MACDはテクニカル分析の基本的な指標ですが、簡単には移動平均線の平均をとったシグナル線と考えて構いません。
MACDをみればチャートの動きとシグナルの共通点が見えてきます。普通は9日のシグナル線に12日や26日の平均線のことを言いますが、MACDはいわば拡散指標のため、チャートの方向性をチェックするより、ロウソク足がばらつきなく動いているか確認するのに有効です。
例えばMACDがばらついて移動していればライン通しが離れるため、ゴールデンクロス・デットクロスができやすくなります。
揃って移動しているのが意味するのは特に急激な変化はなく、予想の動きをするということです。
MACD FX手法概要
手法名 | FXにおけるMACD使用のテクニック | ||
---|---|---|---|
開発者 | maccさん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | デイトレード、スイングトレード | ||
時間足 | 日足、週足、月足 | ||
通貨ペア | 米ドル円 | ||
分析手法 | MACD、ボリンジャーバンド | ||
その他選択項目 | 指標トレード、逆張り、順張り | ||
取引市場 | 東京市場 | ポジション保有時間 | 6時間 |
FX業者 | SBIFXトレード | 月間取引頻度 | 20回 |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 成行 |
勝率 | 70% | 損益レシオ | R-2 |
平均利益 | +20pips | 平均損失 | -10pips |
ボリンジャーバンドを組み合わせる
使い方ですが、MACDは単独で使う指標ではありません。ポジション取りの決定に使います。
まずMACDを見るときは、ライン・シグナル線をそれぞれ出します。ゴールデンクロス・デットクロスができているかを確認し、「転換となるポジションが買われたんだ」こんな感じで見ていきます。
手持ちの資金に関係なく「クロスラインでポジションを持つのは厳禁」です。
ラインが揃っている時間にエントリーします。移動中や仕事の合間にエントリーできるチャンスがあるかは日によってバラつきがあるでしょう。すでに分かったようにMACDはオシレーター指標のため、転換点を回避する&安心なポジションを見つけるのに使います。
さらに「トレンド系の指標」を使う事が重要なのです。MACDには「ボリンジャーバンド」が相性抜群です。
どこら辺でポジションを持つか決まればボリンジャーバンドのσ(シグマ)を調整し午前なら午前の収まりを見るのです。ボリンジャーバンドを見ただけでは今後の収束点が分かりずらいです。
そのためMACDやボリンジャーバンドを確認・エントリーするのは正午のご飯時がチャンスになります。午前の間にMACDとシグナルが揃っている、尚且つボリンジャーバンドが上か下かのバンドに収束しているなら、チャンスです。
仕事帰りや学校帰りにバンドの反対に来ている確率が十分に高くなっているはずです。MACDだけでは順張りや逆張りは掴めませんが、トレンド系の指標を追加して分析すればより確実なエントリーは可能です。
※取引イメージ
両建てを使うFX手法もある
信用性に欠けると思った場合は、両建てしてリスクを減らすのも有効な手段です。
例えばボリンジャーバンドの±3σに収まる確率はかなり高いため、このラインで損切りの自動決済を設定しておけばまず安心ではありますが、両建てしていれば必ずどこかで利益になりますから、いつでも勝利の余韻に浸れるのです。
片方のポジションを解消する必要がありますが、まずは1つの利益を確保することが重要なのです。
転換となるロウソクやクロスラインが大きければより安定して利益を得られ、リスクヘッジも容易です。時間足(週足・月足)を見た上でチャートの転換位置を確認してからのトレードになります。
長期足の「横ばい」状態を確認
このFX手法では、週足・月足が横ばいの状態である必要があります。週足の急激な上昇があれば、下げて均衡させようとするゴールデン・デットクロスの騙しがあるからです。
つまり均衡しているFXチャートに安定材料の長めなロウソク足を探すわけです。慣れれば普段の様々なFX手法に組み合わせて応用可能です。