FX手法

世界中の投資家が評価するTrading Made Simple@Forex Factory

2017.03.17 | 
 

53回

世界中...

「Trading Made Simple」(日本語: トレーディングメイドシンプル)をご紹介したいと思います。
こちらは、アメリカにお住まいの「eelfranzさん」によって2011年4月にForex Factoryへ投稿された手法です。主には4時間足チャートでのトレードに使います。
ポートランドでビル建築関連の仕事をしていたeelfranzさんは、目を悪くして仕事を辞めることになったあと、何かできることはないかと探しているときに偶然FXに出あったそうです。
「『これは簡単にできそうだ、しかもお金にもなる』と思って始めた。しかし、そこから拷問のような日々が始まったのだった…」と、誰もが経験する道を長年歩んでこられたようです。
高価な教材を購入して必死に勉強しても結果には結びつかず、最後に行きついたのはどの時間足でも機能するシンプルなルール、シンプルなインジケーターによる手法。この手法は70%から80%の勝率を目指し、2年以上全身全霊を傾けて練り上げられたものだそうです。
このスレッドには、2017年3月現在で「77,100件」ものリプライがついています。
別の記事でご紹介した、日本でも知名度の高い「THV System」のリプライは「25,418件」ですから、ここだけ比較しても3倍以上。世界中の人々がこの手法を評価して研究していることになると思います。

手法概要

手法名 Trading Made Simple
開発者 eelfranz
勝てる? 勝てる
取引スタイル デイトレード、スイングトレード
時間足 1時間足、4時間足
通貨ペア 米ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、ユーロ米ドル、ポンド米ドル、NZドル円、豪ドル米ドル、ユーロドル、NZドル米ドル、ユーロ豪ドル、カナダドル円
分析手法 ローソク足、TDI
その他選択項目 Forex Factory
取引市場 欧州市場、NY市場 ポジション保有時間
FX業者 月間取引頻度
エントリー注文 成行 決済注文 成行、指値、逆指値
勝率 70% 損益レシオ
平均利益 pips 平均損失 pips

チャート環境

「Trading Made Simple」のキーとなるインジケーターは、「Traders Dynamic Index」(トレーダーズダイナミックインディクス 以降はTDIと表記します。)と呼ばれるもので、エントリーとエグジットの判断に使われています。
また、ストキャスティクスも使われていますが、これは方向性を確認するためだけの用途だそうです。
また、基本となっているのは「平均足」です。エントリールールを見てみると、トレンドの向きが変わるタイミングを見計らってエントリーしていく手法のようです。
eelfranzさんはこの手法を使って、日中のトレードには1時間足、夜には4時間足を使ってトレードするそうです。
通貨ペアの説明は特にありませんので、どの通貨ペアにも利用できると考えてよいでしょう。
1時間足でのトレードは、ニューヨーク市場オープンから3時間の間(日本時間21:00~0:00)のみ行い、4時間足のトレードは太平洋標準時間10:00PMから2:00AM(日本時間15:00~19:00)にセットアップを行って就寝し、6:00AM(日本時間23:00)にはすべてのポジションを閉じるようにしているそうです。
「目を覚ましてチャートを確認したとき150pipsも取れていたらうれしいよね。」とのこと。
日本時間で考えると4時間足でのトレードは夕方の時間帯になりますが、以下に示す詳細のとおり4時間に1回エントリーサインが出ているか確認すればよいだけとされているので、サラリーマンの方などもお仕事の合間に参加できるかもしれません。

作者のトレード紹介

主には(太平洋標準時の)夜の時間帯に4時間足でトレードすることが多いそうです。
eelfranzさんがチャートを見はじめる太平洋標準時間10:00PMは、4時間足のローソクが新しく1本確定するからだそうです。
このときタイミングよくエントリー条件が揃っていればエントリーして、あとはコンピュータを閉じて寝てしまうそうです。4時間後に目覚ましが鳴ったら再びチャートを確認し、条件が揃っていたらエントリー。
次の目覚ましは5:50で、このときには新しいエントリーはせず、すべてのポジションを閉じてまた寝るそうです。このやり方で、だいたい週に200pipsから500pipsの利益が出ているそうです。
なお、5分足や15分足といった短い足でのトレードは、「いったんエントリーするとエグジットまで、自分の判断が正しかったかと祈りながらチャートを見続けなければならない」ことからeelfranzさんは嫌っていて、「ストレスなくトレードできること」も重要だと考えているようです。
「4時間足はノイズが少なく、ダマシに振り回されることも少なく、ニュースによる大きな値動きの影響も受けづらい」との解説もされています。

トレードルール

TDIの緑のラインの向きを確認して、上向きになっているときは「ロング」エントリー、下向きになっているときは「ショート」エントリーを行います。
エントリーのタイミングは、新しい(前とは色が異なるという意味だと思います)ローソクが出現して早い時期に、TDIの緑のラインが赤のラインをクロスしたときです。
なお、同じ色(ロングしようとしているときは緑、ショートしようとしているときは赤)のローソクが既に3本以上出ている状態でクロスしたときは、エントリーしないようにしましょう。
その後の追加投稿では、「1本目か2本目以内でエントリーするとより安全」であるともされています。
(チャートはクリックで拡大します▼)
ただし3本以上出ていても、緑のラインが赤のラインにタッチして跳ね返ったときは例外で、跳ね返ったポイントでならエントリーしてもよいそうです。ただしこのパターンでのトレードの勝率は若干下がります。
エグジットの見極めは、TDIの緑のラインが平らになったように見えたときです。そうなったらそろそろエクジットしたほうがよいと考えて、トレンドが反転するかもしれないことを注視していてください。
ストップロスの決め方については、2、3本前のローソクの最高値や最安値を目安にして、「各自必要だと思ったら設定してください」とされています。

