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このサイトに訪れた方は、「XMでは追加口座が開設できるのか?」との疑問をお持ちだと思います。国内のFX業者のほとんどは、1社の取引口座を同時に複数保有することなどできませんから、疑問も当然のことだと思います。
結論として、XMでは最大「8つ」まで口座を保有することができます。ただ、またここで疑問が浮かぶのではないでしょうか。8つも口座を持つ意味があるのか?口座を複数持つとどんなメリットがあるのか?ということです。さらに、口座維持手数料がかかるのでは?といった不安もきっとありますよね。
この記事を読むと、XMの追加口座の開設方法はもちろんのこと、複数の口座を保有する目的と、その効果的な活用方法まで理解できるようになります。
実際、本サイトの会員にこの記事を紹介したところ、「参考になった。こんな方法があるとは考えつかなかった。損失も回避できるようになった。」と喜びの声を多数いただきました。
あなたもこの記事を参考にしてXMで複数の口座を運用し、一歩先行くトレーダーになってください!
XM追加口座開設方法
この記事のタイトルも「1分でできる」としたように、追加口座開設の手続きは、新規口座開設と比べるととても簡単です。お急ぎの方のために、いきなり操作方法から説明しますが、その前に基本ルールを知りたい方は、この次の項を先にご覧くださいね。
XM公式サイトの会員ページにログインします。「追加口座を開設する」ボタンをクリックします。
「取引口座詳細」で追加口座の詳細を選んでいきます。
項目は、新規口座開設したときと同じです。もうご存知でしょうから、改めての説明は必要ないですね。選択肢に関する解説だけしたいと思います。
「取引プラットフォーム」
「MT5」か「MT4」の選択です。
なお、新規口座開設のときに選択したプラットフォームと別のものを選ぶ場合は、口座開設後にそのプラットフォームを新たにインストールする必要があります。MT5にMT4のIDでログインすることはできません。(その逆もまた同様です。)
XM公式サイトのダウンロードページへダイレクトリンクはこちらです。→ https://www.xmtrading.com/jp/platforms
「口座タイプ」
「スタンダード」「マイクロ」「XMTrading Zero」の選択です。
3つの口座の特徴は、章を分けて紹介しますので、そちらでご確認ください。
「口座の基本通貨」
「JPY」「USD」「EUR」の選択肢です。
外国の銀行口座を持っていて、外国でUSDやEURの現地通貨を引き出せる環境がある方以外は、「JPY」以外を選ぶメリットはないと思います。外国の通貨にすると、日本円での入金や出金のたびに為替レート変動の影響を受けることになります。日本円への換算には、XMの独自レートが適用されます。
「レバレッジ」
必要証拠金のレバレッジと、口座残高と保有ポジションによって決まる(自分でコントロールできる)実効レバレッジの違いを理解できた方なら、ここの選択は一律で最高レバレッジを選んでよいこと、お分かりいただけていると思います。なお、口座開設後に会員ページから変更することもできます。
「スタンダード」「マイクロ」は「1:888」(レバレッジ888倍)がおすすめ
「XMTrading Zero」は「1:500」(レバレッジ500倍)がおすすめ
「口座ボーナス」
「スタンダード」「マイクロ」のみ対象です。追加口座には、口座開設ボーナス(3,000円)はありませんが、入金額によって付与される「入金ボーナス」があります。新規口座開設時に「ボーナスを受け取る」を選んだ方は、追加口座も「受け取る」にしていてよいでしょう。
口座を複数運用していて、ボーナスを受け取る口座と受け取らない口座を混在させている場合、ボーナス付きの口座から、ボーナスがつかない口座に資金を移動したときに、ボーナスが一定数消滅することになります。
「口座パスワード」「パスワードの確認」
この追加口座にログインするときのパスワードです。小文字、大文字、数字の3種類を混ぜて8~15字で設定します。
複数口座を持つと、口座IDとパスワードの管理が煩雑になります。口座IDはEメールで確認できますが、パスワードは通知されませんので、忘れないように書き留めるなどしておいたほうがよいです。
あとは「確認」欄を読んでチェックをONにして、「リアル口座を開設する」ボタンを押します。以下の表示が出たら、手続きは終わりです。ログインIDの通知をEメールで確認しましょう。
プラットフォームの種類、ログイン先のサーバー名の通知を確認できました。MT4/MT5を起動して、追加口座にログインできます。
最初に確認しよう!追加口座開設のルール
XMの追加口座の基本ルールは、以下のとおりです。
・最大口座保有数は「8つ」
XMで保有できる取引口座は、1人(1つのメールアドレス)につき最大「8つ」です。
XMの口座タイプは、「スタンダード」「マイクロ」「XMTrading ZERO」と3種類あります。他のタイプを試すもよし、同じタイプで手法別に運用を分けてもよし(これについては詳細を後述します)。どれをいくつ組み合わせても、8つまで同時運用OKです。
・追加口座開設に本人確認書類は必要か?
