FX手法

ジェネシス マトリックス トレーディング

2017.03.09 | 
 

58回

ジェネ...

Genesis Matrix Trading(日本語: ジェネシス マトリックス トレーディング)は、ニュージーランドの「realjumper」さんという方によって2012年7月にForex Factoryのフォーラムに初めて投稿されたFX手法です。
MT4の「ビルド600以降対応版」もリリースされていて、日本でも活用されている方が多いFX手法のひとつです。
Forex Factoryのスレッド ⇒ https://www.forexfactory.com/showthread.php?t=373796
 「ジェネシスチームメンバーズ」Genesis Team membersとしてこのFX手法の開発に深く関わったトレーダーはrealjumperさんの他に5名おり、スレッドの最初の投稿で紹介されています。
トレードスタイルが似ている人たちが意気投合してアイディアを出しあい、各自、膨大な時間を惜しみなく費やしてこのFX手法の検証と改良が随時行われてきたようです。スレッドを読むとその様子が分かります。
しかし、このスレッド最初の投稿の説明だけ読んだ印象は、なんだか穏やかではない雰囲気?「誰でも無料でウエルカム」が基本のForex Factoryフォーラムの中では、異端なスレッドのようです。
というのもこのrealjumper さん、FX手法を公開してからここでの利用者への対応に、とても苦労されていたようなのです。
既にスレッド内で説明していることをきちんと読まない人が多く、同じ質問が繰り返しあったり、公開したFX手法をルールどおりに使ってくれなかったり…。利用者が別のインジケーターを追加して別の使い方をすることも嫌っていたようです。
そんな利用者たちを何とかコントロールしようと試みたのでしょう。realjumper さんはこのスレッドへの返信を承認制にしてみたり、先頭の投稿に「ルールを守ってください。スレッドの先の投稿もよく読んでから質問してください。使い方のルールに従わない人は投稿を禁じます。一度でもルールを破った人はスレッドから退場です。セカンドチャンスはありません。」などという、警告のような文章を記載したりしています。
それでも好き勝手に使う利用者が多いことで困り果てたrealjumper さんは、2014年3月の書き込みを最後に「私はもう、このスレッドに関わるのは止める。返信もプライベートメッセージ(PM)も受け付けない、もう好きなようにやってくれ!」と、あきらめてこのフォーラムを去ってしまいました。
FX手法を公開してみんなが幸せになるのではなく、公開した作者の方がつらい思いをしていなくなってしまうという、残念なパターンもあるのですね…。
それでもこのFX手法自体はたいへん優れていることで、世界はもとより日本国内でも人気があり、たくさんのFXトレーダーが検証して活用しています。

Genesis Matrix Trading FX手法の概要

手法名 Genesis Matrix Trading
開発者 realjumper
勝てる? 勝てる
取引スタイル スキャルピング、デイトレード
時間足 1分足、5分足、10分足、15分足、30分足、1時間足、4時間足、日足、週足、月足
通貨ペア 米ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、ユーロ米ドル、ポンド米ドル、NZドル円、豪ドル米ドル、NZドル米ドル、ユーロ豪ドル、ユーロポンド、カナダドル円
分析手法 その他
その他選択項目 順張り、Forex Factory
取引市場 欧州市場、NY市場 ポジション保有時間
FX業者 月間取引頻度
エントリー注文 成行 決済注文 成行、指値、逆指値
勝率 損益レシオ
平均利益 pips 平均損失 pips

