このFX手法は主に、レンジ相場の時間帯を中心に1分足で「スキャルピングトレード」するためのFX手法です。
米ドル円1分足で1日に少なくとも10回以上エントリーできるため、たとえば空き時間にFXトレードするため1時間チャートを開いた時などに、小刻みに数回でもトレードして利食いできるFX手法ですし、小生などは、トレンドが発生するまでの待ち時間におけるつなぎトレードとしても使っています。
このFX手法をトレードルールの一つに組み入れることで、トレードがしたいメンタル状態になった時にも、ルール違反の無駄なトレードをせずに優位性のあるトレードを実践しやすいというメリットがあると思います。
FX手法概要
手法名 | 抱き線による逆張りFXトレード | ||
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開発者 | chabaさん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | スキャルピング | ||
時間足 | 1分足 | ||
通貨ペア | 米ドル円 | ||
分析手法 | ローソク足、移動平均線 | ||
その他選択項目 | 逆張り | ||
取引市場 | 東京市場、欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 5から10分 |
FX業者 | DMM.com証券 | 月間取引頻度 | 200回以上 |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 成行 |
勝率 | 70% | 損益レシオ | R-1 |
平均利益 | +3pips | 平均損失 | -3pips |
抱き線の出現でエントリー
1分足で両抜きの「抱き線」が出現したら反転場面とみなし、次の足の開始から逆張りエントリーします。
ある程度の上昇波動・下落波動が見られるレンジ幅を持った相場局面でないと勝率が上がらないため、以下のポイントに注意します。
1.21MAを見て上昇波動・下落波動によって生じた21MAの傾斜角度が水平になってきたらエントリーのタイミングです。
2.両抜きの抱き線が出現したら次の足からエントリーします。このとき21MAの水平化にともなって底値圏におけるダブルボトムやトリプルボトムが発生しているケースが多く、抱き線が反転上昇のシグナルになるパターンを買いトレードするものです。(天井圏では逆の売りトレードとなります)
3.ただし21MAが水平化してヨコヨコで推移していてローソク足が21MAに絡むように膠着している局面は、勝率が下げるので見送ります。
※抱き線の形状
損切りと利益確定について
底値圏における両抜きした陽線では以下のとおりです。
損切り=この陽線を終値で下抜いた場合
利益確定=この陽線とひげも含めて同じ距離を上昇した時点
この手法はすなわち「損益比率=1.0」でトレードをしていきます。勢いを感じて直近の高値付近まで利益確定を引っ張ることも可能ですが、勝率で勝負するFX手法なので欲張りません。(天井圏での両抜きの陰線はこの逆です)
狭いレンジのFX相場では見送る
値動きの静かなレンジ相場にあって、1分足を使って上昇波動・下落波動の反転局面で出現する抱き線を見つけてトレードするFX手法です。
上述したように欲張らないで利益を確定すれば高い勝率が残せると思いますが、注意すべきは、1分足であっても「21MA」にローソク足が絡むような非常に狭いレンジ幅の相場局面がありますので、FXトレードの可否を判断することが大事になります。