おはようございます。貿易戦争で重要なポイントというのを説明する前に、FX works さんで執筆させていただく方針について少し触れていきたいと思います。
執筆のポイント
今まで、私は何年に亘ってここで執筆させていただいているのかは忘れましたが、テクニカル分析の重要なポイント、そしてファンダメンタルズ分析を基本中の基本を書かせていただいています。
間違いも多数ありましたが、それは私自身の成長であり、読者のみなさんも私以上に成長をしていると思います。何しろ、このような訳のわかんない文章を解読する力があるのですから素晴らしいです。
今回、テイストを変えているのは、このテクニカルとファンダメンタルズを融合させ、そして総合力に移行する時期なのかな、と思うからです。
ファンダメンタルズに関してはまだまだ説明をしていないと思いますが、きちんと解読した方にとってはファンダメンタルズがそれほど難しくない、と感じられるようなレベルまで書いてきたつもりです。
ファンダメンタルズが難しいというのは、単なる無知識だけであって、知ってしまえばこんな単純なものはない、ということになっているはずです。
いまだに難しいと感じる方は私からみれば知識が足りないだけです。知識と常識があればファンダメンタルズは決して難しいものではありません。こう考えて総合力を伸ばす、試みをしようと思います。
貿易戦争のポイント
貿易戦争のポイントというのが、ニュースでトップになる理由を考えたことがありますか? これを漠然として、考えている方が過半で、経済ニュースのトップになるのは、重要だからじゃないのです。
かんたんなことで。お金が動くからです。つまり、貿易戦争が勃発することによってお金の動きが緩慢になるか、活発になるので、お金が動く。経済とはお金が動くことになりますので、経済ニュースのトップになるわけです。お金というのは私たちの扱っている、FXのことですよね。
だから、貿易戦争は数字の上、要するにGDP占有率のこと、では、日本においては大したことがないのですが、ほかの国では貿易が経済の重要な位置を占めますので大変、重要な話になるのです。
参考までに貿易の占有率が10パーセント程度なのは日本とアメリカくらいなもので、ほかの国は軒並み20パーセント以上、参考までに中国は50パーセント、韓国では60パーセント以上なのです。
数字はウロ覚えなので容赦ください。つまり貿易戦争が起こるということは、お金が動く、すなわち、FXが動くということと同義なのです。では、先日、カナダとアメリカの貿易交渉が妥結をしましたが、そのレートがどうなったかを考えればいいだけの話なのです。
ドルカナダ
妥結した直後に大きく動いているのはわかりますよね。妥結直後に大きく、ドルが動いているのですから、じゃ、対円、対ユーロに対してもドルの価値は動くのは当然です。
そもそも、このドルの動向がどういうロジックで動いているのか私にはさっぱりわかりませんが貿易交渉の勃発、妥結によってドルのレートが大きく動くのは過去の中国、メキシコ、ユーロ、円などみていると必然です。
今回はカナダの対ドルレートが動いたのですから、当然、ドルの価値は変化をする、のが当たり前です。それで、きのうドル円はどうなったかといえば、円高に転じましたね。
今週の予定では、自分でも何を書いたか、覚えていませんが、今週は円高になって、その後、円安になっていくと書いたような記憶があります。その安値は113円と書いたと思いますが、現時点で113.2円くらいかもしれないと思います。その後、また114円を目指す動きかな、と思います。
週末の引け値も114.2円と書いた記憶がありますが訂正で114.6円です。要するに、総合力をつければ、このように週の動きでも、ある程度、読めるようなものになるものです。
この予想が当たるか外れるかはわかりませんが、そんなに値動きには自信がありません。でも、円高、円安の流れはこのようになると考えています。
これだけ自信をもつ理由は年の動きを今年の2月に出しましたが、実際、ほとんどその通りになっていますよね。つまり考え方の基本はあっている、ということになります。
なぜ、円高のピークの時期がずれ、そして円安のピークを越えてしまったかの理由は、特定というようなレベルではありませんが、なんとなくわかったような気がします。
要するに何もわかっていないレベルなのです。この予想は、テクニカルとファンダメンタルズの複合によって示現している、だから、今後はこのような話をしていこうと考えているのです。たまにファンダメンタルズの話もすると思いますが、今後もお願いします。
(この記事を書いた人:角野 實)