FX歴2年半の兼業トレーダーです。兼業といっても、フリーで仕事をしている身ですので、チャートは自由に見れる環境にあります。
ですから、やろうと思えば起きている時間はFXトレードが可能なわけですが、私の場合はFXをやる時間を決めないと、本業に身が入らなくなってしまいます。(チャートばかり気にしてしまう。)
なので、チャートを見る時間は、ロンドン市場がオープンして相場が活気づく16:00から開始。終了は2:00くらいです。
最初の1年半は、大きな損失こそなかったものの、資産を増やす運用は出来ませんでした。ここ1年、ようやく勝てるようになってきました。
自己分析しても、何が原因で勝てるようになったのか、あまりよく分かっていないところもありますが、やはりFXのチャートに慣れたのが大きかったのかもしれません。また、ある程度ルールを決定して、その通りに実行できるようになったのも成長したところだと思います。
今回は、私の取引ルールのなかでも分かりやすいものを紹介させていだきます。「エンベロープ」と「RCI」の2つのテクニカルを使ったFX手法です。
エンベロープとRCIのFX手法概要
手法名 | エンベロープを使ったFX手法 | ||
---|---|---|---|
開発者 | なかがやさん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | デイトレード | ||
時間足 | 15分足、1時間足、4時間足 | ||
通貨ペア | ユーロ円、ユーロ米ドル | ||
分析手法 | RCI、エンべロープ | ||
その他選択項目 | 逆張り | ||
取引市場 | 欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 5時間 |
FX業者 | 月間取引頻度 | 5回 | |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 成行、指値、逆指値 |
勝率 | 60% | 損益レシオ | R-1.5 |
平均利益 | +30pips | 平均損失 | -20pips |
エントリールール
まずパラメータの設定からです。
「エンベロープ」の期間は「14」で上下に2本。中心線を1本出します。
「RCI」の期間は「9」「26」「52」の3本表示です。このテクニカルを15分足に入れます。通貨ペアはユーロ円・ユーロドルがおすすめです。
以下売買ルールです。(買いの場合)
1.RCI2本以上が-0.8以下まで下がる
2.エンベロープに触って、陽線が出ている。
3.RCI「9」が上向きになったら買い
2.3は逆のタイミングでサインが出る事もあります。
※ユーロ円15分足 エントリーイメージ
損切りと利益確定
損切り
損切りは、最大-30pipsに固定して、臨機応変に対応しています。
例えば、安値ブレイクで-10pipsあたりで切る時もあります。これは、事前のFX相場にもよりますので、なかなか文章でお伝えするのは難しいのですが、強いトレンドの時は、安値・高値ブレイクは相場が一方通行になりやすいので、-30pipsまで待たずに損切りした方がよいです。
利益確定
利確のタイミングは、まず、エンベロープの中心線で半分の枚数を決済します。
ほとんどがこの中心線まではとどいてくれますので、ここで一息つくことができます。そして、もう半分のポジションは、逆のエンベロープまで保有します。しかし、ここまでとどくことはなかなかありませんので、もう一つ利確のルールを設けています。
それは、RCIのクロスです。買いだったら、0.8まで2本が到達して、そのラインがクロスしたら決済をしてしまいます。
※決済イメージ
トレード回数は少ないFX手法
エンベロープ「14」には、頻繁にとどかないので、トレード回数は少なく、魅力的なFX手法ではないと思います。
ただし、この方法論は他の時間足でも応用可能ですので、そのあたりはご自身の検証で有効な時間足と通貨を探していただければと思います。
エンベロープを使っているFXトレーダーの方はあまりいませんが、私は非常に好きなテクニカル分析で、他にも有効な手段が何個かありますので、また紹介させていただきます。