おはようございます。今年はエルニーニョだから、暖かいというのは間違いで、あれは平均気温が東日本では2-3℃上がるという意味になります。私の経験からいえば、極端にあったかい日と寒い日が交互にやってくるものです。
ですから、今度は異常にあったかい日がくるのは経験からなんとなくわかるので待ち遠しい日々です。さて、本日はオーナーのTOMOZOさんから質問にご返信ください、ということですのでお答えしていきたいと思います。
その前に、SEOとアウンサンスー・チーに関してお話しをしたいと思います。その後、疲労困憊にしていなかったら現状のマーケットについて。
アウンサン・スー・チー
近年、ミャンマー投資がブームを帯びています。私もミャンマーに関していろいろな研究をしていますが、その研究本の中に私にとってはたいへん素晴らしいことが書いてあったので、みなさんも共感していただけると嬉しいと思い、書きます。
太平洋戦争は、原爆を使用することによって「効率的」に終了させることができた。その本に拠れば、この考え方が欧米で主流だそうです。ところがアウンサン・スー・チーの考え方というのは、正しいやり方で、正しい解決方法で解決しなければ、結果は間違ったものになる、という考え方をします。
現状の核についてはどうでしょうか?欧米人にとって、原爆は効率的に終わらせた手段になりますが、日本人にとっては悲しい事件です。そして、その悲しい事件を起こした核爆弾はなくなったほうがいいに決まっている、そう人類は思っているはずです。
しかし、現状は、一部の核保有国が抑止力として保有し続け、新規に核を保有すれば制裁を加えるという現状にみなさん、誰でも、おかしいと感じることでしょう。
では、アメリカが日本に敗戦を宣告するときに話し合いによって、解決をしていたら、いまごろ核というものは地球上に存在するのでしょうか? 少なくても、私は、今のいびつな核保有の原則なんてものはなく、一部の保有国だけが特権を維持することで、その恐怖におびえることはなかったと思います。
結局、太平洋戦争の終了のさせ方は今、流行の「効率的」という言葉だけを頼りに原爆を落として、現在でも核の弊害に世界は悩まされている。効率化、合理化という言葉が現在、魔法の呪文のようになっていますが、私は、以前から読んでいる方にはおわかりになると思いますが、効率化、合理化には否定的な見方をしています。
もちろん、インターネットの活用による効率、合理化を否定するつもりは毛頭ありませんが、その弊害というものが、私は必ずあると思います。それは核のようにすぐに表面に出るようなものではなく時間をかけて顕在化をしていくものです。
ですから、なんでも、かんでも効率、合理化すればいいもんじゃない、という意見です。その典型が先日のゴーンのバカになるわけですよね。日産は被害者面をしていますが、同罪でしょ、まともな企業だと思っていません。
人間というものは効率化をすごく喜ぶようになっていますので、便利なものはヒットをするのです。ではインターネット検索のSEOというグーグルの技術もコンピューターバカは大歓迎しています。
その結果、検索の上位に上がるためにさまざまなインチキを駆使し、結果として、バカでもわかるような文章しか上位にしか来なくなっています。このような状態になって、特にインターネットに知識の源泉を求める方などの、頭の中身はどんどんバカになっていく、という現象を私は最近、富に感じます。
要するにかんたんなことしかわからなくなっている。かんたんなほうが、楽だもの。だから、1つの物事に対して真剣に考える人が少なくなっていると思う。質問に関してもファンダメンタルズのものが多いのですが、私がみてもテクニカルに比べて格段に難しいと思います。
でも、楽な道を選ぶよりも苦難の道を歩め、というのが先達たちの教えなのですから、その言葉に私は従います。
つまり、私たちが情報を調べようとしても、まだマーケット関連のニュースはまともなものが上位に来ますが、そのほかの一般的な事象は、嘘っぱちな説明のものが上位にわんさかある。たとえばテクニカルの教えに関しても、一見して詐欺とか、間違い、というものが上位にきています。
つまり効率化なんて万能のツールと勘違いしている人が多すぎるということがいいたいのです。効率化した得た果実はあとになって、核のようにとんでもない問題になるということがわかっていない人が多すぎるのです。
核が暴発しない、という保証なんかありません。そしてこのFX WORKSもこのSEOの度重なるルール変更によって、TOMOZOさんも苦労しています。私を含めて、みなさんにFX WORKSの宣伝をお願いしたい次第です。
グーグルが私たちの生活を短期的に便利にさせることは確実だと思いますが、長期的にはバカにさせるツールだと思っているのは私だけだと思いますし、こんなことを言っている人は世界でもまれだと思います。私がスマホを持たないのは、バカになるから、その理由一点です。
いただいた質問について
①ところで、今回の記事の中に、…ネットで宣伝をしているインチキ、非合法投資顧問…とは、FX Jinさんの事でしょうか?私も嫌なので、何とかならないでしょうか?