はじめに

平均足、5日移動平均線(EMA)、ピボット、Arrowsと呼ばれる矢印、ストキャスティクス、Genesis Matrixと呼ばれる、TVI、CCI、T3、GHLの4つのインジケーターなどを表示させ、条件が揃ったところでエントリーを行う裁量トレード向けシステムです。
たくさんのインジケーターが使われることで、読むと難しく感じるかもしれませんが、基本的なエントリー判断は「すべての色が揃ったら」という、視覚的にはたいへん分かりやすいシステムです。
(下記のチャートはクリックで拡大します。)▼
そのことで、このスレッドにはFXトレード初心者も多数押しかけてしまったのかもしれませんが、このFX手法は「FXトレードの初心者向けではない」そうです。
最初の投稿の中でも「トレードそのものに関する初歩的な質問は、このスレッドではしないでください。」とクギが刺されており、初心者向けのFXトレード学習サイトへ誘導するようなリンクまで貼られています。
このシステムのベースには「平均足」が使われています。その理由として、一般的な日本式のローソク足ではノイズが多く発生し、特に5分足のような短い時間足では正しい判断がしづらいことが挙げられています。
これについても、「なぜ平均足なのか?日本式ローソク足の方がよいのでは」という意見がスレッドに何度も上がり、作者であるrealjumper さんはこの説明をすることにも疲れてしまったようです。
このFX手法に興味がある方は、まずは信じてだまって平均足を使ってみてください。5分足と15分足で利用することを想定して作られたシステムですが、どの時間足でも利用できます。
また、どの通貨ペアでも利用できます。ゴールドや原油のトレードにも活用できるそうです。レンジ相場よりは、トレンドが発生している状況のときに使うとよいようです。
realjumper さんはこのFX手法を、フランクフルト市場オープンの時間(日本時間15時)からニューヨーク市場オープンの時間(日本時間22時)から2~3時間までの間だけに使っているそうです。

具体的なエントリールール

ショートの場合のエントリールール

1.直近の平均足ローソクが確定し、Genesis Matrixウィンドウの4行(TVI、CCI、T3、GHL)とも、ドットが同じ色「赤」に揃った
2.ストキャスティクスの値が、直近まで「80」以上の「買われすぎ」の位置におり、そこから抜けて下がってきた・平均足のローソクが陰線となり、移動平均線(黄色)の下に位置している
3.下向きのArrow矢印が表示された 
(▼チャートはクリックで拡大します▼)

ロングの場合のエントリールール

1.直近の平均足ローソクが確定し、Genesis Matrixウィンドウの4行(TVI、CCI、T3、GHL)とも、ドットが同じ色「白」に揃った
2.ストキャスティクスの値が、直近まで「20」以下の「売られすぎ」の位置におり、そこから抜けて上がってきた・平均足のローソクが陽線となり、移動平均線(黄色)の上に位置している
3.上向きのArrow矢印が表示された

利益確定と損切りルール

利益確定ポイントについては、realjumper さん自身も明確なルールは決めておらず、そのときの状況を鑑みながら、サポート/レジスタンスライン、ピボット、ラウンドナンバーと呼ばれるきりのよい値などのうち、最も近くにあるものを目安にしているそうです。
しかし利確ポイントとなりそうなラインが近くに何もない場合もよくあるとのこと。
realjumper さんが考えている利益の目安は+20pipsで、そのぐらいまで利が伸びると、最初に設定したストップロス(SL 損切ポイント)を建値(エントリーしたときの値)に移動させるそうです。
こうすることで、トレードが損で終わるリスクはなくなります。ストップロス(損切りポイント)の目安は、ショートの場合は直近のスイングの最高値、ロングの場合は直近のスイングの最安値ということです。

フィルタールールやこのFX手法の注意点

Arrow矢印については、急に値が動いたようなときには現れるのが遅れることがあるため、作者本人も必ずしも待たずにエントリーすることがあるそうです。
また、出そうな状況にもかかわらず次の2~3本のローソク足が確定してもArrowが現れないときには、エントリーはせずに様子見とするのがよいこともあるそうです。基本ルールは前述のとおりだとしても、値動きが突然反転するリスクは常にあります。
エントリー条件が揃ったとしても、ストップロスの目安となる直近スイングの高値/安値が遠すぎて、1回あたりのトレードリスクが高すぎることになる場合は、エントリーは見送ったほうがよいかもしれないなど、そこはやはり各FXトレーダーの技術と裁量での判断が必要になるところです。
また、赤白ドットのインジケーターのうち下の方の「ASCTrend-2TF」は、表示させている時間足とその上の時間足の「2種類のタイムフレーム」のインジケーターです。
両方の色が同じになれば上位足とトレンドの向きが揃ったことになり、勝ちやすい状況になったところでエントリーできることになりますが、15分足を表示させると15分足と(30分足ではなく)1時間足のインジケーターになり、すべてが揃う回数はぐっと減ります。
使い方としてはやはり色が揃った方がよいに越したことはないと思いますが、そこを待つべきか?待てるか?などというところが個人の裁量なのだと思います。
(▼画像はクリックで拡大します▼)

