FXにおいて移動平均線を利用した分析は有名ですが、一体どの数字が使えるのでしょうか?
ネット上の情報を参考にしても、様々な数字が飛び交います。短期から中期、長期といろいろな数字を検証するなかで、最も使えると感じたのは200SAです。
200SMA FX手法概要
手法名 | 移動平均線損小利大FX手法 | ||
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開発者 | 鶴田さん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | デイトレード | ||
時間足 | 5分足、15分足、1時間足、4時間足 | ||
通貨ペア | 米ドル円、ユーロ米ドル | ||
分析手法 | 移動平均線 | ||
その他選択項目 | ピラミッティング、順張り | ||
取引市場 | 東京市場、欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 24時間 |
FX業者 | 月間取引頻度 | 5回 | |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 指値、逆指値 |
勝率 | 30% | 損益レシオ | R-4 |
平均利益 | +60pips | 平均損失 | -15pips |
環境設定
まず、時間足と通貨ペアの設定からご説明いたします。 時間足は、複数使います。
4時間足、1時間足、15分足の3つを同画面に表示し、常に動向を把握しておきます。この3つは、前の時間の4分の1になっていることが分かると思います。この設定数字によっって規則性が発揮されることになるのです。
そして、この3つの規則性を確認してから、エントリーを行うのは5分足チャートです。
通貨ペアは、ユーロ円米ドルと米ドル円です。これは、より大勢の参加者がいるFX取引をした方が、効率の良いFXトレードを出来るからです。為替市場は、参加者が多いと、テクニカルやラインが効きやすい傾向にあります。
取引ルール詳細
それでは、肝心のFX取引ルールについてご説明します。
分かりやすいように「買い」ポジションを取るケースです。
1.4時間足、1時間足、15分足の200SMAが全て同じ方向を向いている。
2.5分足の実体(終値)で200SMAをブレイクしたら買い
3.2のポジションが順調に上昇していたら、ピラミッティングを行う。タイミングは、SMA200への押し目。これを、損切りされるまで、ひたすら行う。これで、強いトレンド相場で最大限の利益を確保可能になる。
※米ドル円5分足 エントリーイメージ
※ピラミッティング
決済について
決済は、損切りも利食いも機械的です。 損切りは、-15pipsにしています。
利食いは、+30pipsの含み益になったら建値に変更。+80pipsになったら+50pipsに変更。1回のエントリーで狙う最大利益は+100pips。つまり、リミットを+100pipsに設置します。
このFX手法に安定感はない
このFX手法の弱点は、爆発力は秘めていますが、安定力のある運用はできないことです。
たとえば、昨年前半のアベノミクス爆上げでは、素晴らしい運用ができました。こんなに簡単なの?というくらい、連戦連勝でした。しかし、今年のFX相場では、かなり困難な状況に陥ってしまいます。
ただし、例年にないようなレンジ相場でも、一応は勝っています。毎月必ず勝てるようなFX手法ではありませんが、トレンドの発生というのは、いつかやってくるものですので、総合的には、しっかり利益が出るということです。
損失と利益の設定数値から分かるように、損小利大のFX手法なので、合う、合わないはあろうかと思いますが、何かの参考にしていただければ幸いです。