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FXコラム

威嚇か本気で戦争か?北朝鮮が為替市場に与える影響について

2020.06.18 | 
威嚇か...
6月16日、北朝鮮は韓国の脱北者団体が大勢批判ビラを散布し、韓国政府もそれを容認したことに烈火のごとく怒りを噴出させ開城工業団地内の南北共同連絡事務所を爆破させるに至りました。
これは金正恩の妹の金与正が事前に予告していたものを実行したもので、4月に雲隠れして死亡説まで流れた金正恩の後継者とみられた金与正が、突如として表舞台に登場してきたのもかなり驚きの事態となりつつあります。

軍隊の暴発なのか国を挙げての挑発行為か?

今年新型ウイルスの感染が中国で広がった時に、北朝鮮はいち早く中国との国境を閉鎖するなどして感染防止につとめ、一時は感染者がほとんどいないといった報道がでました。
しかし、4月には度々最高指導者であるはずの金正恩が姿を消すという状況になり、必ずしも感染対策がうまくいっていないことを示唆する様な雰囲気を醸成させています。
南北共同連絡事務所の爆破が本当に金正恩以下の指示に基づくものなのか、新型ウイルスで疲弊した軍隊の粛正目的の暴発を止められずに事に及んでしまったのかが非常に気になるところです。
単純な威嚇ということであれば38度線近辺での小競り合いはあっても、それ以上の事態には発展しないことも考えられます。
しかし、ここから南北の衝突が恒常的に発生することになれば、いわゆる戦争状態に突入することになり、単なる地政学リスクだけでは済まない緊張感が高まることになります。
北朝鮮人民軍の装備は西側諸国と比べてもそれほどの脅威はないものとみられますが、人口2600万弱で予備役も含めれば1000万人弱の兵士がいるとされている国です。
地続きでの陸上における戦闘になり、北から軍隊が押し寄せてきた場合、63万人足らずの韓国軍が本当に対抗できるのかどうかも大きな問題になりそうです。
3500両も戦車を保有していると言われる北朝鮮の軍隊がどのような行動に出るのかが注目されるところです。

核ミサイルが発射されれば一大事

足元で北朝鮮が力を入れているのは間違いなくミサイル攻撃とサイバーテロとのことですから、こちらが全面に登場することになれば話しはますます厄介なものになりそうです。
特にミサイルが韓国に着弾するような事態に陥れば米国も日本も強い脅威を感じることになり、世界的なリスクオフの動きになるのは間違いなさそうです。
北から核ミサイルが飛んでくるなどという話しはまったく想定したいものではありませんが、この国が破滅の道をひた走ろうとするなら全くない話ではないところが恐ろしい状況です。
足元では16日の事務所の爆破も東京タイムで多少ドル円が円高方向に動いただけで、ロンドンタイム以降、ほとんど市場は北朝鮮動向に関心をもっていないわけです。
しかし、核ミサイル被弾となった場合には状況は一変し、新型ウイルスが欧州や米国内で感染拡大して大騒ぎになったように相場は改めてリスクオフの展開になりそうです。
南北が本当に武力相突となれば韓国ウォンは大きく売られることになり、円高が進行することは間違いなさそうです。
しかし、まかり間違って日本国内にミサイルが着弾するといったことで日本が巻き添えを食うような状況に発展した場合、とりわけ国内で甚大な被害が出た場合円は売られることになり、北朝鮮の行動次第で円高にも円安にも振れそうでみきわめが難しくなることが考えられます。
折しも米国はすでに連邦債務が23兆ドルにまで膨らんでおり、国内情勢から考えれば北朝鮮などと戦争を構えるような状況では全くありません。
また中国もロシアも経済的には新型コロナでかなり傷んでいますから状況は同じで、北朝鮮起因で朝鮮半島の戦争が勃発することなど誰も喜ばないのは間違いなさそうですが、果たしてこうした北朝鮮をどこの国が制御できるのかも大きな問題になりそうです。
今頃いきなり北朝鮮のリスクが顕在化してくるというのもかなり違和感がありますが、ここから収束するのかエスカレートすることになるのかはしっかり見極める必要があります。
(この記事を書いた人:今市太郎




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  • 今市太郎

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