海外のFXブローカーにはネガティブバランスプロテクション(追証の発生無し)というブローカーが多数あります。
このFX手法は極めて異色で、真のリスクはカントリーリスクです。つまり、利益が発生した際に引き出せるか(出金)どうかのみがリスクになります。
まずハイレバレッジ(最低400倍以上)、でかつストップアウトレベル(ロスカットになる水準)が低いもの(20%以下が理想。最低40%以下)を丹念に調査します。
上記の条件を満たすブローカーで、かつ利益が引き出せる確信を持てるものを2つ選び、両方に証拠金を差し入れます。
海外FXブローカーの手法概要
手法名 | FXの口座残高をあえてマイナスにする | ||
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開発者 | ケイマン諸島さん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | スイングトレード | ||
時間足 | 1時間足、4時間足、日足 | ||
通貨ペア | ユーロ米ドル、ポンド米ドル、豪ドル米ドル | ||
分析手法 | ファンダメンタルズ | ||
その他選択項目 | 両建て、窓 | ||
取引市場 | NY市場 | ポジション保有時間 | 50時間 |
FX業者 | XM | 月間取引頻度 | 3回 |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 成行 |
勝率 | 100% | 損益レシオ | R-1 |
平均利益 | +30pips | 平均損失 | -30pips |
取引ルール
エントリーポイント
窓を開けて始まる事が多い通貨ペアを事前に丹念に調査し、金曜日のニューヨーククローズを待ちます。そして、出来る限り多くのポジションを「二つのブローカーに分けて、両建てでエントリー」をします。
例えば、EUR/USDで、10ロット(10万ユーロ)のポジションをロングとショートで持ったとします。
1ユーロ140円と仮定すると、10万ユーロは日本円で1400万円相当になります。
レバレッジが1000倍の場合ですと、必要な証拠金は「14,000円×2方向」=¥28,000円。
500倍の場合は「28,000円×2方向」=¥56,000円です。
国内のFX業者にはない、ハイレバレッジの恩恵を受けることができます。少額から始めれるのが、このFX手法のメリットです。
決済ポイント
月曜日のFX市場のオープンで、どちらか片方のブローカーポジションが、窓開けによってFX口座残高がマイナスになれば、このFX手法は成功です。
両建てをしておりますので、窓開け後に、仮にAというブローカーのロングが、「-10万円の損失」になっても、Bというブローカーのショートは「+10万円の含み益」になっています。
海外FX業者の仕様(追証が発生しない)により、Aブローカーのショートポジションは、マイナス残高が後に、「ゼロ円」になりますので、Bブローカーのロングポジションを利確すれば、まるまる10万円が儲かるという仕組みです。
※取引イメージ
時間のロスを出来るだけ少なくする
このFX手法の難しい点は、「口座残高をマイナスにする」ような条件を揃えることです。
やってみると分かりますが、意図的にマイナスにするというのは、思っている以上に難しいのです。
まず、ある程度の窓開けでないとマイナスにはなりません。これは、ブローカー側が残高がマイナスにならないように細心の注意を払っているからです。
その1つが「証拠金維持率の〇〇%まで低下した時点でロスカットする」といった取り決めですが、これが高いと残高がマイナスに成らずにロスカットされてしまいます。
顧客の損失が含まらないように、設定しているロスカットルールが、このFX手法では邪魔になるのです。
NYクローズ時間が同じFX業者を選択すべき
注意点として、ブローカーによっては、NYクローズの時間が異なる事が挙げられます。このような場合、クローズギリギリに、2つのブローカーで同時に両建てポジションを持つことは出来ません。この時間差の間に、損失が広がりロスカットが発生してしまっては意味がありません。
というのも、このFX手法ではレバレッジの高さから、ロスカットになりそうな水準を経た結果、利益が出る(もう片方の口座では残高がマイナスになる)事が多いためです。逆をいうと、そこまでギリギリのポジションを持たないと、口座残高はマイナスになりません。
顧客を追証の不安から解放するため、残高がマイナスにならないこと(追証ゼロ仕様)を謳う海外FXブローカーは数多くあります。その中でもハイレバレッジでかつ、預けた利益を確実に引き出せるFX口座を見つけるのが鍵です。