FXで稼ぐには「トレンドに乗る」という手段が最も利幅を稼げる方法だと思います。
自分自身も、一旦トレンドに上手く乗ることが出来れば平均して「30pips」くらいは稼ぐことに成功しています。
ただし、FX相場は常にトレンドを形成しているとは限りません。調整局面もあれば、長いレンジを形成することも少なくありません。
そのようなレンジ相場の時にも利益を出せないかと思い「レンジ相場でトレードするFX手法」を考えてみました。考え方としては利にかなっている筈ですが、今のところ2カ月弱の検証では、プラスを出すことができません。
レンジ相場FX手法概要
手法名 | レンジでのスキャルピングFX手法 | ||
---|---|---|---|
開発者 | tunさん | ||
勝てる? | 勝てない | ||
取引スタイル | スキャルピング | ||
時間足 | 5分足、30分足、1時間足 | ||
通貨ペア | 米ドル円、ユーロ円、ユーロ米ドル | ||
分析手法 | MACD、移動平均線、ボリンジャーバンド | ||
その他選択項目 | 逆張り | ||
取引市場 | 東京市場 | ポジション保有時間 | 15分 |
FX業者 | 月間取引頻度 | 30回 | |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 指値、逆指値 |
勝率 | 40% | 損益レシオ | R-0.7 |
平均利益 | +8pips | 平均損失 | -14pips |
エントリーまでの流れ
チャートはMT4を使用します。表示通貨ペアは米ドル円、ユーロ円、ユーロドルが中心です。
それぞれの通貨ペアの5分足、30分足、1時間足を表示します。
インジケーターは「ボリンジャーバンド」「MA」「MACD」を使います。
MAは25、MACDはデフォルトのままの表示です。ボリンジャーバンドはプラスマイナス3σまで表示します。
エントリーの流れは、
1.30分足、1時間足のMAでFX相場の向きを確認します。レンジ相場であることを確認するために、MAに角度が付いてない状態であることを確認します。ゆるやかであれば、上下どちらかに傾いていても問題ありません。上向きならロング、下向きならショートを優先します。
2.MACDでロングかショートの判断をします。0より上はロング、下ならショートです。
3.ロングの場合、上記条件を満たしているときに、ボリンジャーバンドの‐2σにタッチしたらロングエントリーをします。ショートは+2σです。
ボリンジャーバンドの性質を利用したトレード手法ですが、プラマイ3σまで表示するのは、5分足で勢いよくどちらかの3σにタッチするか更に抜けた場合、FX相場の勢いが付き始め、レンジが崩れる恐れがあるからです。(もしくはレンジ幅の変換)
再度レンジに戻るときでも、それまでに時間を要することが多いので、あまり勢いよくプラマイ3σにタッチしに行く場合はエントリーを見送ります。
※1時間足での環境認識
※エントリーイメージ
利益確定と損切り
利確
利益確定は、プラマイ2σタッチからボリンジャーバンドのセンターまで戻った時点で利確します。
反対側の2σまで待つのはリスクがあるので避けます。あくまでレンジ相場から利益を抜くためなので、欲張らずに利確します。
損切り
損切りはプラマイ2σからボリンジャーバンドのセンターまでと同じ値幅で設定します。
プラマイどちらかの2σタッチでエントリーし、その後ボリンジャーバンドの中心まで戻りに行かない場合、ローソク足が波形を作っているか確認します。
ローソク足が山か谷を作って波形が完成しているのに利益方向に戻らない場合は損切ります。スキャルなので、波形を作らずエントリー価格付近で滞っている場合も、ローソク足3~5本(15~25分経過後)したら一旦損切ります。
※決済イメージ
設定を変えながら精度を高めていきたい
レンジ相場でトレードするFX手法には、同じような形式のものが多いのですが、安定して勝てるという意見はあまり聞きません。
MACDの代わりにRSIを使うことも試しましたが、騙しにあう確率が高く使っていません。
30分足、1時間足のMAでFX相場の向きを判断するので、例えば上昇トレンドの途中でのレンジはロングの条件のときだけエントリーすると勝率が上がります。
1分足だとエントリーチャンスは多いのですが、逆行が多すぎて更に勝率が下がります。
考え方は間違っていないはずなので、損切りの設定を考えながら、精度を高めていくつもりです。