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FXコラム

週明けの為替相場はポンド、トルコリラ主体の政治ネタ一辺倒か

2020.09.12 | 
週明け...
例年米国のレイバーディ明けはファンド勢も市場に戻ってくることからいい意味でも悪い意味でもスタートダッシュのような大きな動きがでるものですが、今年の場合はまず米株が前週末から崩れ始め、明らかにそれまでと違う動きが示現しました。ただ、為替市場のほうはリスクオフになると「ドル買い円買い」という形が強く表れたことから、ドル円自体はあまり大きな動きにはならず、週の後半はむしろ1日30銭も動かない膠着相場を示現することとなってしまいました。その代わりに動いたのはクロス円で、とくにここへきていきなりポンドが為替市場を大きく荒らすことになった一週間といえました。  
■Chart みんなのFX
上のチャートをご覧いただくとお分かりの通り、ドル円はそれほど大きな動きにならなかったのに対して、ユーロ円、ポンド円などはかなり1日の大きな値幅をもって動いており圧倒的にボラティリティの大きな時間を過ごしたことがわかります。

週明けもポンドとトルコリラで政治的な動きか

ユーロドルはECB理事会で決定的にユーロ高けん制がでるかと思いきや、ラガルド総裁が玉虫色発言をしたことからユーロが買い戻されたものの、直後に英国株が下落するとポンドも売られ、それに引きずられるようにユーロも下落して行って来いという相当やりにくい相場展開となりました。
かなり短期的に売買ができていればポンドも面白いのでしょうが、迂闊にポジションを作って、そのままにしていると投げと踏みの応酬に巻き込まれかねず、かなり注意が必要な状況になってきていることがわかります。
週明けの市場も相場の話題の中心はポンドになりそうで、一旦は締結されたはずのEUとの離脱協定をちゃぶ台返しのように国内市場法案など持ち出して揺さぶり返してくる英国のやり方にEUサイドも相当頭にきているようです。
このままですと本当になんの「合意もないBREXIT」が改めて示現することになりかねない状況となってきています。
欧州議会の議員らは11日に声明を発表し、英国が従来の離脱協定を完全に履行しない限り、英国との新たな貿易協定は認めないと明言しています。
英国がごねまわしても決定的決裂になる危険性は極めて高くなったといえ、週明けどこかのタイミングでポンドがさらに激しく売られる可能性が高まりを見せています。ハードBREXITは基本的に市場も織り込んでいるものと思われたわけですが、改めて2016年6月のBREIT投票での離脱決定のレベルまで相場が下落することになってもおかしくはなさそうで、対ドルでも対円でも相当用心した取引が必要になりそうです。
またトルコリラに関しては、トルコが東地中海でガス田探査を一方的に行いトルコのものであるとしていることにギリシャとキプロスが猛然と抗議をしはじめており、とくにギリシャとは既に戦争になりかねない状況となっています。
さらにリビアをめぐってもフランスとトルコは大もめにもめており、フランス、イタリア、ギリシャなど南欧7カ国は10日にトルコに対し、対話に応じなければEUが制裁を科す用意があるとの声明を発表するところまで関係は悪化しています。
こちらは簡単には戦争に突入することはないとは思いますが、そうでなくてもインフレがやまず通貨危機のリスクに常に直面しているトルコです。
このタイミングにトルコリラが大きく下落する危険性は相当高そうで、とくにトルコリラ円については完全に暴落リスクに直面することになりそうでかなり心配されます。
このように週明け相場はドルやユーロよりもほかの通貨が大きな動きをもたらすことになりそうですから、日ごろ取引されない方でもこうした通貨の動きをチェックしていくことが重要になりそうです。
(この記事を書いた人:今市太郎

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  • 今市太郎

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