先日、6/10に黒田日銀総裁が衆議院の委員会で実行為替相場は、これ以上円安にいくことはない、と明言をしました。
これをみて、東京外為市場は急激に円が暴騰をしました。これをみて、私は笑ってしまいました。
経済に携わる人のほとんどが「実行為替レート」を知らないのだと。実行為替レートと直物の相場は似て非なるものです。まず、実行為替レートと直物の為替レートは定義が全く違います。数字も全く違うものです。
直物のレートが相対的数字であるのに対して、実行為替レートは絶対的な値段になります。また、実行為替レートは貿易統計や経常収支を換算に入れているので、直物レートとは全く数字が異なります。
今回はいい機会ですので、月足を使って、このドル円は天井か、調整にあるということを解説をしてまいります。
手法概要
手法名 | ドル円が目先が天井であるテクニカル分析 | ||
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開発者 | 角野實さん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | スイングトレード、長期保有 | ||
時間足 | 月足 | ||
通貨ペア | 米ドル円 | ||
分析手法 | ローソク足 | ||
その他選択項目 | 逆張り | ||
取引市場 | 東京市場 | ポジション保有時間 | 3カ月から5年 |
FX業者 | 月間取引頻度 | 1回以下 | |
エントリー注文 | 成行-指値-逆指値 | 決済注文 | 成行、指値、逆指値 |
勝率 | 90% | 損益レシオ | R-5 |
平均利益 | +5000pips | 平均損失 | -500pips |
ポイントは「24.44円」という数字
ドル円の月足を出します。それに、サポートでも、レジスタンスラインを引きます。その数値は100円です。
このドル円の100円は2000年代、ないしは、バブル崩壊、金融危機依頼ずっと投資家に意識されているラインになります。その円の最高値は、2011年10月の75.56円になります。その100円からの差は「24.44円」になります。一方で、その最安値の計算は極めて簡単です。
100円サポートラインから、24.44円を足せばいいだけです。つまり、この円安の最高寝は124.44くらいになりますよ、と私は2013年からいっています。今回の、最安値は125.84円になります。
ですから、今回の円安は、もうピークを迎えていると思います。また、2013年の時点で私はこれで調整を迎えるけど、調整が終了して、まだ円安方向にいくのなら、148.88円くらいまでいくよ、と言っています。
しかし、今回円高に調整をしたら、これを修正し、また、1ドル70円相場になりますよ、と言っておきます。
※チャート
利益確定と損切りの設定
124.44以上で円高方向にベッド。そして、最安値の125.84でロスカットの注文。これを論理的には、0.63円刻みでナンピンが玉を入れ替える。
これを5回やっても円安方向にいったら、円安方向、148円まで円安に行くと思い、作戦を変更する。
考えを変えればFXは簡単なもの
この方法はかなり簡単すぎて、みなさん信じないと思います。しかし、私はこの方法でユーロ円の大底と天井をきっちり取りきれました。
このユーロ円のサポートラインの引き方が問題なのです。みなさんは世界の投資家を相手に戦っているわけですから、いくら日本で投資をやっていても世界を意識をしなければいけないということになります。
ドル円やクロス円は日本がマザーランドになるので、比較的、世界の投資家が意識するラインは簡単に読めます。しかし、世界の投資家が誰も思いつく発想で、理解していくとFXは非常に簡単なものです。