FX手法

閲覧数上位の人気手法@Sonic R. System@Forex Factory

2017.04.30 | 
 

13回

閲覧数...

Sonic R. System(日本語: ソニックRシステム)は、Forex Factoryのフォーラムの中でも閲覧数が上位の人気手法で、リプライも2017年3月19日現在で「82,123件」ついています。日本語でもいくつか解説されているブログサイトがありますので、読んだことがある方もいるかもしれません。
なお最初に記載しておきますが、このシステムは、明確なシグナルに従ってエントリー/エグジットする手法とはちょっと異なります。
スレッドの投稿者は「sonicdeejayさん」は、シンガポールのヤンゴンにお住まいです。現在はフォーラムでコメントすることは少ないようですが、Forex Factory自体は利用されているようです。
このシステムは作者「sonicdeejayさん」ともう1人、アメリカの「Traderathomeさん」によって提供されています。Traderathomeさんはこのシステムの理解が深まるようにと、トレーダーを教育するような解説をリプライにたくさん投稿されている方です。
最新のシステムは2014年にリリースされたもので、MT4ビルド600以降に対応しています。
このシステムの核となっているのは、「ドラゴン」と呼ばれるインジケーターで、34EMA(指数平滑移動平均線)がベースになっています。なおSonic R. Systemにおける「クラシック・セットアップ」として紹介されているのは、「押し目買いと戻り売り」の手法です。
その後2012年には「Scout スカウト・セットアップ」が紹介され、2013年にはこの両方のトレード手法を強化するようなPVSRA (価格、ボリューム、 サポートとレジスタンスも分析に加える)の考え方が紹介されました。
最初の投稿に自己紹介として、sonicdeejayさんがトレーダーとなるまでの5ステップの道のりが紹介されていますので、概要を紹介してみたいと思います。
sonicdeejayさんは2008年からトレードを初め、他のトレーダーと同じように笑ったり泣いたりの日々を過ごしてきました。最初は、とにかく損をせずに勝っても売っても利益を得られる「聖杯」のインジケーターを探しまくる日々だったそうです。
「その結果、チャート画面はたくさんのインジケーターで埋め尽くされ、複雑になったことでエントリーのシグナルは遅れてばかり。めったに勝てなくなり損ばかりが増えていった。完全に行き先を見失った。」
そしてあるときふと、「インジケーターというものは基本的に値動きによって動くものなのだから、実際の値動きよりも遅れるのは当然だ」ということに気づいたそうです。
その後たくさんの本を読み、さまざまなシステムを実際の値動きで検証して出た結論は、「どんなに優れたシステムやインジケーターでも、60%以上正確に値動きを予測することはできない。それは実際のマーケットの値動きというものはシステムもインジケーターも関係なく、奔放に動くからである。」
そこから、トレードのリスクマネジメント、トレンドの方向性、サポートやレジスタンスに注力するようになり、徐々によい結果が出るようになったそうです。
sonicdeejayさんの知識を「ソニックRシステム」として完全無料で公開したのは、トレーダーたちとよい情報を共有して、お互いに学びあい高めあえるようにするためだということです。

手法概要

手法名 Sonic R. System
開発者 sonicdeejay
勝てる? 勝てる
取引スタイル
時間足
通貨ペア
分析手法
その他選択項目
取引市場 ポジション保有時間
FX業者 月間取引頻度
エントリー注文 決済注文
勝率 損益レシオ
平均利益 pips 平均損失 pips

チャート環境

このシステムは、理解するために読まなければならない説明がものすごく多いです。
しかもそれらはインジケーターの説明ではなく、トレードへの向き合い方、なぜこういう値動きになるのかといったことについての解説がほとんどです。
辞書を引きながら読むのだと、疲れて途中であきらめてしまうことになる可能性も大だろうと、個人的には感じました…。
インジケーターは、「Dragon ドラゴン」、ローソク足とボリュームで値動きの勢いを示す「PVA」、注視するべき値を知らせる「Levelレベルライン」とピボット、各国市場のオープン中の時間を示す「Time zoneタイムゾーンライン」、重要指標やニュースの発表を知らせる「FFCAL headlineニュースヘッドラインパネル」などで構成されています。
トレードに向く通貨ペアや時間足を限定するような解説は、特には見当たりません。

