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FXコラム

為替は国内新政権の誕生になんの影響も受けない

2020.09.16 | 
為替は...
いよいよ菅新政権のスタートということになるわけですが、どうも市場の反応は結構冷ややかなようで月曜日に菅首相が決定した時にはある程度ご祝儀的な株の買いも見られたものと外人勢が期待から株を買うといった動きはまったく感じられない状況です。
それもそのはずで見るからに斬新な雰囲気は感じられませんし、長期政権のあとのリリーフ型短命政権と市場はすでに見始めている可能性もありそうです。
国内から見ていても特段大きな変化が感じられないわけですから、海外の投資家がこのタイミングで大きく日本株を買い上げる動きにシフトするとは到底思えず、米株の下落が進んだ段階で資金の逃げ場として日本株に資金を移動させる向きは出るのかもしれませんが、2013年のアベノミクスのスタート時のように大きく株価が上昇し、為替もヘッジでそれについていくといった動きの再来を期待するのには無理がありそうです。
むしろ日銀の政策にここから何か変化が起きるのかどうかのほうが相場を動かす材料になりそうですが、こちらも当分は大きな変化はなさそうで、国内の政治、政策起因でドル円が大きく動くことはほとんど期待できなくなっているのが正直なところです。

為替はもっと冷ややかな状況

為替相場のほうは株よりもさらに冷ややかで米株市場にリスクオン相場が戻ったこともあり、ドルは全面的に安い状況が示現しはじめ、ドル円も105.500円を下抜けて円高方向に動きはじめています。
ドル円は週初から菅政権には市場がなんの興味も示さないのを反映するかのようにまったく動かない状況で、日本の政権交代はとりあえず為替にはまったく影響を与えていないことがわかります。
むしろここからいよいよ佳境に入る米国の大統領選挙のほうがよほど影響は甚大になりそうです。
もともとドル円相場の歴史は政治的な材料に価格が左右される歴史ですから、本邦の政権の変化がドル円に影響することはほとんどなかったと言えます。そういう意味ではアベノミクスのスタートは非常に珍しい状況であったということができるのではないでしょうか。

トランプ政権継続ならドル安円高が進みそうな気配

11月の大統領選は簡単には決着がつかないのでないかといった見方もではじめており、投票後にすぐに勝者が判明しない可能性も高まりつつありますが、トランプ政権が継続することが決まった場合、かなり早いタイミングでドル安志向を相当鮮明にしてくることが予想され、むしろこちらのほうがドル円に大きな影響を与えそうです。
すでに連邦債務は26兆ドルにまで膨らんでいますから、ここからはとにかく金利を上昇させないこととドル安を進めることで借金を減らす動きにでるであろうことは間違いなさそうです。
1985年のプラザ合意のような方法をとるのか個別に国ごとにドル安のプレッシャーを与えてくることになるのかは不明ですが、とくにコントロールしやすい日本については菅政権に相当な円高圧力をかけてくることが予想されます。
実質実効レートから考えますと足元の相場水準は1980年代の1ドル200円とか260円ぐらいに近いとされていますから米国が求めてくる円高は1ドル90円以下、下手をすれば70円以下位の水準になるのかもしれず、菅政権がどうそれに応えるのかも大きな注目点になりそうです。
FRBは今のところドル安を口にしていませんが、最近は中央銀行が公然と自国通貨安を示唆するような発言をしていますから、ここからのパウエル議長の言動にも注意が必要です。
いずれにしても日本の政治の変動は既に全く為替には影響を与えないものになっているようで、ここからはほかの材料に目をやる必要がでてきていることを感じます。
(この記事を書いた人:今市太郎

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  • 今市太郎

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