リプライでどのような議論がされているか

最初の投稿の雰囲気に、このスレッド全体の様子が集約されているように思います。
「ジェネシスチーム(このFX手法の開発チーム)メンバーの同意なしに、別のインジケーターをFX手法に追加することはしないように」とのお願いがされているにもかかわらず、利用者は自分の使いたいように使ってしまうものなのですね。
日本国内で検証されているFXブログなど見ても同様ですが、提供されたインジケーターだけを純粋に使っている例は少なく、FX手法の検証が好きな方はすぐ何か追加したがる傾向があるようです。

まとめ

スレッドのGenesis Team membersによる投稿や、マニュアルの中でも触れられているのですが、利益確定の判断が難しいところが、やはり「FX初心者トレーダー向けではない」と断り書きがある理由なのかなと思いました。
エントリー判断のサインは比較的分かりやすいのですが、短い時間足を使うFXトレードであるということもあり、エントリーした方向にいつも必ず動いてくれるという保障まではありません。
それでも世界中のFXトレーダーにこれだけ評価され、人気を博しているということは、このシステムの良さを深くまでじっくりと検証して「自分のものにしていく」過程を楽しんでいるトレーダーが多いということなのでしょう。
楽して簡単に勝てるインジケーターばかりを探し求めるFXトレーダーが多い日本とは一線を画す根本的なレベルの違いは、このようなところにもあるのかもしれません。

このFX手法で使用するインジケーターやテンプレート

基本となるインジケーターとテンプレートは最初の投稿の一番最後にリンクがありますが、マニュアルや、各インジケーターの改良版は別の投稿にそれぞれリンクがあります。

基本のインジケーターとテンプレート

■genesis ind_templ_build_600+.zip
MT4のインストール先フォルダのindicatorsフォルダと、templateフォルダにコピーするファイル一式が格納されています。リンクが2つありますが、これはMT4のバージョンの違いに対応したものです。
現在は、ビルド600以上の最新版のMT4を使っている方がほとんどだと思いますので、「genesis ind_templ_build_600+.zip」を選ぶのでOKです。とりあえずこれだけあれば、Genesis Matrix Tradingは動作します。

マニュアル

■5-15 Genesis System 2012-10-07 rev003_2.pdf
 11ページに及ぶ、無料とは思えないほど立派なマニュアル(PDF)です。
#Post 5,580」に、Genesis Team のwiz3003さん(イタリア在住、本業は航空エンジニア!)から投稿されていて、このPDFファイルがダウンロードできるようになっています。
(スレッドの最初の投稿にも案内のリンクがあります。「The 5-15 Genesis Strategy and Genesis Summary PDF posted here by wiz3003」)
各インジケーターの説明、エントリールールの説明のほか、この手法の中で最も難しいとされる利益確定のタイミングについて、複数パターンの詳しい解説がされています。また、2012年8月から9月にかけて行われた検証結果についても詳しく解説されています。
この手法に興味を持ち、深く知りたいと思われた中・上級トレーダーの方は特に、辞書を引きながらでも読む価値は十分にあると思います。
■その他、各インジケーターの改良版や関連ツールなど
スレッドの最初の投稿の、Genesis Team メンバーの紹介の項目のすぐ後の段落に、各インジケーターの改良版や追加インジケーターなどの投稿へのリンクがあります。
このシステムについてひととおり理解したあとに適用して、改良点も確認しながら使ってみるとよいと思います。(いきなり最初から使うと、マニュアルの説明と異なることになるため分かりづらくなります。)
インジケーターのダウンロードはこちら 
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