1つの時間軸だけみてもFXは勝てません。ですから、マルチタイムフレーム分析は重要です。
自分の使い方としては、例えば、4時間足や1時間足などで決めた、移動平均線付近で価格が反発していたとします。そこで、下の時間足を見て分析を行います。
もし下の時間足だけで判断してしまっては確率は低く、どこに価格が動くか謎ですが、上の時間足の状況も材料に加えるならばトレードの確率はアップします。
なぜなら上の時間足で、移動平均線が味方についているからです。今回、私が紹介させていただくFX手法はこのルールに基づいています。
マルチタイムフレームFX手法の概要
手法名 | FXのマルチタイムフレーム分析 | ||
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開発者 | 江尾さん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | デイトレード | ||
時間足 | 5分足、1時間足 | ||
通貨ペア | 米ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、ユーロ米ドル、ポンド米ドル、NZドル円、豪ドル米ドル、ユーロ豪ドル | ||
分析手法 | RSI、ボリンジャーバンド | ||
その他選択項目 | 順張り | ||
取引市場 | 欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 12時間 |
FX業者 | DMM.com証券-OANDA JAPAN | 月間取引頻度 | 5回 |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 指値、逆指値 |
勝率 | 50% | 損益レシオ | R-3 |
平均利益 | +30pips | 平均損失 | -10pips |
FXのマルチタイムフレーム分析①:上位足で環境分析を行う
2つのテクニカル分析を使い、上位足の環境分析を行います。
以下を「1時間足」に表示させます。
№ | テクニカル分析 | パラメーター |
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1 | ボリンジャーバンド | (20) |
2 | RSI | (14) |
買いの条件は、以下2つです。
1.ボリンジャーバンドのミドルバンド付近での反発
2.RSIが50%よりも上に位置している
ボリンジャーバンドのミドルだけでは、ボックス相場に引っかかりますが、RSIも使うことで、ある程度ボックスを避けれるようになります。
※ポンド円1時間足 環境分析
FXのマルチタイムフレーム分析②:下位足でエントリーする
2つの条件をクリアしていたら、次は5分足を見ます。
5分足でエントリーをしますが、そのルールは簡単です。1時間足のミドルで反発した安値から、トレンドラインを引いて、そのラインに触れて陽線が出たら「買い」ます。
ポイントは、1時間足が確定する前でも、明確なトレンドラインがあれば、エントリーしてしまうことです。
例えば、1時間足が確定する15分前に、5分足のトレンドラインに触れた時。この時点では、1時間足が陽線になるか分かりません。
残りの15分で急落して、陰線になる可能性もあります。このような場面では、1時間足の陽線が確定していないので、半信半疑ではありますが、5分足のラインでの反発を信じてエントリーしてしまいます。
損切りは、トレンドラインを明確に抜けたら。利食いは1時間足のチャネルラインです。
※ポンド円5分足 取引イメージ
※1時間足 チャネルライン
このFX手法の取引チャンスは少ない
これは「1時間足のミドルライン付近での反発」と「5分足でのトレンドライン形成」のみに着眼点を置いた堅牢なFX手法です。
5分足のトレンドラインで反応をしなかった場合は、見送りになりますので、チャンスはあまり訪れません。1通貨ペアだけでは厳しいので、このFXルールを使う場合は、最低でも3通貨ペアは同時に見た方が良いです。
今は昔と違ってスプレッドが狭いので、どのFX業者を使っても複数の通貨で取引可能だと思います。参考にしていただければ嬉しいです。