上記のグラフは2017/12/1から2018/4/27までの為替予想レートと実際の為替レート、ドル円になります。
・青い線が為替予想レート
・オレンジの線が実際のドル円相場になります。
横軸の21が2018/1/2
横軸の44が2018/2/1
横軸の64が2018/3/1
横軸の88が2018/4/2 になります。
上記のグラフからわかること
まず、12月から実際の為替相場は円安に行き過ぎており、FOMCが開催された後にようやく実際の為替レートは想定レートに収れんをしていることになります。グラフの描画の仕方なのですが、今年の年初のドル円の高値113円は、以前にあの値は異常値と書いたを覚えている方はいますでしょうか?
このグラフからは読み取れませんが、異常値というのはもっと前から描画をすればわかるのです。その後、想定レートと実際のマーケットはほぼ一致した動きになります。
そして45くらいから株価が崩落をします。ここの動きは、言うまでもなく、リスク回避の動きですが、リスク回避で円高になっています。つまり、本来は2月の上旬~中旬に円安に戻らなければいけないのが株価が低迷をしているために戻るに戻れないような状況になっています。
この状態は去年の12月とまるで一緒の状況です。12月というのは、もっと本来なら円高になっていなければならなかったものが、円安になっていたのです。
そこでFOMC、クリスマス休暇、年末年始を挟んで、急速に、想定レートに近づかなければいけないという反作用が働き、年初に異常値ともいえる円安を示現したのです。
今回の場合も一緒で、どこかでマーケットが想定レートに近づくような動き、つまり円安のような状態を作りだす可能性があります。それを出す日付というのが3/22~3/28だと示しているのですが、当たるかどうかはわかりません。
ちょうど奇しくも、FOMCの開催と重なることに注目をしてほしいと思います。FOMCはどういう結果になるか、わかりませんが想定為替レートは円安になることを示しています。そのあとは想定レートが急速に下がっていますので、たぶん、4月の円高に向けていくとは考えています。
想定為替レート
2018年の為替予想を基本に、それを日々データに落としたもの。私、独自で作成したものになり、オリジナルのものになります。
(この記事を書いた人:角野 實)