手軽にエントリーできるFX手法として、FXの中でも一番利用者が多いFX手法がデイトレードです。
ただし、ごく短期間でFX取引できるメリットがある反面、トレンドの流れを理解せずにいきなりエントリーしたり、離席しがちな状態でエントリーをしてしまうと、ほぼ確実に勝てない、いわゆる負けるFX手法の代表格となってしまいます。
実際、エントリー時の前後10分程度だけチャートに張り付いて、それ以外は離席しがちな状態だと、デイトレードはほぼ負ける手段といってもいいかもしれません。
FX手法概要
手法名 | FXはトレンドの把握が最も大切 | ||
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開発者 | nakamura | ||
勝てる? | 勝てない | ||
取引スタイル | デイトレード | ||
時間足 | 1分足、10分足、1時間足 | ||
通貨ペア | 米ドル円 | ||
分析手法 | ローソク足、MACD、移動平均線、ファンダメンタルズ | ||
その他選択項目 | 逆張り、順張り | ||
取引市場 | 東京市場、欧州市場 | ポジション保有時間 | 20分 |
FX業者 | 月間取引頻度 | 100回 | |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 成行、指値 |
勝率 | 50% | 損益レシオ | R-0.7 |
平均利益 | +20pips | 平均損失 | -30pips |
トレンド判断を行ってからエントリー
デイトレードで使用するチャートは、基本的なローソク足に加えて、1分足や5分足、30分足や1時間足など短期から中期程度の表示ができるチャートを2枚から3枚程度使うのが一般的です。
エントリーについても、中期取引と比べると条件はゆるいながらも、トレンドに乗る必要があるので、流れを把握するまではじっくりチャートを観察したり、移動平均線などを用いたトレンド判断を行ったうえでエントリーします。
流れとしては、順張りの場合は1分足で陽線となれば買いを入れる、陰線になったら売りを入れるといった判断が妥当な方法です。
陽線・陰線が5本続いた利益確定
デイトレードで利益確定の動きが出ているようなら、所有するポジションの状態に応じて、ローソク足の足の状態を比べながら利確ポイントを決めるとよいでしょう。
たとえば、買いポジションが利益になっているなら、1分足で陰線が5本連続で続くようなら即座に売りにだし、逆に売りポジションが利益になっているなら、同じく1分足で5本陽線が続いた瞬間に確定すると、利益の目減りを防げます。
ただし、ごく短期間や断続的にしか貼り付けない場合、たいてい損切りの状態になっていると思うので、損切りのポイントとしては、明確ルールとして損失の上限を決めておき、それを超えた段階で即座に切るFX手法が最適でしょう。
-30pipsがマイルールなら、それを越えた時点でチャートの動きに関係なく切ります。
デイトレードで負け越さないコツとしては、損切りを勇気を持って決断できるかどうか、これに尽きます。
5分足はダマシが多いので15分足に落ち着いた
正直なところ、主流FX手法の一つでもあるデイトレードほど、FXに割く事ができる時間にゆとりがある人専用のFX手法といったほうがよいかもしれません。
忙しい主婦の方や、仕事の休憩時間の合間にFX取引しているような方ほど、一見向いているデイトレードほど負ける可能性が高いです。
ですから、あくまでもデイトレードにこだわるのなら、最低でもチャートのトレンドを明確な形で把握することができるだけの時間をかけられる人に限定したほうがよいでしょう。
時間がない人にはあまりお奨めできないFX手法です。私自身も忙しいときにこのFX手法を使ったところ、損失の平均が30pipsを超えたので勝てませんでした。