目次
あなたは、XMの取引口座から出金したい、みずほ銀行で受け取ることはできるのだろうか?手数料はいくらぐらいかかるのだろうか?手続きの注意点は?などなど思って、このサイトをご覧になっていると思います。
この記事を読むことにより、XMからの出金をみずほ銀行で受け取る方法を知ることができます。また、手続きに必要な手数料、出金金額によって手数料が変わるのかどうかも、明確に分かるようになります。
今回は、2020年6月時点の最新かつ正確な情報をご提供するために、実際に私のXM取引口座から3万円と10万円を2回に分けて出金してみました。そのリアルな結果の詳細をご覧いただきます。XMからの出金を、安心してスムーズに行うための参考になれば幸いです!
みずほ銀行とは?
前身は、第一勧業銀行・富士銀行・日本興業銀行。(第一勧業銀行は、2024年発行予定の一万円札の顔となる渋沢栄一が日本最古の銀行として明治29年に設立した銀行です。)
2002年に「みずほ銀行」となり、日本3大メガバンクのひとつに数えられています。預金金利や手数料の観点では、ネット銀行等と比べるといま一つですが、歴史のあるメガバンクということで安心感がある都市銀行です。
インターネットバンキングは「みずほダイレクト」に申し込むことで利用可能です。またクレジットカード「みずほマイレージクラブ」を作り、条件を満たすとATMや振込手数料が数回無料になる提携サービスもあります。
なお、XMの出金に利用する目的で口座開設を行う場合は、「インターネット支店以外の支店」を選ぶように、ご留意ください。(詳細は後述します)
みずほ銀行の海外送金受け取り方法と手数料
XMからの送金をみずほ銀行の口座で受け取るには
XMから出金を行う際の大まかな流れは、以下の2つです。
1. XMマイページで出金手続きの操作を行う。
2.日本の銀行口座への着金を確認する。
みずほ銀行ホームページによると、「お客さまの口座へ入金し、お届けの住所へ計算書を郵送します。ご入金の前に電話などでのご案内は原則行いませんのでご了承ください。」となっており、今回比較した6銀行のうちでは、三菱UFJ銀行と並んで最も手間がかかりません。
ただし「送金の内容や金額などによっては、当行の判断により、お届けの電話番号または住所へご連絡させていただく場合もあります。」とあります。
また、「外国送金(被仕向送金)」(PDFファイル https://www.mizuhobank.co.jp/setsumeisho/pdf/gaikoku_soukin_hishimuke.pdf)によると、「『海外送金到着のご案内』『領収証兼告知書』を送付させていただく場合があります。
その際はご本人さまによるお手続きが必要となりますので、ご通帳、ご印鑑、領収証兼告知書をご持参ください。」となっています。これは数百万~数千万円の金額が大きい場合に限ると予想されますが、店舗に出向かなければならないケースもあるようです。
「海外送金の受取」をするときにかかるみずほ銀行の手数料
受取手数料は、「被仕向送金手数料 2,500円 + 円為替取扱手数料(=リフティングチャージ 2,500円または送金金額の0.05%)」で、最低5,000円はかかります。さらに、中継銀行の手数料(チャージされてみて初めて分かるもの)がかかることもあります。
出典:https://www.mizuhobank.co.jp/retail/tetsuduki/gaikoku_soukin/index.html
今回の検証で実際にかかった手数料は2,500円ポッキリ!なぜ?
今回、実際に出金の検証をしたことで初めて判明した、重要情報をお伝えします。
XMからの送金は、国内の業者を介して国内の銀行口座から行われることもあります。この場合、実際にかかる手数料は、2,500円で済みます。
この件に関しての詳細は、別の記事「XMの出金、大手6社で早くて安い銀行はどこか自腹で検証してみた!」で解説していますので、そちらをご覧ください。
【注意点】みずほ銀行のインターネット支店は出金できない
みずほ銀行の銀座支店、新橋支店など店舗がある支店の口座へは問題なく出金できるのですが、「インターネット支店」は、XMからの出金に利用できませんので、ご注意ください。
XMホームページの「よくあるご質問」、また、出金手続き中の画面の注意事項には次のように記載されています。
みずほ銀行のホームページにも、次のように記載されています。
なお、インターネットで新規口座開設申し込みのときに、インターネット支店以外の支店も選択することができます。
そして「みずほダイレクト」を同時に申し込むと、インターネットで入出金明細を確認したり、海外からの送金を受けたりすることができます。今回の検証の確認にも、みずほ銀行のスマホアプリを利用しました。
XMからみずほ銀行に出金する方法
それでは、実際の出金手順を詳しく解説したいと思います。まず、XMホームページでマイページにログインし、「資金の出金」をクリックします。
以下の注意事項が表示されます。特に、ポジション保有中の方や、取引ボーナスが口座に残っている方には重要な説明です。読んで理解してから先に進むことをお勧めします。
「International Wire Transfer」(銀行送金のことです)の「出金」をクリックします。
注意事項が表示されます。こちらもひと通り読んで理解してください。
お金を受け取る三菱UFJ銀行の、ご自身の口座の情報を入力していきます。
みずほ銀行(記載例)
■電信送金情報
・受取人の下のお名前(全角カナ表記):タロウ
・受取人の性(全角カナ表記):ヤマダ
・受取人名:TAROU YAMADA
・受取人住所:1-1, Chiyoda, Chiyoda Ku, Tokyo To, 100-0001, Japan
住所英語表記変換はこちら:http://judress.tsukuenoue.com/
・受取人の口座番号:1234567
■受取人銀行
・銀行名:MIZUHO BANK, LTD.
