米国の指標である「新規失業保険申請件数」の発表を待ち、予想より良い結果が出た際は、米ドルへの強材料としショート、悪い結果の時は相対的にユーロが買われるとしロングポジションを持つ。
FX手法概要
手法名 | 週1回アメリカ経済発表後にFXトレード | ||
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開発者 | チャールズ・ウッドソン さん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | デイトレード | ||
時間足 | 5分足、10分足 | ||
通貨ペア | ユーロ米ドル | ||
分析手法 | MACD、ファンダメンタルズ | ||
その他選択項目 | 指標トレード | ||
取引市場 | NY市場 | ポジション保有時間 | 4時間 |
FX業者 | 月間取引頻度 | 3回 | |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 成行 |
勝率 | 90% | 損益レシオ | R-1 |
平均利益 | +19pips | 平均損失 | -20pips |
エントリー方法について
事前の予想より良かったり悪かったりした際でも、素直にすぐに下がったり上がったりしないこともある。なので、結果とは相反して相場が動き、ショートポジションを取る際は、高値まで引きつけてからショートエントリー、ロングポジションを持つ場合は、安値まで引きつけてからロングエントリーする。
決済方法
指標トレードの場合は、指標が発表されたことによるインパクトで相場が動くのを収益チャンスととらえるが、指標の影響は4時間後を目処としてピークに達し、後に指標の影響は徐々に和らいでいくため。4時間後の時間成り行きでの決済とする。
ストップロスは10~25pips程度の範囲で裁量によりおく。
このFX手法のまとめ
指標トレード全般に言えることだが、指標発表を収益のチャンスとする場合、指標の種類と通貨ペアを吟味し、指標発表後にどのような値動きをするかを事前に傾向として知っておく必要がある。
新規失業保険申請件数の場合、発表直後は必ずしも理屈通りの動きをせず、逆に動くこともある。
長い場合、指標発表から2時間半後になってようやく発表結果通りの値動きへトレンドが出始める場合もある。これはひとえに発表前の需給(ショート・ロングポジションの積み上がりや、ショートカバーなど)が影響し、思惑も加わって悪いニュースが良いニュース、良いニュースが悪いニュースになるなどFXトレーダーの心理なども重なってのことである。
しかし、直近の米国の新規失業保険申請件数の発表後の値動きを見ている限り、結果が良ければドルは強くなり、ユーロは弱くなり、悪ければ逆へFX相場は動いている。
この傾向は今後もしばらくは続くと考え、発表後に逆に動いた場合は慌ててポジションを持たずに、MACDなどオシレーター系の指標を使い、本来のトレンドへ回帰したと判断してからポジションを持つ。
最近のFX取引
なお、直近で事前予想と結果に差があり、ドルが強くなるはずが、一旦弱くなってからつよくなったり、弱くなるはずが一旦強くなってから弱くなったりした事例が、6/19・6/26・7/17にある。
また、直近の7/24のように、一瞬で下げきってその後戻すもののまた下がるという、ちょっと食えないものもある。
なので、過信は禁物。両建ても一考かも知れない。また、2時間を過ぎてもトレンドが指標発表の通りにならない際は撤退とする。