トレンドラインの応用手法として利用できるのがチャネルラインと呼ばれるものです。
トレンドラインとの併用により、さらに効率的に売買ができるようになるのがチャネルラインの魅力となりますが、チャネルラインも本当に機能するのかどうかをしっかりと見極めることが重要となります。
チャネルラインとは
チャネルラインとは、基本的なトレンドラインと平行するラインを引いたものです。
相場は株でも為替でも往々にして、こうした2本の線で囲まれた線の間を挟まれながら動くことが非常に良く見られます。相場がトレンドラインとチャネルラインの間で動くような場合には、これを活用することで、買いと売りを効率的に行うことができるようになるのです。
こうしたチャネルラインは上昇局面においても下降局面においてもその存在を見つけることができます。
引くのは簡単でも機能しているかどうかの見極めが重要
チャネルラインを引くこと自体はトレンドラインと同様に難しいことはありません。上昇のトレンドラインであっても下降のトレンドラインでも、平行するラインを引くことができればいいのです
。しかし2点程度を結んだ平行ラインの場合、半ば無理やり結んだだけのケースも多く、相場自体がこのチャネルラインを飛び越えてしまうことが結構見られます。
つまりチャネルラインとして機能しないケースも多く発生することになるのです。また三角持合のような形で、先細ってしまうこともあり、平行な線として機能しないことも多くあるのです。
したがって本当にチャネルラインの上限あるいは下限で相場が止められることになるかどうか確認してから利用していくことが極めて重要となります。
きちんと機能すれば利益確定と逆張りに利用可能
トレンドラインはきちんとトレンドがでて機能しはじめると比較的長く利用が可能になるのが常です。
それと同時にチャネルラインも一度形成が確認されれば比較的長く利用することが可能となります。
チャネルラインで何度も相場が止められるという状況が確認されれば、上昇局面や下降局面ならまずは保有しているポジションの利益確定のタイミングとして利用することが可能になります。
またチャネルラインにさしかかったところで逆張りのポジションをつくることにも利用可能となります。こうしたトレンドがでている間はトレンドラインとチャネルラインを上下する相場で何回かの利益確保が可能となってくることになります。
但し、必ず何度かのディールの後にはこのラインから逸脱するタイミングがやってくることになりますので、しっかりストップロスを置いておきながら売買することが肝要となります。