自分がよく使うテクニカル分析に平均足があります。これは、FX初心者時代に読んだある書籍に影響されて使い始めました。
その書籍で紹介されていたFX手法では勝つ事は出来ませんでしたが、平均足自体は今でも利用しています。
平均足の欠点とは何でしょうか?
「トレンドの転換点を見極める」といった意味では非常に使えるインジケーターです。
しかし、これだけを頼りにエントリーをしても、トレンドが伸びなかったりダマシに遭遇して失敗トレードになってしまう事がよくあります。
そこで今回はそのような騙しを、極力回避する事を目的として開発したFX手法です。
平均足MAのFX手法 概要
手法名 | ダウ理論でのトレンドン継続を狙い平均足を使用 | ||
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開発者 | daisaku3 さん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | デイトレード | ||
時間足 | 15分足、1時間足 | ||
通貨ペア | 米ドル円、ユーロ円、ユーロ米ドル | ||
分析手法 | ダウ理論、平均足 | ||
その他選択項目 | 順張り | ||
取引市場 | 欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 12時間 |
FX業者 | 月間取引頻度 | 20回 | |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 指値、逆指値 |
勝率 | 30% | 損益レシオ | R-3 |
平均利益 | +100pips | 平均損失 | -30pips |
トレンドが出易い通貨ペア推奨
それでは、今回紹介させていただくFX手法について詳しくお話します。
まず、チャートの設定ですが1時間足と15分足でトレードします。両方のチャートを見なければいけないという訳ではなくて、エントリーの判断は個別で行います。
通貨ペアは、ユーロ円とユーロ米ドルの2通貨で取引していますが、トレンドが出易い通貨であれば何でもいいです。
エントリーの際に使うテクニカル分析は、「平均足MA」というものです。
これと、ダウ理論を組み合わせます。
ロングポジションを持つ場合のタイミングについてお話したいと思います。
1.直近高値を平均足MA陽線で上抜けている
2.平均足MAが2本以上陰線になる
3.平均足が陽線に変わったところで買い注文
2本以上の陰線を確認して、陽線を待つということが「押し目を待つ」ということです。ダウ理論でのトレンド継続を示すポイントでエントリーできることになります。
※ユーロ円1時間足 エントリーイメージ
ストップとリミットの設定値
ストップですが、-30pips程で決済をします。正確に言うと30pips付近のサポートをみつけて、そのブレイクにストップを置く感じです。
リミットは+100pipsを狙います。トレンドが出ている状況でのポジション保有となりますので、1時間足では最低でも100pipsは狙わいと割りにあいません。
ちなみに、15分足のエントリーではストップ-20pips。リミット+60pipsを1つの目安にしています。つまり、損失の3倍以上の利益を確保するのが目標ということです。
※ユーロ円1時間足 決済イメージ
ローソク足の確認も行う!
このFX手法は、1時間足や15分足の直近の「高値・安値」に注目します。
1点注意していただきたいのは、高値・安値ブレイクの見極めです。
平均足だけでは、ブレイクが分からい時もありますので、隣に普通のローソク足も表示して、しっかりとブレイクしているのかを確認するようにしてください。
長いヒゲの後の、押し目買いや戻り売りとなれば、ダマシが多くなってしまいますので、ヒゲの長さなどの形状には注意する必要があります。
15分足でも1時間足でも、大きなトレンドしか狙わないため、トレンドのフォローとしては安全です。
「高値を抜ければトレンドは継続する」といった傾向はFX投資の基本です。平均足のざっくりした部分を、ダウ理論で補うのが今回のFX手法でした。何かの参考にしていただければ幸いです。