相場の流れは何となくわかっても、どこで入っていいかわからず、入って損切りになったり、利益を伸ばそうと頑張って減ってしまったりを繰り返していた中で考えたものです。
あと、チキンハートなので、大きく稼げなくてもいいからコツコツ負けないでやりたいと思った方法です。
手法概要
手法名 | しっかりと損切りをするナンピンルール | ||
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開発者 | Keiさん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | デイトレード | ||
時間足 | 5分足、15分足、1時間足、4時間足、日足、週足 | ||
通貨ペア | 米ドル円、ユーロ米ドル | ||
分析手法 | ピボット、フィボナッチ、トレンドライン | ||
その他選択項目 | ナンピン、低レバレッジ、順張り | ||
取引市場 | オセアニア市場、東京市場、欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 数時間 |
FX業者 | 月間取引頻度 | 30回 | |
エントリー注文 | 指値 | 決済注文 | 成行、指値、逆指値 |
勝率 | 70% | 損益レシオ | R-1 |
平均利益 | 60pips | 平均損失 | 60pips |
通貨ペアと適応する相場状況
まず通貨ペアとしては、スプレッドのそれほど大きくないものを選びます。基本は「USDJPY」か「EURUSD」です。基本的には、レンジ気味の方がやりやすいです。
わからない時は見送る事や「FOMC」や「ECB」など、いきなり一方方向に大きく動きそうな時はやりません。
まず、この手法の前提として「資金管理」があります。一般的に資金の1%とか2%とか言われますが、僕は「最大2%」でやります。後で、書きますが1ポジションが2%ではないです。
ナンピンはしますが、マーチンゲールはしません。(してもいいですが、計算がかなりややこしくなるのでしません。)
後、自分なりに相場感というか、値幅を考えることが必要ですので、裁量の部分が入ります。なので、相場の動きが全くわからないという時はできません。
エントリー例
例えば、ドル円でいえば、現状114.0円から、113.3円位でのレンジを今日は作るだろうと思ったとします。この値幅は日足や4Hのレベルで出します。
そして、どちらかといえば、上方向の方がバイアスが高いと考えた時に、まず自分の損切り位置を決めます。例えば「113.1円」を損切位置だと設定して、値動きとして「113.8円-114.0円」まではいく可能性があると読みます。
そこで「113.1円」に損切り、「113.8円」に利確として設定すると、真ん中が「113.45円」です。この場合は自分は「113.4円」にまず指値注文を入れます。
次に「113.2円」、「113.3円」にも指値注文をします。3つのポジションにおいて、損切りは「113.1円」、利確は「113.8円」です。
ここで注意していただきたいのは、最大損失を必ず先に計算しておくということです。最大損失は3ポジションすべてがストップにかかった場合ですので、60pipsの損失です。
この60pipsがご自身が決めた1%ならば、1%のルールに当てはまるように指値の数や位置を決める必要があります。これに基づいてロット数を決めることが必要です。
それから、一番リスクリワードが悪いポジションでも必ず1対1は確保することが大事です。後は、放置して1時間に一回なり、2時間に一回なりチェックするだけです。
値幅をどうやって決めるかというのが難しいかもしれませんが、フィボナッチの半値戻し、前回高値、意識されている価格など、マーケットのアナリストの人たちを利用してもいいと思いますし、意外と見えるものです。
基本的には、上記で述べた形で設定します。ただ、より負けないようにということであれば、損切りの位置を下げて、112.9とかに設定し、113.1、113.0にも指値をするのもありです。
この場合は、1ポジションのロット数が小さくなりますので、利益は減りますが負けも減ります。
損切りと利益確定
決済に関しては、最低NY時間のクローズまでは待った方がいいです。NYクローズをみて、もう一度値動きの幅を考えるというのがまずスタートです。
状況判断としては、平均コストを計算します。全てのポジションがヒットしてるのか、113.3円と113.4円だけがヒットしてるのかということになると思います。
そして、その日の値動きの幅が平均コストに対してどういう状況かということを考慮に入れて、平均コストにストップを移動させたり、逆に平均コストを考慮に入れて、無理のないところに利確を下げたりということをします。
平均コストよりも上回って利益が出ている状態であれば、もし、その日に大きな動きがあったり、自分が見れない状況になるなどがあれば、利確してしまうというのも選択肢としてはありです。
個人的には、「何よりも失わない」ということを重視して運用してますので、単純計算のリスクリワードよりも、破産確立が果てしなく少ないものということで、建値(=平均コスト)撤退も考えています。損小利大よりも、勝率高く損小利小、たまに大きくかつという手法です。
稼ぐというよりも「運用」する
これだと、「コツコツ買って、ドカンと負けるんじゃないか」と思われるかもしれませんが、自分が見ている値幅がすっごく大きく間違っていなければ、負けるというよりは、平均コストでの撤退となるケースが多いです。
なお、両建てにするとかなり資金管理や日々の設定がめんどくさくなるので、僕は大体3ポジションをマックスにして、一方方向に同じロット数で仕掛けてます。
どこで反転するかは正確にはわからないので、結局見送ってしまったり、入りたくてもリスクリワードが悪くて入れなかったりということを繰り返していました。
そこから、分割エントリーという形で、ある程度リスクリワードを計算して、狙ってるところに来たらまずはエントリーする、反転ポイントと自分が思ってるところでエントリーする、反転したと思ったところでエントリーするというのをやるようになりました。
でも、それだと、最終的に損切りにあった時に最大損失を計算するのがすごく大変で、だったら最初から「ここからここのエリアでエントリーして、ここで決済とすればいいんじゃないか」と思うようになって、こういう形になりました。
一応、マーチンゲールで、例えば、最初は1ロット、次に2ロット、最後は4ロットみたいにすれば、勝率は抜群に上がると思います。ただ、今度は、最初にしかヒットしないということもあるので、その時に稼げる額がすごく小さくなります。
より勝率を重視して、本当に資金の減少がほとんどない運用をしていくか、多少犠牲にして金額をある程度残していくかは選択の余地があるところです。
決して、一攫千金ではありませんが、資金がなくなる可能性も非常に低い方法です。稼ぐというより「運用」という意味合いを理解できる人の手法です。