FXを始めて5年目に突入した兼業のFXトレーダーです。兼業といっても、フリーで自宅で仕事をしているので常にチャートチェックができる環境にあります。
色んなテクニカル分析を試しましたが、ボリンジャーバンドが一番分かりやすかったです。統計上2σ内に95%が収まると言われていますので、明確な戦略を立てやすい。それがボリンジャーバンドを使う一番のメリットではないかと思います。
私が最も意識して見ているのがボリンジャーバンド「収縮後の2σブレイク」です。
この値動きは、俗に「エキスパンション」とも言いますが、テクニカル分析の基本ともいえる形です。
この極めて単純な分析だけでも大勝ちではありませんが、FXでコツコツ稼いでいます。
ボリンジャーバンドエクスパンションFX手法の概要
手法名 | FX投資は「亀」です。「うさぎ」では勝てない | ||
---|---|---|---|
開発者 | MISAKA-SHINさん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | スキャルピング、デイトレード | ||
時間足 | 1分足、5分足、1時間足 | ||
通貨ペア | 米ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、ユーロ米ドル | ||
分析手法 | ローソク足、ボリンジャーバンド | ||
その他選択項目 | 順張り | ||
取引市場 | 欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 1時間 |
FX業者 | 月間取引頻度 | 50回 | |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 成行、指値、逆指値 |
勝率 | 40% | 損益レシオ | R-3 |
平均利益 | +20pips | 平均損失 | -6pips |
まずは1時間足で環境認識
まず1時間足で2つの形を確認します。
1.ボリンジャーバンドでエキスパンションしている
2.ボリンジャーバンドが収縮している
上記の形以外ってあるの?と思った方もいるかもしれませんが、バンドが上下に荒く動いている時と、なだらかに上昇・下落している時は1時間足の環境確認としては該当外となります。
1時間足ということは、2~3日の傾向が把握できる時間軸なので、ここ最近の傾向が分かります。私の場合は主要5通貨ペアをマルチモニターに設置して、監視しています。
自営業ですので常にFXチャートを監視できます。この点は、FX投資をする上で恵まれている環境だと思いますね。まぁ、トレンド状況を確認をするのは、スマホでも可能ですから、サラリーマントレーダーの方でも実行できるFX手法だとは思いますよ。
エントリーを行うのは「1分足」
上記2つの形を確認できたら、次は5分足を見ます。ここでは「収縮」確認をします。
ボリバンの収縮=持ちあい状況です。これは、1時間足よりもアバウトな形で大丈夫です。収縮というよりも「エキスパンション」していないチャートとい言った方が分かりやすいですね。そうすると、エントリーをする通貨ペアが絞れてきます。
で、持合いブレイク、つまり5分足のボリバンがエキスパンションをするのをじっと待ちます。
5分足でエキスパンションしたら、チャートは1分足に切り替えです。ようやく、ここでエントリー出来る環境が整います。
ポイントはエキスパンション直後に入るのではなく、1分足で押し・戻しを待つことにあります。ミドルバンド付近まで押し・戻しがあり、1分足で順行するローソク足が出たらGOサインです!
あくまでもミドルバンド付近ですから、あまり神経質にならなくても良いです。もし、間違っていたらすぐに損切りをして入りなおせば良いだけなので。
東京市場は、トレンドがあんまりはっきりとしないので、ロンドン市場のちょっと前くらいからがオススメです。時間にすると、14:00くらいからですね。それから、深夜の1:00までは毎日監視して、自営業をやりながら、チャンスがあればFXに集中するという毎日です。
※エントリーイメージ
損切りは出来るだけ早く!
このFX手法は勝率が悪いです。何故ならばある程度大きな利益に挑戦するからです。損切りは、早ければ3pips以内に収まる事もあります。
先術したように、順行するローソク足が出てから新規参入しますので、損切りをする場所は、そのローソク足の安値にします。よく、損切りの幅に余裕を持たせる人がいますが、私の場合は、仮に100円が安値だったら、100円ピッタリに逆指値注文をします。
経験上、ほとんどのFXトレードにおいてサポート・レジスタンスまで下がると、そのまま抜けてしまいます。私にしてみれば、1pipsの余裕幅も勿体ないと思っているのです。
3pipsで切れたのに、4pipsの損失。取引の回数が多ければ、大きなダメージになります。
ローソク足の形によっては、安値まで距離が離れすぎている場合もあります。そういった状況では、最初から-10pispに固定してしまいます。
それ以上の損失は許容できないということです。1回のエントリーで-20pipsなんて損失を食らっては精神的にも資金的にもダメージになりますので、そこは割り切っています。
※損切りイメージ
リミットは+50pipsに設定
続いて利益確定ルールですが、これはリミットを設けます。その数値は+50pipsです。
それと、1分足の「ボリンジャーバンドのミドルを抜けた時も決済対象」にしています。ただし、ローソク足の実体ブレイクという条件はつけています。
1分足を使った手法で、+50pipsというリミットはかなりデカい数字なので、これについては再検討をする必要がありますが、今のところは利益が乗っているので、まぁ、このままでいいかなとは思っています。
※利益確定イメージ
FX投資は「亀」ゆっくりで良い
FXはあまり難しく考えない事が重要だと思っています。混乱してしまいますので。損切りさえしっかりやっていれば、どんなロジックで取引したって、そんなに酷い金額の負けにはなりません。
損切り貧乏なんて言葉もありますが、ポジションを放置してナンピンするよりも、よっぽど未来があるFXの投資方法ではないでしょうか。
FX投資は「亀」のようにゆっくりとゴールを目指すことです。そのゴールは人によって違いますし、そのゴールは投資をやっている途中で見つかります。
焦って「うさぎ」になってはいけません。「うさぎ」になってしまえば、FX投資においては2位にもなれず、コースアウトしてしまう可能性もありますよ。