ダブルゼロを狙った逆張りは海外のFX投資家に人気があり、どちらかというとテクニカルより心理的影響が大きいFX手法です。
ダブルゼロとは例えばドル円なら「108、00」 ユーロドルなら「1、2800」など最後にゼロの数字が並びます。
よくドル円が107円後半で揉み合い、108円を一時的に突破しても長続きせず、107円後半や107円半ばまで戻ってしまうFX相場を見かけます。
ですから、「108、00」に強い抵抗線や支持線がある事が分かります。
FX手法概要
手法名 | ダブルゼロを狙った逆張りFX手法 | ||
---|---|---|---|
開発者 | maaさん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | デイトレード | ||
時間足 | 30分足、1時間足 | ||
通貨ペア | 米ドル円、ユーロ米ドル | ||
分析手法 | 移動平均線、ボリンジャーバンド | ||
その他選択項目 | 逆張り | ||
取引市場 | 東京市場、欧州市場 | ポジション保有時間 | 30分 |
FX業者 | 外為オンライン | 月間取引頻度 | 5回 |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 成行 |
勝率 | 70% | 損益レシオ | R-1.5 |
平均利益 | +20pips | 平均損失 | -15pips |
トレンドが出ていないFX相場を狙う
チャート環境は5日の短期移平均線、中期が25日と75日、長期を200日に設定しています。
他にもボリンジャーバンド、オシレーターは目安として9日、26日、52日のRCIを表示しています。
ただ、ダブルゼロの逆張りFX手法はほとんどオシレーターで判断していません。
エントリー方法はボリンジャーバンドが横ばいの時(トレンドが出ていない時)に、
ドル円が「108、00」まで上昇してきた時に逆張りで売り注文を入れます。
利益はあまり引っ張らない
利益確定は大体ドル円で「20~30pips」ユーロドルで「30~50pips」を狙っています。
ただ、一時的に下落してもまた、上昇していく場合もあるのであまり利益は引っ張らないようにしています。ドル円なら「20pips」も取れたら成功だと思います。
損切りの場合は、108円をあきらかに超えてしまった時、「108、15~20」ぐらいで決済しているので、「-15pips」ぐらいが平均です。
キリの良いレートには注文が集まる
ダブルゼロを狙った逆張りはそう頻繁に取引チャンスがあるわけではなく、月に5回程度になります。
ずっとFXチャートを監視していたらもう少し取引チャンスはあると思いますが、いつも成功するわけではないので、勝率も下がります。
なぜ、ダブルゼロの逆張りが成功するかといいますと、キリのいい数字に利益確定注文や逆指値注文を入れているFXトレーダーが多いからで、よくこの水準は揉み合う数字とも言われています。
私は長い事FXをやっていますが、最後が「00」となる水準は多くの場面で、反転してなかなか突破できない状況を何度も見てきました。
ただ、あきらかにトレンドが出ている時のダブルゼロの逆張りはほぼ失敗するので、移動平均線が緩やかに上昇している時、ボリンジャーバンドにトレンドが出ている時は見送っています。「もみ合い時」に通用するFX手法ということです。