きのうまで出張でしたので、かなり間隔が開いたような気持ちでいます。ご迷惑をおかけしました。
ここ数日の動きをテクニカルで分析をすると、かなりのリスク回避、いわば円高になるべくして円高になっているというのが素直な感想です。
このような動きというのは大きなリスクがある直前の動きになりますので、通常のテクニカル分析で行っている方は、テクニカル通りにやっても儲からない、という状態に陥ると思います。
こういう動きというのは何年に一回の動きで、にわかにテクニカルがわかっていると豪語するアホたれと本当にわかっている人の差がつく絶好の場でもあったのがきのうの動きでした。
■FXのレバレッジ規制強化
きのうの日経の一面に金融庁が来年から「FXのレバレッジ規制を強化する」との記事が出ていました。詳細は金融庁のホームページを見る必要がありますが、私はまだ見ていません。
今、意見募集をしていると思いますので、きちんと意見を上申すべきだと思います。ただ、法律面、そして専門的知見がなければ、単なる文句としか扱われないと思いますので、きちんとなぜ、レバレッジ規制強化に反対なのかをデータと知見で反論をしないと門前払いでしょう。
この規制強化の意味は、おそらく、アメリカの金融引き締めがこれから本格化をして日本株など、もう全然、ダメな動きですが、QE停止によってマーケットのボラタリティーが大きく上昇する可能性が過去のデータと比肩をしてあることから規制を強化するのです。
つまり「
ヘリコプターマネー政策」が世界的に終わる可能性が高いので、ボラタリティーがあがる、つまり、
「FXでリーマンショック直後のように全財産を失うような人が増えることを警戒して規制を強化する」のです。つまりお役所自ら
「これからFXはボラが上がるよ」と言っているようなものです。
私もこのFXコラムで以前に、アメリカの量的緩和が終わればボラがあがりますよ、と書いていますよね。どうせ、ウェブには、自分の既得権益むき出しの反対意見の羅列ばかりになると思いますが、思いやりのない人間は消えますので、そういう人の意見など無視することを推奨します。
個人的には自分さえ儲かればいい、という人間は大嫌いです。匿名であることをいいことに、そういうのを書きまくる輩は大嫌いです。
■金利なんかあがっても、円安にならない!
きのう、長期金利が暴騰しましたが、日米の金利差が拡大したら、付和雷同で円安になるといっていた、日銀の関係者や金融関係者はクビにしろ、と言いたい。「金利が拡大したら、円安になんかならない。」そもそもこんなわかりやすい、金利拡大ならみな、円安ポジションにする。
こいつらのなんでもしっているという偉そうな論説を元に、どれだけの人が大損をしているのか、と思います。何度も言うように金利差拡大はスポットで円安になるが、長期的には円高材料です。
このロジカルな解説をしている人にお目にかかったことがない。為替市場には、金利差拡大の概念なんてありません。
■日本のCDS急騰
安倍首相の財政収支バランスの黒字化2020年達成の先送りを受けて、「リーマンショック」のころよく登場した「CDS」が再び話題になっています。「CDS」というのは要するに倒産保険です。日本航空やオリンパスが破綻したときに「CDS」が暴騰したのと一緒のことです。
つまり、財政黒字化先送りで日本の倒産リスクが高まっているということになります。でも、日本は倒産なんてしませんから。笑。グローバルスタンダードな会計基準では倒産リスクは高まりますが、日本の財政の「
バランスシート」は極めて健全です。
消費税なんて増税しなくてもいいものを、増税したがる財務省役人のせいです。そもそも日経を読むと頭が悪くなるので、出張先でヒマだからといって見た私がアホでした。頭にくる記事ばかりですね。
久しぶりに見ると。希望の党か何かはわかりませんが、自民党も大負けは現実的になってきました。消費税増税路線で過半数取れるという見通しが甘すぎます。
8パーセントにしたとき、どのくらいの長期低迷になったか、政治家も庶民も絶対に忘れてはいないのに、なぜそんなものを推し進めるのか理解不能です。ともかく、安倍が勝つためには株価を上げるしかありませんから酷い「
PKO」になりそうな予感がします。
■北朝鮮情勢
「11-12月開戦がほぼ確定的」だとは、考えています。時間がかかる、というのは何を根拠に言っているのかわかりません。理解不能です。相変わらず、ネット記事をみると官僚から入れ知恵をされたと思われる記事がたくさんあり、どうしても開戦したくない官僚が大量にいると思われます。
個人的には開戦しても1日で終わると思っています。ロシアの特殊部隊が北朝鮮に向かっていると言われますが、カリアゲデブの亡命作戦の可能性のほうが大きいと思います。長くて1週間以内に完了すると思っています。
■ドル円見通し
きのうの朝、ちらっと為替のテクニカルをみて、これ上がらないテクニカルとパッとみてわかるようなテクニカルでした。112.8-113円で集中して指しましたが今朝の結果は予定通りです。
ただ、出張前のコメントは思いっきりはずしました。きょうは112.1を中心に1パーセントの動きだと思います。7:3で戻る可能性のほうが大きいと思います。112.1が強力に抵抗すると思います。
まだまだ、円高が、序盤とは考えています。今週の動きというのは、戻り新値は更新しましたが、所詮、下がるもの、とテクニカルをみればわかるのですが、これがわからない人はテクカルの勉強をもう一度やったほうがいいと思います。
根本的な考え方が違うと思います。9/21の112.7で高値という考え方が個人的には普通だと思います。そこから上がっても大したことはないのはわかっていることです。