注意すべきこと

TDIの緑のラインが赤のラインにタッチしているときは、まだエントリーのタイミングではないです。
タッチしてもすぐに戻ってこれまでと同じ方向に動いていくことが多いからです。なおこの手法では、別のインジケーターなどの判断ポイントを追加することは禁止されてはおらず、「追加するのは各自の自由」とされています。
「ただし、追加するとより複雑になって判断がしづらくなり、たいていは悪い結果になる」との補足もされています。
シンプルが最良であるということは、どの手法の作者も共通して説いていることですね。
なお、エントリーしようとしたときに確認したほうがよいことについて、以下のようにも説明されています。
・現在、直近の高値と安値からはどれぐらい近いところにいるのか
・トレンドは上向きか下向きか、ロングするのがよいのかショートするのがよいのか
・保ち合いの値動きの中にいないか
・直近のローソク足は小さいか
・直近に反転したときのローソクは、長いか短いか
・現在の値動きの勢いはどうか。TDIの緑のラインやストキャスティクスのラインの傾き加減を確認
・ストキャスティクスは、TDIのシグナルに同調しているか
たくさんあるように見えますが、これらは基本的なことで、確認するにもそれほど時間はかからないはずです。
「これらを読んで意味が分からない場合は、リアルトレードはまだするべきではありません。http://www.babypips.com/ (英語のFXトレード初心者向け学習サイト)でFXトレードの基礎をよく学びましょう」

リプライでの反応は?

まず、この手法で使用するインジケーターのダウンロードについてはバラバラで分かりづらく、適用してみても正しく動作しないようだという質問の投稿などもあり、それらはスレッドの参加者によって整備されていった様子が伺えます。
また、みんな同時に同じチャートを見ていれば解説が分かりやすく議論もしやすいだろうということで、このスレッドでは「FXDDのデモチャート」を使うことが推奨のようになっていて、最初の投稿に記載されています。
確かにこれは重要なことかもしれません。ただそのせいで、手法に関する質問だけでなくFXDDのMT4のダウンロードやインストールに関する質問も飛び交っているようですが…。
手法を理解して自分のトレードで結果を出していくためにはとにかく何度もデモトレードで練習することが重要だと解説されています。
積極的にトレードしたチャート画面を投稿すること、作者が投稿するトレーニング用チャートや、他の人が投稿したチャートもよく見て学ぶことを推奨されていて、たくさんのチャート画面が投稿されています。
「マインドセットも重要」であるそうで、eelfranzさんのやり方も紹介されていますが、「このトレードは勝てる」と自分に言い聞かせ、勝った自分の姿を想像しながら毎回、自信を持ってエントリーしているそうです。

Trading Made Simpleのまとめ

長い時間足のチャートを使い、値動きを見続けて体力消耗することもせず、ストレスを感じずに1回のトレードである程度の幅の利益を出していくことを目的とした手法です。
トレンドが反転しかけたポイントを狙ってエントリーしていくということで、スレッドに投稿されているエントリー例のチャートで見ると、確かにポイントは分かりやすいように感じるのですが、これが実際に動いているチャートで「今、トレンドが反転するところなのか?エントリーしてもいいのか?」と判断しようとするとなかなか難しいところがあります。
一朝一夕で習得できるものではないからこそ、習得したときに得られるものは大きいことで、この手法が人気になっているようにも思います。 

インジケーターやテンプレート

最初の投稿の説明では、インジケーターをダウンロードできるリプライの番号の案内だけとなっていて、リンクはなく分かりづらいのですが、スレッドの参加者の一人である「cceさん」が、最新版を分かりやすくまとめてダウンロードできるようにしてくれています。
そのリプライは「# post 156」です。こちらからダウンロードするとよいと思います。
以下の4つのインジケーターファイルは、MT4のインストール先フォルダのMQL4 → indicatorsフォルダに保存します。
・Synergy_APB.ex4
・TDI Red Green.ex4
・Stochastic_Color_v1.02classicC.mq4
・Stochastic_Color_v1.02classicC.ex4
テンプレートファイルは、MT4のインストール先フォルダのtemplatesフォルダに保存します。
・#1 best 5 ma tdi (2).tpl
なお、上記をすべてダウンロードしてMT4を再起動し、チャート上でテンプレートを選べばインジケーターが表示されるはずですが、この記事のために検証してみたときには「ストキャスティックス」のウィンドウが表示されませんでした。
もし同様の状態になったときには、「ナビゲーター」ウィンドウを表示させて、「Stochastic_Color_v1.02classicC」をチャート上にドラッグ&ドロップするとよいです。
■マニュアル
この手法では、明確な「マニュアル」はありません。使い方も質問への回答もスレッド上でやり取りされています。
ただ、このスレッドの参加者である「Nymb3rsさん」が、この手法を理解するにあたって大切なポイントをスレッドのやり取りの中から拾ってまとめてくれていて、それがPDFファイルになったものがあります。
・Trading made simple.pdf
このPDFは、Nymb3rsさんが自ら作成したスレッドの方で公開されています。

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