FXで勝てない時期が長く続いていて、有効なトレードFX手法を探す旅をしていました。
そこで出会ったのが「ライントレード」です。MACDやRSIは確かに分析的には簡単で分かりやすいですが、様々なパターンを試しても、僕の場合は勝利には結びつきませんでした。
ライントレードは非常に難解ですが、推奨しているFXトレーダーは多く、僕もやってみようと思ったのです。数か月間、バーチャルトレードで練習して感じたのは、トレンドラインブレイクの勝率は高くないということです。
それはどのような時間足でも、同じようなことが言えました。トレンドラインブレイク後に、必ずしもFX相場が大きく動くわけではないからです。
とくにデイトレードやスキャルピングなどでは、ダマシの確率の方が高いので、そのまま使っても上手くはいきませんでした。
プラス何か、が必要だと考えて、組み合わせてみたのが「移動平均線」と「平均足」です。このルールで、少ないながらも何とか利益を得る事が出来ています。
平均足トレンドラインFX手法 概要
手法名 | 50EMAと平均足を使ったラインブレイクFX手法 | ||
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開発者 | ユウスケ さん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | スキャルピング、デイトレード | ||
時間足 | 5分足 | ||
通貨ペア | 米ドル円、ユーロ円、ユーロ米ドル | ||
分析手法 | 移動平均線、平均足、トレンドライン | ||
その他選択項目 | 順張り | ||
取引市場 | 欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 1時間 |
FX業者 | 月間取引頻度 | 20回 | |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 指値、逆指値 |
勝率 | 60% | 損益レシオ | R-1.5 |
平均利益 | +10pips | 平均損失 | -8pips |
このFX手法の2つのエントリー条件
取引スタイルはデイトレードですので、使う時間足は「5分足」です。マルチタイムフレーム分析はしないで、5分足単体でエントリーも決済も行います。
通貨ですが、ロスカットが-10pips以内ですので、スプレッドの幅を考慮したペアを選ぶ方が良いです。
エントリーについては2つの条件をクリアする必要があります。(買いの場合)
・下落トレンドラインを平均足でブレイク
・EMA50ブレイク
ローソク足ではなく、平均足という点がこのFX手法のポイントになります。トレンドラインをローソク足の終値でブレイクしても、ダマシのケースが多かったので、平均足を取り入れました。
EMA50ブレイクという点も、ダマシを回避するルールです。EMA50をブレイクするということは、ある程度トレンドが転換している事を示しています。
単純にラインブレイクで入るよりも、信頼度が高いエントリーになります。
※ユーロ円5分足 エントリーイメージ
損切りと利益確定のポイント
損切りのポイントですが、エントリーをした段階ですぐに-10pipsに設定します。それに加えてもう1つルールがあります。
その方法ですが、先ずブレイクしたトレンドラインを残しておきます。例えば下落トレンドラインであれば、そのラインを平均足で下抜けたら成行で決済します。
つまり、最大の損切りが-10pipsで、後はラインの位置に応じて変わってくるということです。
利益確定のポイントは、+10pipsです。これも、エントリー後すぐに設定します。
※ユーロ円5分足 決済イメージ
EMA50ルールでFXの成績が改善した
このルールを作った時に難しかったのが、5分足の小さなトレンドの対応でした。
全ての高値と安値にラインを引いてしまっては、ゴチャゴチャになってしまい、FXトレードも上手くはいきません。
そこで、採用したのがEMA50ルールでした。最初の頃は、一日に3回~5回の取引していましたが、EMA50ルールを取り入れてからは、取引回数が半分以下まで減って損益が改善されました。
ただ、まだまだ安定した利益が確保できているとは言えませんので、更なる検証が必要だと思っています。
現時点での課題は、利益の幅が少ない事です。勝率50%でも良いので、損失の2倍以上の利益を獲得できるようなFX手法を完成させたいと思っています。