具体的なエントリールール

このシステムではマニュアルにもスレッド上にも、エントリーの見極めとなるようなインジケーターの見方、具体的な判断の解説がなかなか出てきません。
自己紹介にもあったように「シグナルは遅れて当然のものであるから、頼るべきではない」との考え方の方たちが提供しているシステムであることを、最初に理解しておく必要があると思います。
(なお、日本語のブログで解説されている方たちの記事を改めて確認すると、「これがエントリーのサインだ」とみなすような独自解釈をされているようでした。)
インジケーターからの知らせを待ってエントリーするのではなく、インジケーターを参考にエントリーポイントを自分で見極める力をつけていく助けをするのが、このシステムのようです。
「まずは、トレードする方向性(ロングかショートか)の見極めは正しいか、トレードに向き合うにふさわしい平常心が保たれている状態か、資金を守るためのリスクマネジメントについてきちんと理解しているかを確認しましょう。これらのことを軽く考えてはいけません。マーケットはいつも、さも偶然を装ったかのようにして容赦なくあなたの資金を奪っていくものです。」
マニュアルのひとつ「Secret of Sonic R.pdf」 でされているロングエントリーの解説も「安いところで買って、高くなったら売ります。」「日足でこの形になっているときは、15分足ではこうなっています、これは利益を上げられたポイントです。」などとされているだけです。
利益確定や損切りポイント幅の目安の解説もなく、すべては各自の裁量で決める必要があります。
解説されている「インジケーターの見方」から抜粋すると、
・ドラゴンは、EMA34の高値安値と終値が元になっています。
・PVAキャンドルとPVAボリュームの色の意味は、「グリーンとブルーのときは値動きは上昇傾向、レッドとパープルのときは下降傾向」です。

フィルタールールや注意点

このシステムを使ってのトレードは、トレンドが発生している状態のときには有効ですが、レンジ相場のときには向きません。
レンジの上限や下限のラインからブレイクするのを待ちましょう。ただしエントリーするのはブレイク直後ではなく、ブレイクしたローソク足が確定してからです。またストップロスは、ブレイクしたラインの少し下(ロングの場合)、または少し上(ショートの場合)に設定します。

リプライでどのような議論がされているか

「ロングエントリーに最適なタイミングはいつなの?」との質問には、traderathomeさんが別スレッドを立てて「私達は、シグナル配信サービスをしているのではない」と回答されていました。(https://www.forexfactory.com/showthread.php?t=516383)
「リアルタイムで正しいシグナルを配信できるシステムは存在しないのだから、シグナルに頼らず自分で学習して、エントリーポイントを見極められるような力をつけるべきだ」との厳しめのご意見です。

まとめ

トレードに関する全般的な解説がたいへん多くて、「このインジケーターで、このようなサインが出たらエントリー/エグジット」という、いわゆる機械的な具体的指示がないスレッドでした。概要を訳したこの記事を読んだ方も、まどろっこしく感じたのではないかと思います。
手法というよりは、トレード全般に対する考え方やエントリーポイントの見つけ方を学べる「システム」だと思います。日本の人気FX教材「マエストロFX」の解説の一部のような雰囲気も少しあるかなと感じました。
Do your homework. ここでは「自己学習しなさい」とでも訳すべきでしょうか、スレッドで安易に質問する前に、まずは全部の説明を読んで自分で答えを見つけ出す努力をするようにと、「そう簡単に答えだけは教えないよ」というシステムです。
「飛ばし読みすると有益な情報を見逃すかもしれないよ」とも警告されています。その自己学習のための資料の一部は、PDFファイルになっていてダウンロードできるのですが、スレッドのあちこちに分散されているのと、これまでご紹介した手法と比べると分量が格段に多いです。
文字による解説が多いので英語理解の難易度も高めです。…
ここまでですでに日本人トレーダー大半からは敬遠されそうですが、Forex Factoryの参加者には、このように時間がかかって攻略しがいがあるような手法のほうが人気らしいという傾向が見えてきたように思います。
「Forex Factoryの中で、利益を出したトレーダーが最も多いスレッドである」と最初の投稿にも書かれています。

この手法で使用するインジケーターやテンプレート

最初の投稿の最後の方にリンクがあります。
展開すると、「Black Chart」と「White Chart」というフォルダができます。
これはMT4のチャート画面の背景色別の、2種類のインジケーター&テンプレートのセットです。
普段チャート画面背景を黒くして使っている方は「Black Chart」のみを、白くして使っている方は「White Chart」のみを、MT4インストールフォルダ配下に保存してください。
mq4ファイルはMT4のインストール先フォルダのMQL4 → indicatorsフォルダに保存します。tplファイルは MT4のインストール先フォルダのtemplatesフォルダに保存します。
マニュアル(一部)
#post 1」にリンクがあります。トレーダーになるためには5つの段階があるのだという解説です。
#post 73,081」にリンクがあります。
前半は「クラシック・セットアップについての考え方」「よくある問題点 Sonic Rシステムをうまく使えない人のやり方」のような解説で、各インジケーターの説明はチャプター3にやっと出てきます。
どのようなトレードをすれば利益を得られるのか、日足を使ったロングを例にした解説です。

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