私がトレンドの基準を見極める目的で使用しているのが一目均衡表です。
一目均衡表は説明するまでもなく、世界的にメジャーなテクニカル分析ですが、この一目のなかでも「雲」と「遅行線」が秀逸です。
基準線と転換線はチャート上から排除して、この2つの指標でシンプルなFX取引を心掛けています。
雲ブレイクFX手法概要
手法名 | 一目均衡表がFXでは最強 | ||
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開発者 | ごっつぃさん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | デイトレード、スイングトレード | ||
時間足 | 15分足、1時間足、日足 | ||
通貨ペア | 米ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、ユーロ米ドル、ポンド米ドル、NZドル円 | ||
分析手法 | ローソク足、一目均衡表 | ||
その他選択項目 | ナンピン、順張り | ||
取引市場 | 東京市場、欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 数時間~数日 |
FX業者 | -XM | 月間取引頻度 | 10回 |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 指値、逆指値 |
勝率 | 70% | 損益レシオ | R-0.5 |
平均利益 | +50pips | 平均損失 | -100pips |
エントリー方法
まず、日足の流れを分析します。買いを例にご説明いたしますと「雲の上」にローソク足と遅行線が存在していることが条件です。
更にもう一つ、上昇のトレンドラインを引いて、そのラインよりもローソク足が上である必要があります。
ここまでの環境認識を行うことで、日足の保ち合い相場を回避することが可能になるのです。
下記は現在のユーロドル日足チャートになりますが、雲をブレイクしているものの、遅行線は雲の上限で止められていることが確認できます。
※ユーロドル日足チャート
このようなチャートの場合は、保ち合いになりやすくトレードしても成果は見込めません。
ですから、遅行線が雲の上限を突破してから始めて買い注文を意識することになるのです。上昇のトレンドラインを引く意味は、単純にトレンド転換を考慮してのルールです。
上昇のトレンドラインをブレイクすれば、ストップロスを巻き込んで下落が進む傾向が強いため、フィルタリングをかけています。
日足で、ローソク足と遅行線が雲をブレイクした場合においては、下位足に目線を落としてエントリーをしていきます。
予め方向はわかっているわけですから、あとは1時間足や15分足でピンバー、つまり下ヒゲが出たら「買い」を繰り返します。
この際に、3回まではナンピンして3回目の安値を下回った段階で損切りを行うという戦略をとります。日足の上昇のトレンドラインをブレイクするか、雲の中に入るまではずっと、この戦略をやり続けます。
損切りと利益確定方法
損切りは、前述したように3回ナンピンして3回目の安値を割ったときに、3つのポジション全てを切ってしまいます。
この時ばかりは、手痛い損失になってしまいますが、損切り自体が稀なのでイチイチ気にせず、次に気持ちを切り替えてます。
利益の確定については、持ったポジションの安値、つまり損切り幅の2倍~3倍確保できる位置に設定します。
が、相場の勢いがなく保ち合いになるようであれば、とっとと諦めて微益でもいいので決済です。
為替相場というものは、伸びる時は悩む必要がなく一気に進行するので、おかしいな。どうしようか。迷うな。なんて迷いが自分の頭に発生したと思ったら、微益で決済して次の取引に備えましょう。
FXでメンタルの弱さが課題の方におすすめ
以上が私が進めているFX手法のルールになります。まず、日足の流れが決まらなければ何もやる事はありませんので、FX取引するよりも待機時間が多い手法であります。ですから、FX取引がない日は他のFX手法の検証に充てています。
私は、今までは損切り貧乏になってしまっていました。損切りをすると、次の機会に正しい行動ができなくなっていたのです。
FXのナンピンは邪道という方も多いとは思います。私もそう思っていました。しかし、最終的には損切りまで至るナンピンですので、メンタルの弱さが課題だった自分のような方にお勧めできるのではないかと思います。