EVHAさんからの質問です。ありがとうございます。
まず、FX Jinって誰のことかわかりませんが、今は、サラリーマンの方のボーナス期です。つまり手元に余計なカネがある時期なので、そういう詐欺師連中は、あなたのお金を詐取しようとしているだけの話です。この時期ですので、注意喚起を呼びかけるためでもあります。
それと、なんだか、去年5000万私は儲かったから、私に文章を書いてくれ、と依頼したアホがいたのです。とーっても偉そうに。で、今年はどうなんだよ、と聞いたら答えない。そういうのは、継続的に儲けられない奴は詐欺師っていうことを何度も説明したのだけど、理解できないらしい。
統計的な数字を見せても信用しなく、いや、私が儲けたのは実力だ、と言い張るのです。何度も言うように単年で、1億、10億もうけられる奴はくさるほどいるのです。でも継続できるのはその中の1パーセントもいない、ということです
。こういうことは何度も言わないと、勘違いする方が必ずいますので、何度も書くし、明らかに詐欺目的の奴は私に近寄るな、と言いたいのです。
私は他人の悪口をツイッターのパブリックの場所で書いてしまったほどツイッターの使い方を知りませんので、残念ながらご要望の応えることができません。ごめんなさい。
②この時期にその方法を明かした理由は、利上げが来年から無くなるからですか?理論値は仮に平均値と仮定した場合、そうなのであれば金利変動値による為替予測は今後難しいと思いました。浅はかな知識でふと思った疑問ですので、的外れな事を質問していたらすみません。
石田さんからのご質問です。ありがとうございます。
今回、金利のFXでの計算方法を明かしたのは、ドル円が「ドル÷円」から導かれているということさえもわかっていない人が多いからです。
ドルを1とした場合、日本は現在では4になり、1ドル4円が適正になるのです。これが現在のように1ドル113円になる計算方法はまだ明かしていないと思います。
まだ公開するには次のアイディアが生まれていないからです。来年から利上げの予定がなくなるからか? という質問は、違います。2015年までアメリカはゼロ金利を解除したので、リーマン前のように金利の勉強もこれからしなきゃいけないよ、という意味になります。
ゼロ金利を解除したのですから、これから、もっと金利は上下動を繰り返すことでしょう。この金利がどのように動くかわかっていないとFXの価格予測はできないから、という意味になります。
このアイディアをお話ししたのは、もっと、金利をわかってほしいという願いと、石田さんのように考えている人であれば、すぐ思いつくようなアイディアで、秘密の計算でもなんでもありません。
でも、FX専門家にこういうこと、言う人、世界に存在しますか? しないでしょ。だから、トーシローだ、と言っているのです。よく考えりゃ、こんなの当たり前のことだけど、誰もそんな発想をしゃべる奴がいない、レベルの低い業界なんですよ。
だから、私がFXの価格決定論をきちんと解析すれば、バッフェットの師匠、証券分析のような世界的な大ベストセラーになるかな、と思うだけです。
この為替予測値というのはファンダメンタルズをベースにしているものです。しかし、そのほかに金利の変動要因があることは、データからはっきりしているのです。
で、ファンダメンタルズの解析の仕方がわかると、株価も金も商品も、だいたい来年どうなるか、わかってくるのも判明しています。つまりマーケットのある金融商品に関しては、来年の値段はもう、すでに金利変動分を除けば、分析すればわかることもわかっています。
その中のマーケット金融商品の中に債券もあるわけです。その値段の動向がわかっていれば、だいたいの金利動向もわかるということです。
さきほど言うように難しいことがあれば、私はマーケットに関しては燃えます。最近、私はアスペルガーなんだろうな、と思います。参考までにスティーブジョブズやアマゾンの創始者、度忘れしましたが、もアスペルガーと言われています。
その反面、頭のおかしい人もアスペルガーにいるのも事実です。天才とバカは紙一重とはよく言ったもんだ、と思います(笑)。私は現状ではバカの評価でしょうけど、天才目指して、頑張りまーす!