以下XM公式サイトの「よくあるご質問」にもあるとおり、追加口座開設には、最初の口座開設時と同じ個人情報を利用することになります。このため、追加開設時に改めて本人確認書類の提出は必要ありません。追加口座開設申込のときには、名前の入力さえ必要ありません。
・休眠口座の手数料には注意が必要
最初に書いておくと、複数口座を開設していてそのうちどれか一つの口座がアクティブ(ポジション保有中、残高に変動があるなど)な場合、残りすべての口座も「休眠口座」扱いにはなりません。
XMでは、口座に残高を残したまま、取引や入出金の操作を全く行わず90日以上経過すると、「休眠口座」扱いとなります。
その口座にボーナスクレジットが残っていた場合は、この時点ですべて消滅し、各口座それぞれに毎月5USD相当の口座維持手数料がかかるようになります。
口座残高がなくなれば手数料はかからなくなり、口座残高がなくなってからさらに90日経過すると、すべての口座が「凍結」となり、利用再開もできなくなります。
・口座開設ボーナスや入金ボーナスについて
「スタンダード」「マイクロ」の新規口座開設時に申請することで付与される3,000円の取引ボーナスのサービスは、追加口座開設時にはありません。
また、入金額に応じて自動的に付与される入金ボーナス(USD500相当額入金までは100%、以降ボーナスUSD5,000相当額に達するまで毎回、入金額の$20%)は、各口座でそれぞれ受け取れるわけではなく、口座全体で1回だけです。
・XMの口座間での資金移動は可能か?
可能です。XM公式サイトの会員ページから簡単に手続きできます。
・口座間の資金移動にかかる時間は?
会員ページにて操作を行ったあと、即反映されます。
・資金移動をするとXMPやボーナスクレジットは消滅するの?
XMP(ロイヤルティポイント)は、口座別に分かれて貯まるのではなく、ユーザー1人の全口座でのトレードの分が合算されて貯まっていきます。このため、資金移動しても消滅はしません。
取引ボーナス(ボーナスクレジット)については、口座へ移動させる資金の金額に応じて移動先の口座に移動することになります。
なおこのとき、移動先の口座タイプがボーナス対象外(XMTrading ZERO口座、ボーナスの付与を辞退した口座など)だった場合は、移動金額に応じたポイントが消滅してしまうことになりますので、ご注意ください。
・別口座間での両建ては禁止されているので注意!
XMでは、同一口座内の両建ては許可していますが、別口座間での両建ては禁止行為としています。
とはいえ、例えば、裁量トレードを行う口座と、EAなどを使った自動売買トレードの口座を分けて運用する場合、また長期保有の売りポジションと短期トレードの買いポジションなど、気付かないところでうっかり「別口座間両建て」になってしまうことは考えられます。
この程度なら問題にはされないようですが、特に指標発表時直前や、窓開け相場のときに両建てポジションを持っていると、規約違反になってしまう可能性がありますので、充分にご注意ください。
・複数口座の資金が規定を超えるとレバレッジ制限がかかる
XM公式ホームページの各口座タイプの説明にも記載されていますが、口座開設時に888倍のレバレッジを選択したとしても、口座残高がUSD2,000相当額を超えると、レバレッジは200倍に下げられます。さらに、USD100,000相当額を超えると、レバレッジは100倍に下げられます。
これは口座ひとつひとつに対してではなく、保有中のすべての口座のトータル残高で判断されますので、ご留意ください。
・使わなくなった口座は解約可能
トレード手法を変えたなどの理由で、開設した口座を使わなくなることもあると思います。
解約(削除)手続きは、会員ページから可能です。再び追加開設することは簡単ですので、使わなくなったら資金は別の口座に移動させて、解約してしまうとよいと思います。ただし、口座解約すると、その口座で行ったそれまでの取引履歴は参照できなくなりますので、ご注意ください。
XMの3つの口座タイプ、マイクロ、スタンダード、ZERO口座の特徴を確認!
