おはようございます。正直な話、新しい事象が次から次へと起こりついていけない、というのは素直な感想です。たとえば、イランやイギリスなどは軽く流すようになっています。
かといって、いい加減な調べ方をしている訳でもないです。とくにイギリスの見通しに関しては、もう少し、メイが頑張るだろうと予測していましたが、完全に閣僚や議会院内総務の辞任によって完全に行き詰まりというのは読めませんでした。申し訳ありません。
イランに関しては、どこかで解決するでしょう。しかし、原子力の問題は私の専門外でもう、これ以上、新しいことを詰め込まないでくれ、というのが本音です(笑)
ファーウェイに関してもハイテクが専門外ですので、こんなもの知り始めるとのめり込んでしまいそうでそうも真面目にやる気が起きません。そんなわけにもいかないので、そこそこはやっていますが、自制中です。今週は、アメリカの経済指標集中日になりますので、かんたんに見通しをしていきましょう。
30年物国債先物納会
以前からお話しをしているように、今月は19/3月物アメリカ国債30年物先物が納会月になります。実際の納会は5/23になりますが、その受け渡しをめぐり、おそらく、アメリカの納会も当業者は納会日まで決済をしなくてもよい形になっていると思います。
https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=9105 第一商品HPより
ファンドは金利が下落と見込んでいると思ったのですが、上昇に張っていることに今、気づきました。申し訳ありません。このファンドが売り越しの状態であれば、現在の値段では踏み上げるほかありません。
すなわち、国債を買い戻すわけですから価格が急騰、金利が低下になる訳です。となると低金利を背景に、アメリカの株価が急伸する可能性があります。
今週、発表される数字で特段悪いものはないと思います。ともかく、想定していたシナリオと違いますので頭の中が整理できていませんが、ドル安は12月から本格的に発生をしています。
すなわち、ドル安から物価高に転じるのは6か月後(6月)になりますので、これが最後の債券価格の吹き上げ、になる可能性が高いと思います。どちらにしろ、いままでインフレ率が低水準で済んでいたことがアメリカ経済好調の主要因になります。
そして金利が急騰し始めると、去年2月や10月のように株価が急落する可能性がでてくるわけです。どちらにしろ、トランプ大統領が大統領選挙を控えて、金利安とドル安を誘導すると思いますが、どの辺からツイッターで攻撃をしかけてくるか次第になります。
原油価格急落
この急落は歴史的な急落であったと解説する人が多いようです。たしかにひどい急落でしたが、その前がドル高にも関わらず、買われ過ぎです。
ただし、アメリカは特にドライビング需要の時期に入っていますのでガソリンを中心とした需要は拡大期にあるので、この値段が示現したのだと思います。
日本にもドライビングシーズン需要はありますが、アメリカほど巨大な需要ではありません。おそらく今回の急落は一過性のものであり、原油の急落は、6月からが本格化になると思います。もう一度、高値を取るとは考えていますので注意が必要です。
以上を踏まえて
アメリカの経済指標は好調になる予定です(笑)。その上に金利がさらに低下をするので資金需要が多くなり、結果として株価も上昇することでしょう。
よって、今週のアメリカの絶対値は上昇対する日本の絶対値は、日銀短観などの悪い数字が再来週に控えていますので、軟調になってくるでしょう。
よってアメリカ>日本で、ドル÷円をやればこの解は大きくなる、すなわち円安になるということです。このように整理して考えれば、今週はどちらの方向性になるかはお分かりになると思います。
(この記事を書いた人:角野 實)