私が計算しているファンダメンタルズは平均値ではなく、日々の絶対値です。この意味を理解するのには、ファンダメンタルズを死ぬほど勉強したら、わかることです。
言葉の意味ではなく、もっと深い意味です。たとえば、マーケットの魔術師シリーズでテクニカル部分の本を出している著書の人は最初にはっきり書いています。
マーケットはファンダメンタルズで動いている、と。テクニカル分析の大家が、マーケットはファンダメンタルズ次第といっているのです。この言葉に勇気をもらい、私はさらに必死にファンダメンタルズを勉強しているだけです。
この著者が儲けているか、どうかの話になりますが、そこそこ儲けているか、損して退場しているかのどちらかでしょう。それほど、自分を律することのできるタイプとは思えません。
③現在は警告通りに同数の売りを持ち20日の政策金利発表前まで持とうと思います。発表後は金利折り込み済みの値から角野様が言っていた冬季のドル安で上向くと考えています。
一つ気になっているのがトルコの夏に行ったものと今回発表された二回目の100日計画です。インフレ時に大型公共事業を行う影響も半年後と考えてよろしいでしょうか?お時間ありましたら回答お願いいたします。
アルマジロさんからです。ありがとうございます。
まず、私の文章の書き方が悪いので、あまり理解できていないと思います。トルコで問題なのは金利です。この金利は、8-9月までリラ安なので、円安で日本の物価が上昇するように、物価はいつも言っているように6か月後まで下がらない可能性がある、と言っているのです。
つまり来年の2-3月まで金利は下がらないよ、だから、本来、中銀は今回の金融政策決定会合で通貨を上げる意思があるのであれば利下げをするはずだよ、と解説をしたのです。
しかし、今回、下げなく、現状維持にしたということは、通貨が貿易、観光などが減るので、通貨安を誘導しているのだろうな、と私は思う訳です。
100日に関しては、前のサイトに書いたように底値100日になるのですが、これは1か月の営業日数が22営業日くらいで、通常の暦でいえば3か月ちょっとですよね。
営業日数でいえば、4-5か月かかるわけです。現時点では底値100日は、4-5か月になるのではないかな、と思います。テクニカルを研究している人にはおわかりになると思いますが分足レベルでの二番底、時間足レベルでの二番底、日足、週足、月足レベルなどの二番底を形成していくという意味です。
もちろん、かならず時間軸ごとに二番底を形成するとは限りませんが。現状はファンダメンタルズを考えあわせた場合、週足レベルの二番底を形成する可能性が高いということです。
何れにしろ、これだけの暴落を起こした通貨ですから、時間はかかるから10年計画です。おそらく今後、陰の局や陽の局で、出鱈目な報道が跋扈するはずです。
そのときには適宜解説をしていきます。インフレ時に大型公共工事の意味がよくわかりません。インフレ時に大型公共工事をすれば借金の金利が膨らみますので財政が悪化するという意味でしょうか?
この場合は、借金を債券で募集して、返済をしますので、その債券が通常の1年や3年の短期ではなく10年以上になるでしょうから、影響を読むのは難しいと思います。
現状の相場について
週末にアメリカ政府の債務期限がくるのでゴタゴタすると思います。ペロシがトランプを言い負かすという珍事も起こり面白いです。あとは20日のFRBについては解説したとおり。この時期のアメリカの小売は落ちる訳がありませんから1月末のGDPは良いでしょう。
しかし企業は、冬場に備えて、設備投資を控えていますので、思ったよりも伸びない可能性があります。ただし、年明けからユーロ高になりますので、ここでユーロ高の解説しただろうか、とふと、思います。誰か教えてください。
ユーロ高ならドル安、ポンド安でしょ。ドル安なら円高、こんなこと、なんで当たり前のことを誰もわからないのだろう、と思います。年初、ドル安ならアメリカ株は今年の年初、ドル安、金利安で上昇したことをおもいだせば、どうなるかなんとなくわかるものでしょう。
現状のアメリカ景気は好調なのですから、為替ではドル高方針に変わりがありません。思い出してほしいのは、私は今年の1-2月に今年の引け値は113.3円になると言ったのですよ。
我ながら、私の為替予測システムはすげーな、と思います。だから、来年の値段もだいたいのこともわかる、というのは嘘八百ではないことがおわかりになると思います。
113.3で引けるなんて思い込みはしないように。毎日、丹念に分析することが大事です。ご質問はコメントかツイッターにお願いします。悪口書いて、私はそれにこたえるほど人間ができていませんので、おわかりになると思います。編集部に質問を送ってもかまいません。
(この記事を書いた人:角野 實)