XMの口座タイプは3種類あります。それぞれの特徴を確認してみましょう。
1. スタンダード
100,000通貨の取引が1lotとなります。参考までに一般的な国内業者の1ロットはたいてい「10,000通貨」ですから、この10倍です。ただし注文は0.01ロット(1000通貨)から可能です。最大取引サイズは50 lotです。
2. マイクロ
1000通貨の取引が1ロットとなります。主にはFX初心者の方がトレード技術を向上のため、懐を痛めずに少額でリアルトレードを行うために最適な口座です。
こちらも0.01ロットから注文が可能で、トレード終了後に口座残高の変動がないほどのマイクロ取引さえも可能です。最大取引サイズは、100 lotです。
3. XMTrading Zero
スタンダード/マイクロ口座と比べてスプレッドが極端に狭く、毎回取引手数料がかかるタイプです。
手数料は変動制ですが、分かりやすく例を挙げると、 10万通貨1ロットの取引手数料は、USDJPYの取引1回あたり10 USD、EURJPYの取引1回あたり10EURです。なおこの口座では、新規口座開設時の3,000円ボーナスと入金ボーナスは、付与対象外となっています。
知らなきゃ損をする!追加口座を作る4つのメリット
それでは、追加口座を開設して複数の口座で運用すると、どんなメリットがあるのかについて、解説しましょう。
1. 手法ごとに口座を分けることにより、ポジション管理が容易になる
「勝てるトレーダー」になっていくためには、日々のトレード結果をすべてしっかりと分析し、次のトレードに活かすことが大切です。トレード成績の管理は、取引口座を複数保有し、手法ごとに口座も分けて運用することで容易になります。
複数口座を運用の目的、用途の具体例
ここで、私が現在、実際にどう口座を使い分けているのか、公開しましょう。
私の場合は以下のように、トレードの時間軸を基準にして運用口座を分けています。ちなみに現在のところ、スキャルピングは行っていません。詳しく説明していきますが、口座を複数保有することはメリットしかありませんので、是非みなさんにお勧めしたいと思います。
いろいろな時間軸のトレードをするにあたり、口座を分けると混乱を避けられる
口座No.1~No.4までは、私にとっての「リアルトレード用の口座」です。
過去には私も、ひとつの口座でデイトレード、スイングトレード、長期保有のポジションを混合させてトレードしていました。国内FX業者の取引システムしか知らない方は、それが当たり前だと思っていると思います。しかし、以下のような経験に心当たりはありませんか?
