参議院選挙も終わって、ほかの野党がどうしようもない状況で、ま、妥当ですね、という感想です。
そもそも野党なんか今は居ても存在意義が全くない状態です。何が君たちはやりたいの、単に自分の欲望を満たすために自民党に喧嘩を打っているだけで何の意思も見えない。
というのは過半の方のもつ感想だと思います。きょうは、珍しく朝から久しぶりにチャートを眺めていたのですが、誰が買っているのかさっぱりわからないのですけどね「買いまっせ!」「きょうはやったるで!」という日らしいです。と、私は感じました。
選挙が終わって下落というのが日本のマーケットのセオリーになりますけど、ま、違うでしょうね。と、思っています。チャートに意思を感じるということをお話するとわからない、という方が多く居らっしゃいますが「考えるのではなく感じなさい」という話をしています。
この話をしていくと認知科学や行動科学の話をしなくてはならないので話が長くなります。
このことについて話をしてほしいのであれば、サイトオーナーにお願いするといいでしょう。ともかく参議院選挙には自民党や野党にはまったく意思を感じませんでしたが、きょうはチャートに意思を感じるということです。
二番底の話
上記は、ドル円日足に単純移動平均10を加えたものになります。私はここ数日、売りであろうと書いてきましたが、本音は違うのです。どこかで戻るというのは長年の経験では感じています。
感じると考えるは、全く意味が違うのですが、感じるというのは、結局、何の証拠もないこと、そして考えるというのは証拠を下に理論構成をしていくということになります。
これをみると、イギリス国民投票も、7月の雇用統計も上値のメドが簡単につくのです。正直、これを一から解説するのは面倒なので、何ともいいません。
事実だけを確認すると、移動平均10は6月から順調に下がり、7月に入ってからその下げは鈍化傾向にあります。こういう平均線のトレンドがだんだんと鈍化していくこと見れば「どこかで戻りが入るな」と考えるのは当然になります。
しかも雇用統計後の100円割れを示現して前の安値を取らない形なのでセオリーとしては、ダウ理論というどうしようもない理論でいえば、参考までに私はダウ理論なんぞ全く信用などしていないし、何もわかっていないバカが勝手に採用をして勝手に世界標準になっていると思っています、
これは二番底を暗示しているというのは誰でもわかることだと思います。しかし、マーケットの経験がちょっと長い方はあまりにも戻りが鈍いし、いつまでたっても戻らないということから買いを損切りド転するのです。で、やっぱり二番底だったといってまた損切りド転なのです。
こういうことをやるのは素人だからなのですけどね。こういうことをやっていて、自分がプロと勘違いしている輩がいかに多いか、ということです。こういう連中が幅を利かせている状態ではま、私は安泰と思うのですけどね。
二番底になる根拠の考え方
上記のような方々はその根拠が薄弱なので、そういった無駄なトレードを行うのです。
儲けたものが勝ちなんてこういう人たちは考えるのですが、それも間違い、完璧なトレードを目指すことが生き残る早道というのが私の目標。
人間だから、間違いもあるさ、なんて言葉に逃げてはいけません。そう思うことによって自分の逃げ道を作れば作るほど、自分に甘える。これを行動科学では追認バイアスというのですけどね。
往復ビンタを喰らって仕舞う人はなぜ、自分が間違えたのかの検証をすればいいだけの話なのに、それをしないから何度も間違えるのです。
「損切りは謝罪」と私はいいますが、その反省をきちんとなぜ、間違えたかの検証を終えて初めてその謝罪が終了するのです。自分が間違えていたなら心から反省をするけど、言葉だけの謝罪なんて間違いなく同じことをやります。
上記は1時間足の「単純移動平均60」を加えたもの。本当は60ではないのですけど、本当の正確な数字がわかる方はいらっしゃるのでしょうかね、たぶん居ないとは思います。
これをみて、私が二番底の可能性を謳っているのかはかんたんにわかると思います。二番底は現時点で「可能性」の話で、長い目でみればまだまだ円高だよ、と私は思うのですけどね。
(この記事を書いた人:角野 實)