円安傾向が続くと、必要な資金が多くなってしまい、手軽にトレードをすることが難しくなります。
1回1回の証拠金が多くなると、レバレッジも掛けられなくなってくるのです。例えば1ドル80円の時と、1ドル120円の時に掛かってくる証拠金は全く違います。
これを解消するためには、もっと安い取引通貨を探した方がいいです。
そこで、米ドル円と同じような動きをするにも関わらず、陰に隠れてしまい人気が薄いカナダドルを利用する事を考えました。
手法概要
手法名 | マイナー通貨のトレード | ||
---|---|---|---|
開発者 | SASAKIさん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | デイトレード、スイングトレード、長期保有 | ||
時間足 | 5分足、15分足、1時間足 | ||
通貨ペア | カナダドル円 | ||
分析手法 | ファンダメンタルズ | ||
その他選択項目 | 逆張り、順張り | ||
取引市場 | 欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 数時間~ |
FX業者 | 月間取引頻度 | 50回 | |
エントリー注文 | 成行-逆指値 | 決済注文 | 成行 |
勝率 | 90% | 損益レシオ | R-0.2 |
平均利益 | +20pips | 平均損失 | -1000pips |
ドル円とダウ平均の値動きを確認する
カナダドルは米ドル円と似たような性質を持っています。ほぼドル円と同じような値動きをすると考えても差し支えありません。
ですから、ドル円やアメリカのダウ平均などの情報を確認した上で方向を決定します。気が付いたのは、カナダドル円はドル円やダウ平均よりもほんの少し、遅い動きをするのです。
つまり、ドル円やダウ平均が急激な動きになった場合、カナダドル円もやがて同じ方向に推移していきます。この特徴を狙って売買をするのです。
基本的に損切りは行わない
安い事を前提にして取引をしていますので、基本的に損切りはしません。ナンピンで耐えられるようなら損切りをする必要性はありませんし、行った所であまりメリットも無いと思うので、余程マイナスが酷くなる以外は損切りで終わらせません。
利益確定はNY市場終了時点で大きな利益が出ていれば確定します。あまり利益が出ていない場合は続行することもありますが、NY市場が終われば変動は収まってしまうので、結果的にNY市場が終われば確定することが多いです。
1回の損失が大きいのが問題
この方法で継続して利益を得ていた時期もありました。地合がよければ大きな儲けが確実に期待できる手法ではあります。
しかし、やはり1回の損失が多いのがネックになっています。基本的に損切りをしないといっても、いつかは決断しなければならない時があるわけで、それがいつやってくるか・・ですね。
ですから、結果的にプラスというのはあまり生まれていません。いい時は凄いけど、悪い時は駄目という典型的な手法になってしまってます。そこに、「安定性」なんて言葉はないんですよね。
円安時期の見極めが重要になるので、エントリーの戦略については残して、損切り方法を再考すべきだと思っています。
結局は、損切りして仕切り直して新たなタイミングを探す方が良いのかもしれません。