私の場合、日足から1時間足、1時間足から15分足など、チャートの切り替えが必要になることで、エントリーのチャンスを見逃してしまうことがよくありました。
また、長期保有するつもりだったポジションを誤って決済してしまうこともたびたびありました。とにかくミスが多発していたのです。このようなミスを犯してしまうことは、大きなデメリットです。
口座を分けて手法毎にポジションを管理することを思いついてからは、このようなミスはしなくなりました。ミスが減れば結果として利益が増えることにもつながります。
2.「新しいトレード手法の検証」も同時に問題なくできる
口座No.5~No.6は、開発中の手法の有効性を確認する目的の「少額でのリアルトレード」のための口座です。
この記事の最後で紹介している「無料Ebook」の中でも解説していますが、1つのFX手法だけで長期的に継続して利益を得ることは、「勝てるトレーダー」になれたあとでも、非常に難しいものです。時代の流れに沿って相場の性質が少しずつ変わってくることが理由で、ほとんどの手法はしばらくすると勝率が落ちてくるからです。
ですから、現在儲かっているからといって、ここがゴールで満足してよいというわけではなく、常に次の新しい「勝てる手法」を開発していく必要があります。この認識はたいへん重要です。現在勝てている手法は、いつまで使い続けられるか分かりません。
一つの手法に依存することなくさまざまな時間軸で、優位性のある手法をいくつも持っておくことができれば、リスク管理となり、損益の安定をもたらすことができるのです。
私は、次の新しい手法を開発することを目的に、No.5~No.6のマイクロ口座を使って「少額でのトレード手法の検証」を常に行っています。
日々のリアルトレードとその成績管理だけでなく、さらに同時に新しい手法の検証までを行うのは、かなり大変です。煩雑な作業です。混乱も増します。一つの口座では到底無理です。しかし、口座を分けることによって、問題なく稼働させることができるようになるのです。
デモ口座の存在は?手法検証にデモ口座が向かない理由
ところで、デモトレードで手法を検証したらよいのでは?という疑問を持った方もいると思います。しかし私は、デモ口座で手法検証を目的としたトレードをすることはお勧めしていません。あくまでも、MT4/MT5の操作練習のためだけに使うのがよいと考えています。
なぜなら、デモトレードではご自身の大切な「お金」を投資しているという実感がまるでないからです。「バーチャルトレード」という言い方もありますが、デモトレードはまさにバーチャルの世界なのです。
バーチャルの環境では、相場における独特の緊張感は失われ、一貫性のある取引ができなくなってしまいます。これでは、手法検証のための正確なデータなど、取れないことになります。
また、デモ口座とリアル口座は、異なるサーバーで提供されている事実もあります。最終的に投資を行う場は「リアル口座」なのですから、本番環境で検証を積み重ねることがより重要であると私は考えています。
別の口座を見たいとき、ログインIDとパスワードをいちいち切り替えるのは面倒?
この意見は必ず出てくると思います。これについては、後述の「同じパソコン内で複数のMT4やMT5を同時に起動する方法」を読んでみてください。きっと問題が解消されるはずです。
3. 窓開け相場や経済指標発表時など大相場のリスクを回避できる
No.7利益ストック用口座」はどう使う?なんのため?
口座No.7は、それぞれの取引口座の残高が増えてきたら、一時的にまとめて寄せておく目的で使っています。この口座ではトレードは全く行いません。
なぜこのような使い方をしているのかというと、XMの出金ルールが変更されて、利益分の出金には銀行口座への送金しか利用できなくなってしまったためです。
以前は、bitwalletを利用できました。bitwalletは銀行口座への出金手数料が824 円と安いため、ある程度儲かったらすぐに出金手続きをして、bitwallet → 日本の銀行口座、と受け取ることができてかなり便利だったのです。
この方法が使えなくなってしまったことで、代替策が必要になりました。銀行送金は、XMの手数料は無料ですが、銀行側の手数料が1回あたり2,500~5,000円と高額のため、そう気軽に何度も利用するわけにもいきません。しかし、増えた利益を取引口座にそのまま置き、ポジションを保有した状態でもし大相場が発生すると、大変なことになります。
悩んだ挙句、追加口座に一時的にプールしておくことで、相場変動の影響を受けずに資金を安全に預けておけることを思いつきました。
取引口座にお金を多く置けば、実効レバレッジが下がって安全なはずなのでは?
