FXはシンプルな手法がいいと言われていますが、いくつかテクニカル分析を知っていると取引に役立ちます。
シンプルなFX手法のチャート画面と、複数のテクニカル分析を組み合わせたチャート画面を見比べながら取引すると勝率も高くなりますし、一つのテクニカル分析で判断するよりもダマシも少なくなります。
また、ここで紹介する「パラボリック」はFX初心者にも分かりやすいテクニカル分析です。
FX初心者によくある上昇トレンドで売りポジションを持ってしまう失敗を防げますし、損切りポイントをどこに入れたらいいのか分からない方にも目安になります。
ただ、パラボリックだけで判断するとダマシに合うので、他のテクニカル分析を組み合わせて勝率を高めることが出来ます。
私の場合、色々なテクニカル分析を組み合わせた結果「パラボリック」は「ADX」と相性がいいことが分かりました。
パラボリックとADXの FX手法概要
手法名 | パラボリック&ADXを組み合わせたFX手法 | ||
---|---|---|---|
開発者 | りりママさん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | デイトレード | ||
時間足 | 1時間足、4時間足、日足 | ||
通貨ペア | ユーロ米ドル、ポンド米ドル、豪ドル米ドル、その他 | ||
分析手法 | 移動平均線、ボリンジャーバンド、パラボリック、ADX | ||
その他選択項目 | 順張り | ||
取引市場 | 欧州市場 | ポジション保有時間 | 5時間 |
FX業者 | 外為オンライン | 月間取引頻度 | 10回 |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 成行、指値、逆指値 |
勝率 | 70% | 損益レシオ | R-2 |
平均利益 | +50pips | 平均損失 | -20pips |
エントリー方法詳細
チャート環境は5、25、75、200日移動平均線。
ボリンジャーバンドは±2σにミドルバンドは25日、パラボリックとADXです。
ADXは14に設定していますが、時間足によって7に設定することもあります。
ここではロングエントリーを例に説明していきます。
1.パラボリックでトレンドを確認します。
2.エントリーする時にはADXが+DIが-DIの上で推移していること。
3.ADXが上向きになっている
※ADXと+DIが上向きになっている時は高い確率で上昇していきます。
添付のチャート画像では青の矢印でエントリーしています。
※取引イメージ
損切りと利益確定について
損切りは直近の安値、チャート画像では25日移動平均線を割ったポイントです。
利益確定はパラボリックが変わったポイントで決済するようにしていますが、長い上ヒゲが出た時に決済する時もあります。
下記のチャートではまだ上昇トレンドが続いているので持ち越すべきでした。
※決済イメージ
損切りが続いてもすぐに諦めないこと!
パラボリックとADXを組み合わせるとトレンドに乗ることが出来ます。自然と損小利大のFX取引になりますし、値頃感で決済して失敗することもないと思います。
ただ、パラボリックが変わった時に決済すると少し遅い時もあるので、大きな上ヒゲや下ヒゲが出た時は一旦、決済するのもお勧めです。
複数枚保有しているのならば、一部を決済して残りを持ち続けることも出来ます。
また、ADXが平行や下向きになった時にトレンドが終わったと判断できますし、+DIが-DIをゴールデンクロス、またはデッドクロスした時にトレンドが変わると予想してもいいでしょう。
早くトレンドの転換を掴むことでFXの勝率も高めることが出来ます。もちろん、早くエントリーするほどダマシは多くなりますが、エントリーする準備はできますし、他のテクニカル分析で判断して同じサインが出ている時は自信を持ってエントリーできますよね。
それから、2~3回損切りが続いたからといってすぐにこのFX手法は使えないと判断しないことが大切です。FXは2~3回損切りが続くことは当たり前のようにありますし、一つのFX手法を極めることで勝てるようになります。
この場合、少しパラメーターを変更するのもいいでしょう。とにかく、最低でも1ヶ月や2ヶ月は続けて判断することが大切です。