||
分析手法 | 移動平均線 | ||
その他選択項目 | ナンピン、低レバレッジ、順張り | ||
取引市場 | 東京市場、欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 5日 |
FX業者 | FOREX.com | 月間取引頻度 | 3回 |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 成行、指値 |
勝率 | 80% | 損益レシオ | R-0.5 |
平均利益 | 150pips | 平均損失 | -300pips |
移動平均線の角度に注目する
使うのは移動平均線だけです。指数平滑移動平均線(EMA)を3本表示させます。
数値は以下になります。
・EMA(25)(60)(100)
この3本のラインの角度に注目します。最も勝率が高いのは、この3本がそれぞれ「20度~40度」で推移している時です。これは「緩やか過ぎずきつ過ぎず」という絶妙な角度なのです。
新規エントリーポジションは以下のルールです。(ロングの場合)
・3本のEMAが20度~40度の角度であることを確認。
・EMA25での陽線で買い。
・EMA60での陽線で買い。
・EMA100での陽線で買い。
・3本のEMAで陽線が出るたびに買っていくことになります。つまり「ナンピンルール」です。
一般的に「FXのナンピン」=「悪」という風潮がありますが、私はそうは思いません。
根拠のある「損切り」を行えば何も問題ありません。
エントリーイメージ
管理人が考えるイメージですので、若干解釈が違うかもしれません。最初のEMA60の買いは、大陽線ではなくて上ヒゲ陽線で入るのかも?
見ようによっては、「8月」にもエントリーチャンスがあるかもしれません。このあたりの見極めは検証と経験が必要になりそうです。
※ユーロ円日足
損切りと利益確定のタイミングについて
損切りのタイミングについてですが、これは「EMA100」をローソク足実体で抜けたら、全てのポジションを潔く諦めます。
利益確定は、EMAによって違います。
・EMA25 =+100pips
・EMA60 =+200pips
・EMA100=+300pips
このように、エントリーをする位置でリミットを分けています。
※ユーロ円日足 決済イメージ
複数の通貨ペアを確認することで綺麗な形が見つかる
このFX手法で最も重要なのは、角度の見極めです。ここで、失敗すると無駄な損切りを繰り返すことになります。1通貨ペアだけみても、なかなか理想的な形はありませんが、複数の通貨を確認することで、それが見つかります。
EMA3本が平行であり、水平でなく緩やかに上昇・下落している。そして、その角度は急すぎないことです。
急激な角度ですと、EMAの位置が離れてしまいリスクが高いトレードになってしまうからです。
しかも、今回のルールではEMAタッチを強引に売買するわけではなく、きちんとローソク足で反発・反落を確認しますので、3本のラインで3回エントリーすることは稀です。
勝率80%程は確保できていますが、ナンピンルールであるため、どうしても1回の損切りの幅は大きくなってしまいます。ですから、ロット数管理には十分に注意して取引を行ってください。