確かに、口座残高が多くポジション数が少ないと、各トレードの実効レバレッジは下がります。安全です。しかし私はその安全よりも、ポジション保有時にスイスフランショックやフラッシュクラッシュなどのような、大相場に巻き込まれてしまったときのリスク回避を優先させています。
急激に大幅な相場変動が起きると、ロスカット注文を入れていたのに機能せず、指値とかけ離れたレートで決済されてしまうことがあります。
その際、口座資金が少なければ口座はふっ飛び、かつ「ゼロカットシステム」に救われることになりますが、口座資金が多ければ、残高がある分だけ、そのまま損失として確定してしまいます。これは大きなデメリットですよね。
ですから私は、リアルトレードを行う口座ひとつひとつには、多くの資金を置かないようにしているのです。とはいっても、実効レバレッジを100倍程度で運用できるぐらいの残高は、残すようにしていますけれど…。
各口座である程度利益が出たらNo.7の口座に資金移動させておくことで、万一の大相場にもNo.7口座の資金だけは一切影響を受けません。いつも安全です。そしてNo.7の口座にある程度お金が貯まったら、一括して日本の銀行に向けて出金手続きをする、という流れにしています。
4. XMTrading ロイヤリティ・プログラムのXMP(ポイント)を貯めやすくする
XMPは、XM公式サイト内で「ロイヤルティポイント」や「XMTradingポイント」とも表現されています。取引毎に自動的に付与されるポイントのことです。
このポイントシステムには、EXECUTIVE、GOLD、DIAMOMD、ELITEと4つの会員ステータスが設けられており、取引を継続した日数によって会員ステータスは上がり、それにつれてポイントの付与率も上がっていきます。
一番下の「エグゼクティブレベル」では、スタンダード口座で1ロット(10万通貨)を取引するごとに10XMP貯まります。マイクロ口座では1ロット(1000通貨)取引ごとに0.10XMP貯まります。貯まったポイントは、取引ボーナスや現金と交換することができます。
EXECUTIVE からGOLDにランクアップする条件は、30日間続けてトレードを行うことです。ランクアップの条件とポイント付与率の詳細は、下記の表をご覧ください。
なお、各トレードは10分以上保有するという条件もあります。一部の情報サイトには、「マイクロ口座で0.01ロットエントリーして放置する。そのまま100日経つとELITEになれる」と解説されていて、個人的に「そんな簡単にステータスアップできるのだろうか?」と思ったため、このたびXMサポートに確認してみました。
XMからの回答は、決済しなくても、長期「保有するだけでステータスアップの対象になる」とのこと!この記事を読んだ方は、今日からでも0.01ロット、保有し始めたほうがいいです!
会員ステータスは全口座共通。全口座の取引に対してXMP付与率が上がる
どこかひとつの口座で30日以上の継続取引を達成すると、会員ステータスは上がり、残りのすべての口座での取引のポイント付与率も上がります。
XMPポイントを取引資金として活用できると、利益を上げられるチャンスもより増えることになります。
【必読】同じパソコン内で複数のMT4やMT5を同時に起動する方法
複数の口座を運用するにあたり、切り替えのたびにいちいち、ログインIDとパスワードを入力するのは面倒くさい、と思われる方もいると思います。エントリーに間に合わなくなってしまうこともありますよね。
私の場合は、普段8つのモニタースクリーンを使って取引していますので、全ての口座を一度に表示させることができます。この環境を整えるのはなかなか難しいかもしれませんが、別の方法でこの問題を解決することはできます。
1台のモニター付きパソコンで(ノートPCでも)できます。各口座に自動的にログインできるMT4やMT5起動のためのショートカットを作ればよいのです。
トレード手法毎に口座を分けるなら、トレード中に見る通貨ペアや時間軸、インディケータの設定も異なりますよね。以下に説明する設定を行うと、一度行ったその画面の設定も丸ごと、初期表示できるようになりますので、かなり便利になると思います。
パソコン操作が苦手な方にはちょっと難しいかもしれませんが、そうでなければ、ぜひ試してみてください。なお、前提条件としてある程度以上の性能のPCは必要になります。CPUはCore i3以上・メモリ8GB以上は必須となるでしょう。
各口座の取引画面を、ID/パスワード入力なしでダイレクトに、複数同時に表示させる方法
XMの公式サイトからダウンロードした、「WindowsPC用のMT4」が既にインストールされていることを前提に、環境を整えるための手順を説明します。
1. MT4のインストール先フォルダを探す
MT4を普通にインストールすると、デスクトップ上にアイコンが作成されています。普段はこれをクリックしてMT4を起動していると思います。今回は、このアイコンを右クリックし、「プロパティ」を選択してください。
