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8/15に日本の「4-6月期の経済成長」が発表され「年率で0.2パーセントの成長」としました。それを受けて、日本政府は年間目標を1.7パーセントから0.8パーセントに減らしました。
言っては悪いですが、ＦＸの関連ニュースではこの数字に関して全く理解していませんので日本の成長に関しては取り上げますが、政府目標の変更に関してこれがどうＦＸと関わってくるのかを理解していませんのでほとんどのメディアが取り上げません。
私が常日頃、申し上げている通り、経済記者やマスコミのほとんどが経済を理解をしていませんので取り上げないのです。では、この「ＧＤＰ」が発表されての恒例の計算をしてみましょう。
ドル円の基準値
私は4月以降から、今年のドル円の基準値は「106.6-107.4」と申し上げている通りです。ただし、本当の基準値は70円台になりますので、大幅に安く見積もって106-107円と申し上げている通りです。
ですから、これによって私は年初から円高と騒いでいたのですが、円高になって半年以上、戻りらしい戻りもなく円高にいったので、100円という心理的節目の値段というのを超えたのを機に一度戻りが入るであろうとずっと言い続けています。
この件に関しては後述をしますが、ここで、この日米の4-6期の「ＧＤＰ」の概要がでましたのでかんたんな計算を「アメリカＧＤＰ1.2÷日本ＧＤＰ0.2＝6パーセント」この解が6パーセントになるということは、106.6からドル円が6パーセントも上昇する可能性があるということになります。
106.6からの６パーセント上昇というのは、約113円で、週刊足をみると移動平均120近辺まで戻るのかと考えておきます。そこに「政策金利」を勘案していきます。
「アメリカ金利0.25÷日本マイナス0.25＝-1パーセント」日本の金利は、日本銀行の当座預金の一部にしか適用されないのでゼロとみる見方もあります。その場合は上記の計算式の解は0パーセント、その割合から計算してマイナス0.1にした場合はマイナス0.25になります。
そこに「ＧＤＰ」成長率の6パーセントに掛け合わせたとしても解は必ずマイナスになるか、ないしは、ゼロの場合はゼロになる、ゼロになる場合は106.6-107.4のレンジを維持しますよね。
106.6から６パーセント減じた値段というのは100.2ですから、この円高というのは行っても100.2近辺というのがわかりますよね。つまり7-9月期の日米の「ＧＤＰ」が発表されるのが11月の中旬になりますので、今からのレンジというのは「100.2から113円近辺」という推測になります。
しかし、アメリカの成長が1.2で固定され、日本政府の目標、0.8が実現されるとそのレンジは1.5パーセントになりますよね。つまり、ほとんど「モチアイ相場」になるとう意味です。そういった意味ではこの第三四半期のドル円はかなり動くとかんたんにわかってしまいます。
上下に6パーセントの可能性があり、合計12パーセント動く可能性があるのです。こうロジカルに説明できる方は日本にはいないでしょうね。
テクニカル見地から
画像はドル円４時間足に移動平均10を足したもの前回、上昇すると踏んだもののアメリカの卸売り物価指数や小売売上が減少したことで反転。
今は、１０をチャートに加えるとうまくトレードのポイントを組み立てることができます。
今日の朝は10が下をむいて実態が10にタッチをしたので売りポイントになります。このようにテクニカル的にはまだ下模様。しかし理論値では100.2が安値なのですから、もう安値は見えていると思います。
この展開の場合は、買い玉が秋からの「金融緩和」の期待で、膨らんでしまっているので上昇しないと考えたほうが賢明になります。
つまり「金融緩和」期待での買い玉が投げさせられたら、やっと買いになるか？ということになります。つまり、目先は怒涛の投げものによって下げ、そこからというシナリオには変更しています。
（この記事を書いた人：角野 實）
