FXトレーダーに人気のあるFX手法というと「ブレイクアウト」や「ブレイクダウン」です。
どちらも突破した方にポジションを持つだけなので一見すると簡単そうに見えますが、トレンドラインをブレイクしても少しブレイクしてすぐに価格が戻ってロスカットに・・そんな経験を何度もされた方も多いと思います。
私もFX初心者の頃はどのFX本にもブレイクアウトやダウンの手法が書かれていたのでこのFX手法が正しいと思っていましたが、勝率の高いブレイクアウトやダウン、ポジションを持ってはいけないブレイクアウトやダウンがあることが分かりました。
このことを知ってからトレンドラインブレイクの勝率も高くなりました。
トレンドラインブレイクのFX手法概要
手法名 | FXのトレンドラインブレイクの勝率を高めるには | ||
---|---|---|---|
開発者 | アッコさん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | デイトレード、スイングトレード | ||
時間足 | 30分足、1時間足、4時間足、日足 | ||
通貨ペア | ユーロ米ドル | ||
分析手法 | 移動平均線、トレンドライン | ||
その他選択項目 | 逆張り | ||
取引市場 | 東京市場、欧州市場 | ポジション保有時間 | 5時間 |
FX業者 | 月間取引頻度 | 10回 | |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 成行、指値、逆指値 |
勝率 | 60% | 損益レシオ | R-2 |
平均利益 | +50pips | 平均損失 | -25pips |
FXで騙しにあう確率が高い形とは?
チャート環境は1時間足に「5、25、75、200日の移動平均線」「トレンドライン」のみです。
まず、エントリー方法をチャート画像で説明すると買いポジションを持つ時にはピンクの抵抗線がブレイクした時です。
赤のラインを突破して勢いよく上昇して一時的に揉み合い、再度ブレイクした時を狙うと、赤のラインをブレイクした時に買いポジションを持つより成功率が高くなります。
私はFX初心者の頃は赤のラインをブレイクした時に買いポジションを持っていました。長い時間、揉み合って、Wのような形が出来上がったので底を抜けたと判断してポジションを持っているトレーダーが多いと思います。
このチャート画像では、そのまま上昇していきましたが、私の経験上、赤のラインでブレイクした時にポジションを持つとダマシにあう確率が高いです。ピンクラインまで待って仕掛けた方が高い勝率を確保することができるのです。
※エントリーイメージ
損切りと利益確定の設定
損切りはピンクのラインを突破した時にポジションを持ったので(青の矢印)ピンクのラインを少し割り込んだあたりか、この画像でいうと直近の底値、青の上矢印のあたりに入れます。
利益確定は最初の抵抗線、緑で一旦決済します。金曜日はアメリカの雇用統計の発表があるため発表前に決済しましたが、25日移動平均線が大きく上向きになっているのでもう少し利益は狙えると分かります。こういった時はポジションを持ち続けて次の抵抗線、または4時間足や日足を見て決済の目安にしています。
※決済イメージ
移動平均線の位置を確認すること
この画像で買いポジションを持つ時は赤ラインを突破した時だとほとんどのFXトレーダーが同じ行動をとりますが、赤のライン付近の移動平均線をよく見てみると75、200日移動平均線がローソク足の上にあり、上昇しても上値を押さえられる可能性が高いといえます。
25日移動平均線もまだ平行で方向感がみえない状況ですし、冷静に判断すると勝てる確率は50%と考えられます。このようなブレイクを狙って取引していると勝っては負けての繰り返しで、いずれ資産を割り込んでしまう可能性もあるので、トレンドラインブレイクでなかなか勝てないと悩んでいるなら思考を変えてみるといいと思います。