手堅いFXトレードとは、その時の相場の流れに合わせた分析が重要だ。単なるMAのクロスだけのサインで、エントリーをするようなFX手法ではない。
「FX相場がどのような型で、移動平均線はどの位置だ?」など、流動的な分析を加える必要がある。
一見すると規律がないように見えるが、もともとFX相場はあらゆる要因で動いている。そのため固定化されたルールのFX手法は難しくなってくる。
しかし、ある程度FX手法は固定化しないと成績にはバラつきができる。そのような思考から考えたFX手法を紹介する。
FX手法概要
手法名 | EMA+RSI+プライスアクションFXトレード | ||
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開発者 | 八丈さん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | デイトレード、スイングトレード | ||
時間足 | 5分足、15分足、1時間足 | ||
通貨ペア | 米ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、ユーロ米ドル、ポンド米ドル、NZドル円、豪ドル米ドル、ユーロ豪ドル | ||
分析手法 | ローソク足、RSI、移動平均線 | ||
その他選択項目 | 逆張り | ||
取引市場 | 東京市場、欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | ほとんどが24時間以内の決済となる |
FX業者 | -外為オンライン | 月間取引頻度 | 10回 |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 成行、指値、逆指値 |
勝率 | 60% | 損益レシオ | R-3 |
平均利益 | +40pips | 平均損失 | -20pips |
3つのインジ、3つの工程でエントリー
3つのインジケーター、3つの工程で判断を降していく。
・EMA5(終値)
・EMA12(終値)
・RSI21(ラインは40と60)
1.まず、EMA5がEMA12を上抜け。
2.RSIが40のラインをより上。(ショートは60より下)
3.クロス前のロウソク足(ヒゲのついたロウソク足など)の分析をする。
添付画像(管理人編集)では、クロス前にロウソク足のハンマー(ヒゲの長いロウソク足)が出現している。
これはショートの勢力が最初は優勢で、相場も下落の兆しを見せたが、最終的にはロングの勢力が巻き返したことを意味する。この付近は意識が集まるポイントで、再びハンマー付近に価格が落ちてきても、そこで価格が止まる可能性が高い。
つまりハンマーといった、「これ以上下に行きにくい」という材料とMAのクロスは相場が「これから上昇トレンドになりそうだ」といったことの暗示でもある。
※エントリーイメージ
利益確定と損切りついて
利益確定
EMA2本が逆にクロスをしたらば利益確定する。ただし、EMAの特性上リアルタイムでFXチャートを見ている時はその判断が難しくなる。
例えば、1本陰線が出たと思っても次の足で大きな陽線が出ればEMAの形状は更新されていくからだ。
であるので、1時間足よりも短い足を確定して、1回でもクロスを確認したら「決済の準備をする」というのが正しい判断となる。そして、つけた安値をブレイクするようであれば、そこは決済の場となる。この利確設定でいけば、トレンドが強い相場では100pips超の利益を獲得できるケースもある。
例えば、最初から+100pipsにリミットを設定しても、それは間違いではない。ストップロスの幅から勘案すると十分なレシオがとれる。
損切り
ヒゲのついたロウソク足付近。※だいたい-20Pips程度のストップロスが望ましい。
※決済イメージ
ロウソク足+プライスパターンが有効
ロウソク足分析は主に逆張りの場面で有効だ。FX相場の状況を把握する上での有益な材料にもなりえる。
1時間足で今回は使用したが、下の時間足の15分足や5分足ではもっと必要になる。トレードには、ロウソク足+プライスパターンの分析を加えるのが非常に有効だ。
ロウソク足は分析の基本となるものだが、どんな世界でも基本を疎かにして成功することはない。