プロパティ画面が開きますので、「ファイルの場所を開く」をクリックします。
2. 追加口座の数だけインストール先フォルダをコピー、口座の名前に変更する
このインストール先フォルダのひとつ上の階層に移動したいので、画面上部の「Program Files (x86)」をクリックします。
選択されているフォルダ「XMTrading MT4」をコピーし、同時にログインして表示させたい取引画面の数(追加口座の数)だけペーストします。
以下のようになります。その後このフォルダの名前を、右の例のように、ご自分で分かりやすい、口座の名前などに変更します。
3. 追加口座のログイン情報を保存しつつ、追加口座にログインする
そのうちひとつのフォルダを開きます。「terminal.exe」をダブルクリックすると、いつものようにMT4が起動します。
メニューバー「ファイル」→「取引口座にログイン」を選び、さきほど設定したフォルダ名と同じ口座にログインしましょう。「ログイン情報の保存」をONにすることを忘れないでください。
チャートが動き出したらログイン成功です。MT4の画面はそのまま閉じてください。
4. 今行った操作のショートカットアイコンを作る
先ほどMT4の起動に使った「terminal.exe」を右クリックし、→「ショートカットの作成」を選びます。
作成されたショートカットを選択して[F2]キーを押し、先ほどログインした口座名(フォルダ名)に変更します。
5. 作成したショートカットアイコンを、デスクトップ上に移動させる
名前が変わったショートカットをそのまま「切り取り」(Ctrl + X)、デスクトップ上に貼り付け(Ctrl + V)します。 同様に、他の追加口座の分についても3~5の操作を繰り返します。
6. 追加口座のショートカットからMT4を起動すれば、複数口座を同時に確認できる
それぞれのアイコンをダブルクリックすると、ログインIDやパスワードの入力操作なしに、直接取引口座にログインされてMT4のチャート画面が開きます。起動させた数だけ、別の口座の画面も同時に表示させることができます。もちろん取引も同時にできます。
ショートカットアイコンを「XM」のアイコンに変更する方法
ここまでご紹介した方法は、XMに限らずMT4/MT5を利用できるFX業者すべてで使えます。
もし、複数の海外FX業者を使用しているのであれば、他の海外FX業者のアイコンと見分けられるよう、分かりやすく整理したいですよね。複数の業者を利用している方は、アイコンを「XM」のものに変更しましょう。
なお、以下に解説する操作方法は、あくまでも一例です。
1.先ほど作ったデスクトップ上の追加口座起動のショートカットを右クリックして「プロパティ」を開きます。
「リンク先」または「作業フォルダー」欄の「C:\Program Files (x86)\XMTrading MT4 デイトレード1」の文字をコピー(Ctrl + C)しておきましょう。そして「アイコンの変更」をクリックします。
2.「参照」をクリックします。
3.XMロゴのアイコンが格納されているフォルダを表示させます。
もし初期表示でMT4インストール先フォルダが表示されない(デスクトップが表示されるなど)場合は、画面上部で「ペースト」の操作(Ctrl + V)をすると、先ほどコピーしておいた内容が表示されます。
あとは[Enter]を押せば、XMロゴのアイコンが格納されているフォルダが表示されます。XMロゴのアイコンを選択して、「開く」をクリックします。
4. XMのロゴアイコンを選択されていますので、そのまま「OK」をクリックします。プロパティ画面も「OK」で閉じてください。
5. ショートカットがXMのロゴアイコンに変わりました。他のショートカットについても、1~4の操作を繰り返します。
デスクトップ上に、あまり多くのアイコンが並んでいると混乱する、探しづらい、という方もいると思います。その場合は「XMログイン」などの名前のフォルダを作り、そこへまとめて移動させて保存しておくとよいでしょう。
まとめ
XMでは、簡単な手続きにより「追加口座」を8つまで開設することができます。追加口座を開設していない人は多いと思いますが、今回ご紹介したような、さまざまな活用方法があります。いずれも「勝てるトレーダー」になるためのメリットばかりです。
・トレードのポジション管理、口座資金管理、成績管理が容易になる。注文ミスも防げる
・通常のトレードを行いながら、新たな手法の検証トレードも、煩雑にならずに同時進行させることできる
・資金の一時退避目的で利用すると、取引口座に資金を置いたままにしないことで、大相場の際に理不尽に取引資金を失うことを防げる
・XMPポイントが貯まりやすくなり、取引クレジットとして活用できる
追加口座を開設することで得られる、これらのメリットを日々のトレードに生かさないのは、もったいないことです!
本サイトで提供している無料のEbookもぜひ参考にしていただいたうえで、現在のトレードスタイルも整理し、ぜひ複数口座での運用を検討してみてください。