・Swiftコード:MHCBJPJT
・銀行住所:4-2-11 Ginza, Chuo-ku, Tokyo 104-0061, Japan
・支店名:GINZA BRANCH
・支店コード:035
■仲介銀行(適用される場合)
なし
出金額は、追加手数料のかからない1万円以上を指定することをお勧めします。
入力が終わったら「リクエスト」をクリックします。
次の画面が表示されたら、出金手続きの操作は完了です。
XMの手続きが終わると、以下の「出金処理完了」メールが届きます。
みずほ銀行には、口座に着金したときにメールで通知されるサービスがありません。また、この記事の初め方で解説したとおり、海外からの着金があったときには、そのまま口座に入金され、あとから郵送で入金明細が送られてくることになっています。
今回は「どれだけ早く着金するか」も確認したかったこと、また、別の銀行で検証したときに、国内口座からの振込になっていたこともあったため、銀行からの連絡をただ待つのではなく、何度かみずほ銀行の口座にログインして入出金明細を確認する方法を取りました。
以下のとおり、確かに入金されました。送金時に入力した金額よりも少ないですが、これは手数料が自動的に引かれて、その残金が入金されたためです。
XMからみずほ銀行に3万円&10万円出金する際にかかった手数料
私のXM取引口座から「3万円」と「10万円」を実際に出金して、実際に三菱UFJ銀行の口座に届いた金額は、以下のとおりでした。
・6/1:送金 30,000円 ⇒ 着金 27,500円
・6/15:送金 100,000円 ⇒ 着金 97,500円
受け取りにかかった手数料は、どちらも「2,500円」だったことになります。
ここで「あれ?」と思った方は多いと思います。みずほ銀行のホームページによると、受取手数料はもっと高くなるはずです。
今回の出金では、円で送金して円で受け取ったので、円為替取扱手数料(リフティングチャージ)もかかり、被仕向送金手数料と合わせると「1件あたりの手数料は、少なくとも5,000円はかかる」と予想していました。しかし実際は、2,500円しかかかりませんでした。
スマホアプリの入出金明細画面を改めて確認すると、送金元は「イージーコレクトアンドインターナショナルペイメントサービス」になっていますね。
これは、国内口座から払い出しされたことを意味します。海外の銀行からの着金の場合、少なくとも表示は英字になるはずです。
出金手数料が予想より安く済んだのはなぜか?
詳細は「XMの出金、大手6社で早くて安い銀行はどこか自腹で検証してみた!」で解説していますが、XMでは出金に関して、「海外国内問わず複数の決済機関を無作為に使用」しています。
今回は国内の銀行を経由して出金が行われたため、みずほ銀行既定の海外送金受取手数料が発生していません。それで手数料全体が安く済んだと考えられます。
なお、本当に海外の銀行から送金が行われた場合は、2,500円以上の手数料がかかりますので、注意が必要です。
XMからみずほ銀行に出金する際にかかった日数
6/1:3万円出金 ⇒ 9時間11分 後に到着
・ 5:59にXMから出金完了のお知らせメールがとどく
・15:05 にスマホアプリから着金を確認(着金お知らせメールはとどかず)
6/15:10万円出金 ⇒ 3時間00分 後に到着
・9:40にXMから出金完了のお知らせメールがとどく
・12:40にスマホアプリから着金を確認(着金お知らせメールはとどかず)
みずほ銀行では、口座に着金したときにメールで通知されるサービスがないため、いつ口座に反映されたか実際の時間は分からないのですが、少なくとも今回2回とも、当日中に入金されています。出金手続き開始から24時間以内に入金されるのは、嬉しいことですね!
これも、今回は国内口座からの出金だったから速かったのです。本当に海外の銀行から送金が行われた場合は、通常2~5日かかりますのでご注意ください。
まとめ
XMでは2020年6月現在、みずほ銀行を使って問題なく出金ができます。ただし、海外FX業者で取引を行っている以上、利益の出金については常に最新情報を得られるよう、アンテナを張っておく必要があるでしょう。
本サイトでは今後も定期的に出金を行い、出金できるかどうかを確認していくつもりです。
bitwalletが使えなくなってしまったケースと同様、今後ある日いきなり「みずほ銀行はもう使えません」となってしまう可能性も、全くないわけではありません。そんなときのために、ご自身で利用可能な銀行口座は複数用意しておくことをお勧めします。