読み込み中...
世界予想という仰々しいタイトルを取らせていただきましたが、これには理由がありまして非常に腹立たしい事件が最近ありました。ひとつは理研の小保方事件、もうひとつは東京オリンピックの佐野事件。こういう、日本のトップに位置するような人物が実は単なる「パクリ」犯であったこと。
そして、誰がどうみてもパクリなのに本人たちは何れも否定するというここは中国なのか、というような認識なことです。
もちろん、認められない自分の矜持もあると思いますし、自分自身が悪いことをやっている認識もあるから認められないという気持ちがあると思います。
きっかけは弟子入り志願事件
きっかけは2-3日前、私に弟子入りをしたいという訳のわからないことがあったことがこのことを考えるようになったのです。私の素性も何も知らないのによくそんなことが言えるな、とは思いましたが、正直そういう話は私にとっては苦痛以外何ものでもありません。
実は私には３年ほど前大きな病気を経て田舎暮らしをしており、その際ほとんどの仕事を残念ながら止めざるを得なくなった事情があります。その際、私を師匠とあがめる弟子が何人もいたのです。
しかし、実際に病気で言葉もおぼつかない状況でしたので、マーケットの急変にはとてもではないが対応できない、ということでしばらく休ませてください、と現在でも休止をしています。
悪い気はしないが・・・
彼の言い分はこうです。マーケットではある程度稼げるが、ＨＦＴ、はめ込み、自己勘定等の一般投資家を欺くような投資環境は許せない、というよりも現状よりも大きな資産を形成することができないので、どうやったら増やせるのか、ということです。
詳しく彼がどう儲けているのかよくわかりませんが、おそらく大して儲かってはいないのであろうと簡単に類推することはできます。
まず、儲けている人が投資環境云々、そんなことを言うわけがない、本当に儲けている人間はそれが自分の所為、自分のテクニックのなさを責めるのが普通のことであって決して環境の所為にはしないのが当たり前です。そしておそらくテクニカルで売買しているのであろう、と思うのです。
ですから「ＥＡ」やテクニカルは習得するのが楽ということで、流行るのです。上記の小保方、佐野両氏とやっていることは同じです。
だから、私は常に「デイトレード」や「スキャルピング」で大儲けした人など聞いたことがない、と広言するのです。「デイトレード」や「スキャルピング」などは、「ファンダメンタルズ」の要素はあまりありません。テクニカルだけでほとんどの場合回答がでます。
つまり、化けの皮がいつかはがれて市場から退場するトレーダーが９割９分になるのです。テクニカルに頼ったトレードなどそんなものです。
彼は富裕層になりたいと・・・
ふーん、と思いました。まず、その考え方からして無理でしょうね、と思います。みな、なりたいですよね、富裕層に。何も他人よりも秀でている論調は一切なし。他人より一歩先に秀でていなければいけないのに、考えからして普通の考えです。
富裕層というのは、みながなれないから憧れるのであって、みな、富裕層であればだれも取りあわないものです。要するに若い方は、テクニカルのコピーによってある程度の金持ちになることはできたとしても、結末は小保方、佐野両氏の結果と一緒です。
これから、バブルが起こる国は？アメリカでしょ、これからダメになる国は新興国でしょ。私は何度も言っていますが、これからは先進国の時代で、新興国は没落すると。
先進国のユーロがつぶれるとさわいでいるアホな連中がたくさんいますが、先進国の中ではユーロの順位は最下位予想でしょうけど、新興国の中にはいればトップになってしまうでしょうね。ユーロが最下位というのには、私は疑問を持ちますが上位にいないことは確かです。
この相場観を持てば、自分がどうすれば本当に儲けることができるかわかると思います。
これからの世界経済は、こうなると思いますがね、それを自分で考えて組み合わせるのがあなたの創造性の問題であって、コピーできない商品になるのです。現代日本はコピーすると小金が持てる社会になりましたので、そういうバカな輩が増えるのです。
（この記事を書いた人：角野 實）
